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- タイトル
茶そばきりブログ
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- Web小説 (38位/103人中)
- ゲーム制作 (35位/64人中)
- 二次小説 (25位/52人中)
- グランブルーファンタジー (7位/33人中)
- 備忘録・雑記 (194位/209人中)
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- 紹介文
- 小説関係の記事を中心とした雑記ブログになります。
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記事一覧
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- 第三十一話 背中を一目見て 茶そばきりブログ
- 空を見れば、ひたすらに青いばかり。明瞭な快晴に曇りなどどこにもない。 しかし、地べたのありとあらゆるものが、不可思議な霧の赤さに染まってしまえば、見渡す限りの蒼穹すら大変にくすむ。 多くが美しき天辺を見上げることなく、現の異常事態にてんやわんや。 曰く、異変だ、世界の終わりだ、博…
茶そばきりブログ - 第三十一話 背中を一目見て
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- 第三十話 私の方がよほど 茶そばきりブログ
- 上白沢慧音は、この前七つ程度の夜を人里の外で過ごした旅から帰った。 孤児達の勉強をみてあげるのだって必要だし、そろそろ寺子屋の完成も近くあるからには、慧音も忙しなさに翻弄される日々を送ることになる。 読書を嗜む暇もろくになければ、書き物を続けてばかり。記憶喪失故かどこか新鮮に覚え…
茶そばきりブログ - 第三十話 私の方がよほど
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- 羽根はなくても 茶そばきりブログ
- 日差しというものは直線的であっても熱に足りなければどこか柔らかだ。 しかし、時期によって極まったそれは痛みすら錯覚させるほど力に満ちていた。 「暑いな……」 夏の候。これまで若さという振り返ってみればひどく頼りないものを用いてそれを乗り越えてきたもう大人が、陽光に振り返る。 彼は…
茶そばきりブログ - 羽根はなくても
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- 第二十一話 夢見る少女に優しくされていた 茶そばきりブログ
- そのたとえようもなく白く細いたおやかな指には、花弁が一つ摘まれている。 濃い青紫色のそれを持つ女神は力任せに躙らず、ただ眺めながらこう溢す。 「あの花は、どこまで開けば満開なのかしらね」 さあ極まりの上で開いた花は、見る人に緊張感を与える程強かに咲き誇るその上に、また優しく花弁を…
茶そばきりブログ - 第二十一話 夢見る少女に優しくされていた
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- 第二十九話 形だけ 茶そばきりブログ
- 空をふわりふわりの隣で、地べたを一歩一歩。 達者な足取りは、しかし永遠に続くものではない。 とはいえ、何だか懐かしくすら思える道のりを踏破するのが面白く、上白沢慧音は気づかず汗を額から垂らして石の階段を登り続けていた。 「っと」 「そういえばけーね、どうして階段を歩いてるの? な…
茶そばきりブログ - 第二十九話 形だけ
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- 【PCノベルゲーム】製品版:皆に攻略される百合さんのお話【百合・終末】 茶そばきりブログ
- ■タイトル:皆に攻略される百合さんのお話 ■ジャンル:R-15、百合、GL、終末、石化、鬼、愛され、妹、幽霊、都市伝説、シリアス、戦闘等 ■ポイント:30万文字以上の文章と400近い立ち絵バリエーション※シナリオ全部読むと真エンドあり ■あらすじ: そのゲームは主人公の死、バッ…
茶そばきりブログ - 【PCノベルゲーム】製品版:皆に攻略される百合さんのお話【百合・終末】
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- 【ゲーム制作】 ティラノスクリプトにおける真エンド作成の一例について【ノベルゲーム】 茶そばきりブログ
- 皆様、お疲れ様です。 私はこれまでPCノベルゲーム(百合)の体験版を作成していましたが、先日ついに製品版を完成させられました! 皆に攻略される百合さんのお話:製品版 【終末百合アドベンチャーゲーム】皆に攻略される百合さんのお話【新・体験版】 終末百合(R15~18)というニッチな…
茶そばきりブログ - 【ゲーム制作】 ティラノスクリプトにおける真エンド作成の一例について【ノベルゲーム】
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- 走るのが好きだ 茶そばきりブログ
- 「はぁ……はぁ」 走るのが好きだ。そんな想いの発端がウマ娘を走るに賭けさせた。 ――――という少女も、それは同じ。だからこそ、彼女は走る。 「たの、しい!」 生きるのは急ぐことではなく、一歩一歩を踏みしめて確かに進むことであるのかもしれない。 でも、多少踏み間違えることすらよしと…
茶そばきりブログ - 走るのが好きだ
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- 第三十四話 百合は、トップアイドルに 茶そばきりブログ
- 偶像を前に、妖怪は縮こまる。 そんな理想を、しかしカシマレイコのみは信じさせてくれない。 何せ、いと麗しき天元とされた美貌は神々しさすら帯びていて、並大抵のアイドルなんかでは並びもしない程の異物。 彼女は耳にしただけで死に繋がる冒涜の裏返し。余所の世界の都市伝説的存在である怪人の…
茶そばきりブログ - 第三十四話 百合は、トップアイドルに
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- 第二十八話 貴女の友達 茶そばきりブログ
- 魔たるものは、浮き世と離れているのが当然なのか。 ドレスとマント。白と赤。両の中間といったような衣類を纏った天上の造作の女性がその場に浮かんで落ちない。 当たり前の重力の遮断。彼女の威を前に、あらゆる力の殆どは無意味なのだろう。 思わず頭を垂れて喉をかきむしって人であることを辞め…
茶そばきりブログ - 第二十八話 貴女の友達
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- 【グラブル】また一人でグラブルフェス2024に向かった感想など【ぼっちフェス】 茶そばきりブログ
- 皆様お疲れ様です。 久しぶりのぼっちフェスの更新となります……そう、この頃といえば(色々あると思いますが茶蕎麦敵には)一年ぶりのグラブルフェスですね! 去年(2023年)の記事は以下↓となります。 【グラブル】一人でグランブルーファンタジーフェス2023に向かった感想など【ぼっち…
茶そばきりブログ - 【グラブル】また一人でグラブルフェス2024に向かった感想など【ぼっちフェス】
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- 第二十一話 位置エネルギーは二重丸 茶そばきりブログ
- 野球は頭を使うものだっていう言葉、私は聞いた覚えがあるわ。 別に、それに異論なんてない。伯仲した試合の中で読み合いが大切になることなんてしょっちゅうでしょうし、せっかく各々位置エネルギーも高く掲げている頭を使わないなんて勿体ないもの。 当然のように私だって皆にマウンド任せてもらっ…
茶そばきりブログ - 第二十一話 位置エネルギーは二重丸
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- 第四十四話 茶そばきりブログ
- さて、春夏秋冬の花々が一斉に咲いた、此度の異変は魔梨沙の活躍により終焉した。 ただの体当たり。痛み一つない抱擁、優しき愛なんかで墜ちてしまった幽香は照れてしまったのか随分と少女の隣に居辛そうにしていたが、開き直ってからはむしろべったり。 「幽香ー」 「何、魔梨沙?」 「なんだか近…
茶そばきりブログ - 第四十四話
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- 第二十七話 私に降って 茶そばきりブログ
- 人はかすがいを増やすことで安堵する生き物である。 友達家族に、上司に部下に好きな相手に嫌いな相手。または先生など。 そのような比較対象を近場に置くことで確かに地に足を付けて歩めるのが人間という存在。 生半可に切ったところで付いてくる、ありとあらゆる他者こそ己を認めるために必要な要…
茶そばきりブログ - 第二十七話 私に降って
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- 【終末百合アドベンチャーゲーム】皆に攻略される百合さんのお話【新・体験版】 茶そばきりブログ
- 新しいブラウザ版です! ※クリックして音が出たらはじまりますので、しばしお待ち下さい! 色々と刺激が強いためにR-15ですのでご注意を! ※先に出した体験版のイラストをリメイクしたうえで番外話まで追加しております。 Chrome、Edge動作確認済み このゲームはフィクションです…
茶そばきりブログ - 【終末百合アドベンチャーゲーム】皆に攻略される百合さんのお話【新・体験版】
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- 【終末百合アドベンチャーゲーム】皆に攻略される百合さんのお話【新・体験版】 茶そばきりブログ
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- 第二十六話 消えずに燃えて 茶そばきりブログ
- 歴史とは足跡であり、それを失くした者に信頼などそう得られるものではない。 そんなのは、上白沢慧音は新しく歴史を始めてからこの方ずっと痛感していたことだ。 だからこそ、これからを歩み続けなければならないのだけれども、彼女は凍える今夜を人知れず逃げていた。 「喧騒が、遠いな」 探す元…
茶そばきりブログ - 第二十六話 消えずに燃えて
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- 第二十五話 貴女のために 茶そばきりブログ
- 妖怪とは、陰陽思想で言うところの陰である。 そして、陽の存在に人間を当てはめるとするならば、幻想郷は果たして外の世界よりも明らかにくっきりと影深い地であるのかもしれなかった。 傷病老死、愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦。 四苦八苦に塗れた人々の生に、その苦しみが形になって辺…
茶そばきりブログ - 第二十五話 貴女のために
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- 第三十三話 貴女と私は違うから 茶そばきりブログ
- 人影数多ありながらもすれ違うばかりの、一面。 地べたを通う誰もが互いに意識していないかと思えば避け合うことばかりは皆上手であるから不思議だ。 せかせかした足の動きに、思わずつられそうになる心地を、彼女はスモークガラスの奥からじっと堪える。自分が同じでないことに焦るのは良くないこと…
茶そばきりブログ - 第三十三話 貴女と私は違うから
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- 水無月の空に啼いた 茶そばきりブログ
- ――――がここのところ空元気でずっといることなんて、エルコンドルパサーは当然気付いていた。 存外彼女は役者であるようだけれども、しかしエルコンドルパサーとて仮面を被る者である。 一枚の奥の少々臆病な内心から覗いてみると――――の笑顔は以前と比べてどこかくすんで見えた。 『ありがと…
茶そばきりブログ - 水無月の空に啼いた
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- 第二十四話 幻想にもあり得ては 茶そばきりブログ
- 竹林の迷いは永遠へと繋がる。露わになったのはそんな詩歌のような幻想の体現。 迷いの竹林の中に佇む永遠亭は古式ゆかしい和風建築の趣であるが、一体それが何時何処の流行りのものであったのかは判然としない。 よくよく見れば灼けず錆びずにその材の真新しさは新品そのもので、邸宅は一体全体時に…
茶そばきりブログ - 第二十四話 幻想にもあり得ては
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- 十六話 太陽/あなただけを見ていれば間違いないから 茶そばきりブログ
- 神代小蒔は、空には太陽以外に要らないと言い切れる人である。 月はあまりに冷たい色をしていて、星星は暖を取るにはあまりに微か。 ならば、ついうとうとしてしまいたくなるくらいのお天道様こそ大事に、想い思って愛していた。 「私は――星に願いません」 遍く全ては、天を中心に動いている。だ…
茶そばきりブログ - 十六話 太陽/あなただけを見ていれば間違いないから
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- 【メモ代わり】チョコザップでするトレーニングについて 茶そばきりブログ
- トレーニングジム、というものについてこれを読んで下さる方がどれだけ身近であるか自分には分かりません。 別段普通の生活をしていて通う場所でなければ、きっと多くは意識することもあまりないのでしょう。 それを思えば、怪我のリハビリのために中学時代に通い、そして現在痩身のために気軽に用い…
茶そばきりブログ - 【メモ代わり】チョコザップでするトレーニングについて
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- 第十七話 親友なんてヤダってなんですかい? 茶そばきりブログ
- イクスは光彦の家、白河家の屋根裏に住み着いてる。 いや、以前見た光景を思い出すに、屋根裏にて大量の漫画本の隙間にて過ごしているといった方が正しいのかもしれない。 千の次の単位は、確か万だったよな。きっとそれくらいは漫画の数はあったろうし、何度か重量オーバーして床をぶち抜いたことも…
茶そばきりブログ - 第十七話 親友なんてヤダってなんですかい?
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- 第二十三話 知識のために 茶そばきりブログ
- 先生。 それはここ幻想郷の人里において小さな寺子屋などを運営する教師達の呼称としてよく用いられているものだ。 そして、この頃新たに先生と呼ばれるようになったのは、稗田の家お抱えの賢者とされる上白沢慧音。 里の中程に新設された寺子屋にて彼女は主に社会学、特に歴史方面に造詣の深い存在…
茶そばきりブログ - 第二十三話 知識のために
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- 番外話⑥ 恋模様はこうやって 茶そばきりブログ
- 抜けるような蒼穹。自然こそがこの世の美しさのベーシック。だがある日、それはナンバーツーに堕した。 「よくないよねー」 世界に天井があることがつまらないというのは、一般人杉山ゆずだからこそ考えることだろうか。 いや、それとも彼女が天を射抜かんとしている流星こと町田百合の友だからこそ…
茶そばきりブログ - 番外話⑥ 恋模様はこうやって
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- 第二十二話 私は変わりたい 茶そばきりブログ
- アリス・マーガトロイドは魔界生まれの少女である。 そのため生まれつき魔法使いである彼女には、本来衣食住に対する意識は希薄であっても良い筈だった。 だが、神綺という魔界の神を手本にした彼女曰く子供達同士の相互扶助により大いに学んだアリスは心に贅を与えることの幸福を知っている。 本日…
茶そばきりブログ - 第二十二話 私は変わりたい
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- 親知らず抜歯における上顎洞との交通の発生について 茶そばきりブログ
- ※親知らず抜歯後の穴から空気が漏れる等あった際はかかりつけの歯医者さんに相談して下さい! ↑上記ばかりで言いたいことは終えていますが、一応続けて説明を行います。 以下は自分が親知らずの抜歯後に起きたこと、そしてするべきだったことを纏めていくつもりです。 取り合えず、私は歯医者さん…
茶そばきりブログ - 親知らず抜歯における上顎洞との交通の発生について
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- 第三十二話 ジゴクノカマノフタ 茶そばきりブログ
- 町田百合というのは最低値、いやそれこそマイナスから開始した小さき命である。 実親ならまだしも余所人が愛するには些か地獄的に過ぎていた子。 踏みしだかれるべき最低値、哀れまれるべき地獄の蓋はだがしかし。 『トップアイドルになるですぅ!』 地獄の頂点から、真っ直ぐに星を見上げ続けてい…
茶そばきりブログ - 第三十二話 ジゴクノカマノフタ
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- こんなに幸せ 茶そばきりブログ
- ウマ娘達がその速さを競うということは、人が薄氷を渡ることと似ているのかもしれないと、彼は思った。 そもそも遅ければ氷の下に堕ちてしまうだろうし、そしてほんのちょっと力を入れすぎただけで氷は脆くも砕け散って足を取られてしまう。 最悪没した先に適切な助けも届かなければ、その果ては水底…
茶そばきりブログ - こんなに幸せ
読み込み中 …