ブログ情報
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- 登録ID
- 2052734
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- タイトル
- 源氏物語&古典文学〜笑う門には福来る 少納言日記
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- カテゴリ
- 朗読 (7位/20人中)
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- 紹介文
- 少納言は、笑いヨガリーダー&保育士&民生委員現在は、古典文学の朗読にハマっています。聴く古典文学 少納言チャンネルとして、現在 源氏物語をはじめ 古典の素晴らしさを発信しています。
記事一覧
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【源氏物語 第25帖782 蛍7】 女房たちは今日の競技の見物を喜んだ。玉鬘の方からも童女などが見物に来て、廊の戸に御簾が青やかにかけ渡され、紫ぼかしの几帳がずっと立てられた所を女房が行き来していた。今日は美しく作った薬玉《くすだま》などが諸方面から贈られて…12月13日 17:23
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【源氏物語781 第25帖 蛍6〈ほたる〉】 「‥際限なく宮を接近おさせしないようにしましょう。危険性のある方だからね。力で恋人を征服しようとしない人は少ないからね」と、源氏は訓戒めいたことを言う。五日には馬場殿へ出るついでにまた玉鬘を源氏は訪《たず》ねた…12月12日 16:47
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【源氏物語 第25帖780 蛍5】実の父に娘を認められた上では、これほどの熱情を持つ源氏を夫にすることは似つかわしくないわけでないが、父になり娘の今、この恋が世間の問題にされるであろうと玉鬘は苦しむ。「鳴く声も聞こえぬ虫の思ひだに人の消《け》つには消《け》ゆ…12月09日 14:21
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【源氏物語779 第25帖 蛍4】光があたりを照らした。玉鬘は驚いていた。夕方から用意して蛍を薄様の紙へ包ませておいて、今まで隠していたのを、几帳を引き繕うふうをしてにわかに袖から出したのである。「あまりに重苦しいしかたです。 すべて相手次第で態度を変え…12月06日 16:02
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【源氏物語778 第25帖 蛍3】宮のご訪問に 心憎いほどの空薫きをさせたり、姫君の座をつくろったりする源氏は、親でなく、よこしまな恋を持つ男であって、玉鬘の心にとっては同情される点のある人であった。「あまりに重苦しいしかたです。 すべて相手次第で態度を変え…12月05日 17:41
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【源氏物語 777 第25帖 蛍2】 兵部卿の宮の手紙などを、すこし興味を持つって眺めるようにした。源氏の恋からのがれるためには、兵部卿の宮に好意を持つふうを装うのも一つの方法であると思うのである。まだたいして長い月日がたったわけではないが、 確答も得ない…11月29日 20:24
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【源氏物語776 第25帖1蛍〈ほたる〉】人柄が明るい朗らかな玉鬘であったから、こぼれるような愛嬌が何にも出てくるのを、兵部卿の宮などはお知りになって、夢中なほどに恋をしておいでになった。源氏の現在の地位はきわめて重いが もう廷臣としての繁忙もこ…11月27日 20:38
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【源氏物語775 第24帖 胡蝶19完 〈こちょう〉】兵部卿の宮や右大将は自身らに姫君を与えてもよいという源氏の意向らしいことを聞いて、非常に嬉しくて、いよいよ熱心な求婚者に宮も大将もおなりになった。翌朝早く源氏から手紙を送って来た。 身体《からだ》が苦しく…11月26日 19:10
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【源氏物語774 第24帖 胡蝶 18〈こちょう〉】二人並んで身を横たえていることで、源氏の心は昔が蘇った。源氏は、これは軽率なことであると考えられ、人も不審を起こすであろうと、あまり夜も更かさないで帰った。こうして二人並んで身を横たえていることで、 源氏の心は昔が…11月25日 14:22
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【源氏物語773 第24帖 胡蝶17 〈こちょう〉】‥私のような大きい愛で貴女を包もうとしている者はこの世にない、私が他の求婚者たちの熱心の度に飽き足らないのはもっともでしょう」と源氏は言う。変態的な理屈である。「なぜそんなに私をお憎みになる。 今まで私はこの感情を上手…11月23日 19:20
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【源氏物語772 第24帖 胡蝶 16〈こちょう〉】夕顔の君にそのままなあなたを家の中で見ることは、夢でないかとうれしいにつけても、また昔が思われます。あなたも私を愛してください」と言って、玉鬘の手を取った。そこに置かれてあった箱の蓋《ふた》に、 菓子と橘《たちばな…11月21日 15:34
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【源氏物語771 第24帖 胡蝶15 〈こちょう〉】庭の若楓と柏の木が繁り、何とはなしに爽快な気がするのを眺めながら、源氏は「和しまた清し」と詩の句を口ずさんでいたが、玉鬘の豊麗な容貌が、思い出され西の対へ行く。気にかかる玉鬘を源氏はよく見に行った。 しめやかな夕方に、…11月20日 12:30
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【源氏物語770 第24帖 胡蝶14 〈こちょう〉】玉鬘の君への ほめ言葉を聞いていて紫の上は、単に養女として愛する以外の愛をその人に持つことになっていく経路を、源氏の性格から推して察したのである。源氏は別れぎわに玉鬘の言ったことで、 いっそうその人を可憐…11月20日 12:27
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【源氏物語769 第24帖 胡蝶 13〈こちょう〉】実父とはいえ初めから育てられいないし、これほどこまやかな愛を向けないのではないかと玉鬘は想像し、源氏を無視して勝手に父へ名乗れないとしていた。こう源氏はまじめに言っていたが、 玉鬘はどう返事をしてよい…11月19日 18:54
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【源氏物語768 第24帖 胡蝶 12〈こちょう〉】夫人が嫉妬を見せないで自然に矯正させる努力さえすれば、世間へ醜態も見せずに穏やかに済みますが、そうでなければ夫婦仲がうまくゆかずに、夫の愛を失う結果にもなります‥「私がいろいろと考えたり、言ったりしていても、 あなたにこ…11月19日 18:41
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【源氏物語742 第23帖 初音1〈はつね〉】新春第一日の麗らかな光のもと、六条院の新春の眺めは格別であった。紫の上の住居は梅花の香りも御簾の中の香と紛らわしく漂い現世の極楽のようである。〜新春第一日の空の完全にうららかな光のもとには、 どんな家…11月19日 17:11
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【源氏物語 第25帖 蛍①〈ほたる〉】光源氏36歳の5月の話。五月雨の頃、兵部卿宮から玉鬘に文が届き、源氏はそれに返事を…11月17日 14:51
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【源氏物語767 第24帖 胡蝶11〈こちょう〉】玉鬘の君は、紫夫人などの感化を受け、柔らかな、繊細な美が一挙一動に現われ、華やかな美人になっていた。人の妻にさせては後悔が残るであろうと源氏は思った。派手な薄色の小袿《こうちぎ》に撫子《なでしこ》色の細長を …11月16日 10:38
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【源氏物語766 第24帖 胡蝶10〈こちょう〉】髭黒右大将が高官の典型のようなまじめな風采をして、恋の山には孔子も倒れるという諺を遂げるような熱意のある手紙を書いているのも源氏に面白く思われた。右大将が高官の典型のようなまじめな風采《ふうさい》をしなが…11月16日 10:35
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【源氏物語765 第24帖 胡蝶9〈こちょう〉】弟の兵部卿の宮がまだ何ほどの時間が経過してないのに」、もうあせって恨みらしいことをお書きになった手紙を見いだして心からおかしそうに源氏は笑った。衣がえをする初夏は、 空の気持ちなども理由なしに感じのよい…11月15日 11:07