記事一覧

• 人は人と戦うための形をしている

  中谷徳太郎が気になっている。 明治十九年生まれ、坪内逍遥に…

  12月17日 17:09
• 同時代評 ─人種差別撤廃提案─

  一九一九年、パリ講和会議に日本委員が持ち込んだ「人種差別撤…

  12月15日 17:12
• 昭和九年のバーター貿易 ―コーヒー豆と軍艦と―

  軍艦の支払いをコーヒー豆ですると言われて、誰が首を縦に振る…

  12月13日 17:10
• プリズンクラフト

  明治のいつ頃からだろう。 囚人どもを閉じ込めておく監獄を、…

  12月11日 17:10
• 夢路紀行抄 ─解体新書─

  気色の悪い夢を見た。 ジャーナリストの身となって、イスラム…

  12月09日 17:14
• 万物流転

  大正六年、折から続く大戦景気は未だ翳りの兆しなく。日に日に…

  12月07日 17:13
• 野島公園漫歩録

  落ち葉舞い散る季節になった。       せっかくの紅葉シ…

  12月05日 17:11
• 死に至るまで老ゆるなかれ

  文人どもの嘗て吐露せし感情中に、視力に関する憂いなんぞを発…

  12月03日 17:11
• 色情狂時代

  本気で理解（わか）っていないのか、全部知ってて素っ惚（とぼ…

  12月01日 17:13
• ロンドンの呪者 ―夏目漱石、許すまじ―

  呪者がいた。 呪者がいた。 大英帝国、首都ロンドン。霧の都…

  11月28日 17:13
• 予防に勝る療治なし

  風邪が流行っている。 ――じゃによって、マスクをつけろつけ…

  11月26日 17:10
• 令和六年、ネタ供養

  慶應義塾は頻繁に「初物食い」をやっている。 先鞭をつけるに…

  11月24日 17:10
• リバティ・ステーキ ─合衆国の言葉狩り─

  戦争が如何に理性を麻痺せしめ、精神の均衡を失わしめる禍事か…

  11月22日 17:12
• 知られざる親日家 ─ドイツ、ルドルフ・オイケン篇─

  ルドルフ・オイケン。 ドイツ人。 哲学者にしてノーベル文学…

  11月19日 17:14
• 最初に持っていた奴は

  前回掲げた『へゝのゝもへじ』を読み込んで、幾つか気付いたこ…

  11月17日 17:10
• 呑んで、天地を

  ほんの十秒視線を切った、もうそれだけで姿が見えなくなってい…

  11月15日 17:09
• 秋花粉と女史の夢

  「赤と黄とのだんだん染、それも極く大きな柄に染められてゐる、…

  11月13日 17:14
• 黄金伝説 ー他人は歩く金袋ー

    人を見る。   じっと見る。   大阪梅田の駅頭で、ある…

  11月11日 17:08
• 濁流に濁波をあげよ

  「政治は金なり」。 犬養毅の信念である。 あるいは政治哲学か…

  11月09日 17:11
• 古物愛玩 ―流出した仁王像―

  新時代の開闢に旧世界の残滓など、しょせん野暮でしかないだろ…

  11月07日 17:09