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- 登録ID
- 1832380
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- タイトル
鬼門だらけの阪神タイガース。ファン歴40年の作家が、阪神タ…
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- カテゴリ
- 阪神タイガース (11位/61人中)
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- 紹介文
- 東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアム、名古屋ドーム等の鬼門球場や聖地甲子園で繰り返される阪神の負け試合を中心にアーカイブする。
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記事一覧
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- マーロウいっぱいの桜
- 近所の桜の木の下に花がたくさん散っていた。雀が蜜を吸うためにちぎって落とした蜜の吸い殻だ。 マーロウのビーカーいっぱいになるまで拾い集めた。部屋に持ち帰って蓋をして眺める。しめた蓋をとると、ふわっと甘い蜜の香りがした。 […]
じつぷり -
- ヤリさんと兄貴たち
- フィンランド国民学校の教師は皆個性的だった。初秋にスタジオポートレート入門を担当したヤリさん(Jari)もその一人だ。歳は40を少し過ぎたぐらいだったと思う。細マッチョの長身にレザージャケットとレザーブーツをまとい、髪は […]
じつぷり -
- どうだった?フィンランド
- フィンランドに住んでたことがあるって言うと、まず、フィンランド?なんで?って訊かれる。 去年、地元の新聞社から取材を受けたとき記者からそう質問されて考え込んでしまった。きっかけはそれなりにあったにせよ、なぜ?と聞かれても […]
じつぷり -
- 手帳にも日向ぼっこを
- 2月のこの時期、天気のいい日には昼から3時ごろまで、いい角度で太陽光が部屋に差し込んでくる。それが日向ぼっこにちょうどいいのだ。 外では木枯らしが吹いているのに、部屋はぽかーっとあたたかい。ときどきオイルラジエータのWÖ […]
じつぷり -
- 手帳にも日向ぼっこを
- 2月のこの時期、天気のいい日には昼から3時ごろまで、いい角度で太陽光が部屋に差し込んでくる。それが日向ぼっこにちょうどいいのだ。 外では木枯らしが吹いているのに、部屋はぽかーっとあたたかい。ときどきオイルラジエータのWO […]
じつぷり -
- ドゥームズデイ・ブックが呼んだ
- 買ったはいいけれど、読まずに寝かせてある本がある。ときどき本棚を眺め、手に取ってパラパラとやるのだが、すぐに棚に戻してしまう。 そうしてしばらくたったある時、本が呼ぶというのか、読むタイミングがあって、すんなり読み始める […]
じつぷり -
- 肉は喰うけど、ザ・スミスのMeat Is Murder 国内盤
- 去年2023年11月末、ザ・スミスの中古レコード“Meat Is Murder”を買った。“How Soon Is Now?”の入った国内盤だ。 行きつけの中古レコード店に […]
じつぷり -
- 恵那寿やの栗納豆
- 栗納豆は今まで食べたことがないはずだが、でもどこかで食べたことがあるかもしれない。だとしても覚えていないなら食べたことがないのと同じだ。 その栗納豆を一粒もらった。さっき、机の上の栗納豆を眺めながらコーヒーを飲んでいたら […]
じつぷり -
- #049 ハインリヒ・フォン・クライスト「ロカルノの女乞食」、女幽霊の跫音
- イギリス南部のリゾート地、バースを舞台にしたロアルド・ダールの「女主人」では、生きている女が恐ろしいと思ったが、やっぱり女の幽霊も恐い。 この短篇小説の舞台はスイス南部のリゾート地ロカルノ。リゾートに女乞食。不吉だ。日本 […]
じつぷり -
- 死者の日にVammalaで
- 怪談といえば日本では8月だが、フィンランドでは、死者の日がある11月が相応しいかもしれない。 11月の初旬、フィンランドの南西部の町、Vammalaに友人を尋ねて滞在していたときのこと。当時のメモによればその日は土曜日で […]
じつぷり -
- シャーロック・ホームズとツバメノート
- 延原謙の訳によるシャーロック・ホームズを読み始めたのは、中学生になるかならないかの頃だった。 お小遣いを掴んで、駅前の書店まで出かけては、背表紙が空色の、久野純によるカバーデザインの新潮文庫を一冊一冊買い集めた。 文庫の […]
じつぷり -
- カーラ・ブレイ at Supermarket
- 近所のスーパーのパンコーナーに、カーラ・ブレイにそっくりな店員さんがいた。 その店員さんの髪の色が完全な白髪であることを除けば、ストレートミディアムの髪型といい、顔つきといいカーラ・ブレイにとてもよく似ていた。 カーラ・ […]
じつぷり -
- 飛騨高山に宇宙船の搭乗スポット
- 飛騨高山の路地裏で宇宙船の搭乗スポットに遭遇。あるいはタイムトラベルのゲートか。光るゲートの明滅音がボワンボワンと聞こえてきそうだ。 いそいそと集合場所に向かう子どもたちのシルエット。親が呼びかけても振り向く気配がない。 […]
じつぷり -
- 猫拾力
- 子供の頃はよく仔猫を拾った。ほとんど10代の頃だ。最近は猫拾力がミニマムな状態が続いている。 猫拾力とは、捨て猫を見つけ、拾う能力のこと。仔猫のバイブスに敏感な幼少期に発達する。個人差あり。 猫拾履歴(犬も一匹含む)8歳 […]
じつぷり -
- 味の素パラダイムシフト
- 数ヶ月ぐらい前から味の素を使うようになった。何十年振りのことだ。 味の素は自分が子供の頃には身近な調味料だった。それがいつの間にか全く使わなくなっていた。 のび太がジャイアンシチュー(ドラえもん13巻 てんとう虫コミック […]
じつぷり -
- 臨フィ体験
- フィンランドから日本に帰国したばかりの頃は、朝起きて自分がどこにいるのかわからなくなることがよくあった。近所から聞こえてくるおしゃべりが、フィンランド語ではないことに頭が混乱したりもしていた。 さすがにそういうことはもう […]
じつぷり -
- フィンランドで兵役義務とか期間とか
- 2004年、フィンランド南部の国民学校にいたときのこと。 あるとき、初級フィンランド語の授業で兵役のことが話題になった。フィンランドは男子に兵役義務があってね、ものにもよるけれど期間は半年から1年ぐらいです。あなた達の国 […]
じつぷり -
- 名古屋章のような「れ」
- 名古屋章の微妙に揺れる語尾のような「れ」の字があった。 止まれ~~
じつぷり -
- ふうふう寝込んだ
- 7月の末に風邪を引き、38度を超える熱を出して寝込んだ。家にあった薬を服用して、一週間ほどでなんとか快復した。 ところが困ったのはそのあとだ。薬の副作用なのか風邪の後遺症なのか、鼻が全く効かなくなってしまった。 お味噌汁 […]
じつぷり -
- キース・ジャレットに水の【激落ちくん】
- レコードのクリーニングに、水の【激落ちくん】を使っている。特にパチパチ音が酷いレコードに有効だと思うが、あくまでも邪道の自己流だ。 まず、水の【激落ちくん】をオーテクの湿乾両用のクリーナーAT6012aに吹きかけ、ターン […]
じつぷり -
- 銀河鉄道のアルビレオ観測所を観望する
- 「もうここらは白鳥区のおしまいです。ごらんなさい。あれが名高いアルビレオの観測所です。」 窓の外の、まるで花火でいっぱいのような、あまの川のまん中に、黒い大きな建物が四棟むねばかり立って、その一つの平屋根の上に、眼めもさ […]
じつぷり -
- 安部公房をもよおす11月のヘルシンキ
- 2005年、ヘルシンキの美術大学(当時はTaikと呼ばれていた。現在はAalto Universityに統合)にいたときのこと。 11月のある日、ぼくは知り合いの日本人の女子たちと市バスに乗っていた。藝大の大学院生、武蔵 […]
じつぷり -
- 書肆山田の本 1970-2021
- リーフレット「書肆山田の本 1970―2021」のことは、執筆者の一人でもある俳人の馬場駿吉さんからきいてすぐさま、2021年3月に名古屋のちくさ正文館書店で買った。 あるとき、ちくさ正文館書店の古田一晴店長を訪ねて来店 […]
じつぷり -
- テーブルの猫耳
- テーブルの端っこに猫耳がある。耳の形と大きいところが昔飼っていたのにそっくりだ。隠れたつもりが耳だけ出ている。耳なし芳一みたいな奴。 20世紀の終わり頃に、東急ハンズでパイン合板の天板と脚を買ってきて自分で作った。四半世 […]
じつぷり -
- 6月のユヴァスキュラに雪
- 先週、ユヴァスキュラに暮らすフィンランド人の友人からメールが届いた。それによると、今年の6月、ユヴァスキュラに雪が降ったらしい。 季節外れにもほどがある。ぼくがフィンランドにいた頃でも、そんな話は聞いたことがない。日本の […]
じつぷり -
- 村上春樹だって読みますよ!
- ちょっと前、同世代で知り合いのブックデザイナーに尋ねた。 「〇〇さんって小説は読むんですか?」「村上春樹だって読みますよ!」 顔は笑っていたが行間が読めない。特に「村上春樹」と「だって」がうまく繋がらない。 「村上春樹」 […]
じつぷり -
- 積読の耐えられない面白さ
- 『美しい水死人 ラテンアメリカ文学アンソロジー(福武文庫)』は、去年の秋の神田古本市で購入してから少し読んで積読のままになっていた。 最近、一年近くたって本棚から引っ張り出し、なんとなく安部公房の短篇と交互に読む。積読の […]
じつぷり -
- The Smiths – How Soon Is Now? [7″Single]
- The Smiths, “How Soon Is Now?”の7インチシングルは、ロンドンにあるラフ・トレードの店舗で買った。4.95£。 店舗のレコード棚「The Smiths」に残っていたこの […]
じつぷり -
- 青い象さん如雨露を探して
- プラスチックの如雨露の底が割れてしまった。子供用の青い象の如雨露だ。数年前に100均で買って以来、ガジュマルの水やりに使っていた。 どこにでもありそうなものほど探すとなると見つからない。近所のホームセンターにはなかった。 […]
じつぷり -
- 歯医者いらずなソニッケアー
- フィリップスの電動歯ブラシを長年使っている。10年ぐらい前に、かかりつけの歯医者の先生が勧めてくれたのがきっかけだった。 日本のメーカー品より少々お高いし、替えブラシも安くないような気がしたが、せっかくなので使ってみよう […]
じつぷり
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