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『ローマ人の物語』の感想blog
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- 『ローマ人の物語(塩野七生著)』の文庫版の感想を書いていくブログです。
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- 『ローマ人の物語』をすすめる3つの理由
- 『ローマ人の物語』の感想を書く前に、もう一つだけあらかじめ伝えておきたいことがある。 それは、『ローマ人の物語』を読むことをおすすめする理由である。 その理由は3つある。 1つ目は、世界史の基礎知識がなくても読めることである。 歴史小説や歴史について書かれた本というのは、入門書…
『ローマ人の物語』の感想blog -
- ローマ人の物語13ユリウス・カエサル ルビコン以後[下]
- カエサルの暗殺以後の動乱を描いたのが、ローマ人の物語13ユリウス・カエサル ルビコン以後である。 絶対的な権力者が暗殺によって死に、その後の権力争いが勃発するのは、日本の戦国時代の織田信長の本能寺の変ににている気がする。 ただ、古代ローマの場合はカエサルが後継者と目していたオク…
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- ローマ人の物語12 ユリウス・カエサル ルビコン以後[中]
- ポンペイウスの残党との戦い、そして、カエサルによるローマの行政改革について書かれたのが、このユリウス・カエサル ルビコン以後[中]である。 すでに、ライバルであったポンペイウスを破り、残りの戦いは消化試合と行った感さえある。 ただ、それは後世に生きる私たちであるからそう思うので…
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- ローマ人の物語11ユリウス・カエサル ルビコン以後[上]
- ルビコン川を渡り、内乱へと突入するのが、ユリウス・カエサル ルビコン以後[上]である。 よく欧米の表現で思い切ったことをする例えでルビコン川が出てくるのは、この故事からきている。 ルビコンを渡った以後のカエサルの行動は、粗暴ではなく理性的であり、暴君や独裁者と言う言葉をつけるの…
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- ローマ人の物語10 ユリウス・カエサル ルビコン以前[下]
- カエサルとガリア人との戦争について書かれているのが、このローマ人の物語 ルビコン以前[下]である。 武器や軍制の面で優勢なのがカエサル側であり、人数や身体能力、地理的な面で有利なのがガリア側であるといえる。 すでに、カルタゴを始め多くのライバルとの戦いを経て多くの面で改良がなさ…
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- ローマ人の物語9 ユリウス・カエサル ルビコン以前[中]
- カエサルが活躍を始めるのが9巻からである。 特に多くの人が知っている、ガリア戦記もここからである。 ただ、ガリア戦記が始まる前のカエサルの政治家としてのローマでの活躍こそ注目に値するのではないだろうか。 グラックス兄弟が頓挫した「土地法」をカエサルは成立させる。 これは、単純な…
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- ローマ人の物語8ユリウス・カエサル ルビコン以前[上]
- とうとう、ユリウス・カエサルが登場する巻が始まった。 古代ローマ史において、あるいはヨーロッパ史、さらには世界史においてユリウス・カエサルの存在は、極めて重要である。 彼の業績を知ることは、世界史の流れを知る上で絶対に役に立つ。また、彼の人生もドラマチックで読んでいてわくわくす…
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- ローマ人の物語7 勝者の混迷[下]
- マリウスやスッラによる粛正。それによる国内の混乱。それが勝者の混迷[下]で描かれている。 個人的にはスッラは、単なる将軍や政治家を超えた広い視野を持って行動できる人物である点を評価したいと思う。国体を維持するために多くの政策を打ち出し、事が済んだら独裁者の地位を手放す。粛正も、…
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- ローマ人の物語6 勝者の混迷[上]
- ポエニ戦争に勝利し、地中海の覇権国家となったローマであるが、今度は内政問題が勃発する。それが、この「勝者の混迷」である。 現実社会でもよくあるのは、具体的な敵が存在するときはとにかく協力しなければならないから団結するけれども、それが過ぎ去ってしまうと自分たちの利益を思い出して互…
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- ローマ人の物語5 ハンニバル戦記[下]
- ハンニバルとスキピオの争いは、両者ともに名将であるが故に、歴史的価値が高い。 確かに、後の時代をみても、片方が名将であるか、あるいは両方とも凡将ということがとても多い。だから、理にかなわないような行動が多かったり、行き当たりばったりの行動がとても多い。そうなると、歴史を観察する…
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