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- 余分な刺激の排出は、脳の機能を正常に保つため こころと身体のブログ
- 東洋医学では、病が皮膚の浅い領域から深い領域へ、時間をおって、だんだんと進行していくと考えられています。 身体とこころの「表の機能」が正常だと、身体と外界の接点である皮膚の上で、外からの刺激を受け、要らない余分な刺激(邪気)をどんどん外界へ排出しようとします。 風邪など感染症に…
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- 鳥肌が立つ:経脈が外界から気を取り入れたくないときです こころと身体のブログ
- 経脈は皮膚上にあって外界から気を取り入れ、全身に巡らし、身体内を巡る血と水をコントロールしています。 「鳥肌が立つ」のは、寒さを感じたときや、恐怖を感じたとき、何かに感動したとき、とても嬉しかったり、悲しかったり、何かの感情がもりあがったときなど… 「鳥肌が立つ」のは、皮膚にあ…
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- 子午流注:十二経脈は2時間ごとに主役が入れ替わります こころと身体のブログ
- 子午流注(しごるちゅう)の「子午(しご)」とは、24時間を12等分し、2時間ごとに区切った時間のことで、「流注(るちゅう)」とは、“気が流れ注ぐ”という意味です。 2時間ごとに、対応する十二経脈が決まっていて、各経脈が活発に動く時間帯が決まっているのですね。 皮膚の外側を走る経…
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- ツボ押しは症状改善に役にたつ? こころと身体のブログ
- 身体を縦横にめぐる経絡は、身体を縦方向に流れる「経脈(けいみゃく)」と、これらを横方向につなげる「絡脈(らくみゃく)」とに分かれています。 絡脈は、主要幹線道路である十二経脈をつなげて、それらを調整する役割をもった、言わば一般道路と言われています。 体表をめぐる経絡の「気の流れ…
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- 更年期になると「気の回転力」は落ちてくる こころと身体のブログ
- 任脈は身体の中心部の前面(裏)にあり、督脈は背中の後面(表)にあります。 中高年以降は加齢と共に、任脈・督脈の「気の回転力」が落ちてくるのは当然というより、必然ですね😞 「気」は、裏から表へ、身体の前面(お腹側)から後面(背中側)を巡ります。 この勢いは、加齢によって更年期以降…
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- 初潮と、天癸(てんき)至る こころと身体のブログ
- 中国最古の医学書といわれる『黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)』には、人が生まれてから、どのように成長し、加齢と共に衰えていくのか、黄帝と岐伯との問答形式によって、記されています。 「人が年老いてくると、子供を生むことができなくなるのは、子だねをつかい果たしたためか?それと…
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- 鍼灸と湯液(薬草)の治療が、二つに分かれてしまったメリット・デメリット こころと身体のブログ
- 私は薬剤師&心理士で、鍼灸を直接学んできた訳ではないので、経脈や経穴(ツボ)については、あまり詳しくはありません。 でも、経脈の役割や働きについては、臨床上、とても興味深く感じています😊 いくら漢方薬で内側から気血水を補ったり、要らない余剰の気血水を体外へ排出して、五臓六腑を整…
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- 経脈が皮膚の外側にある理由 こころと身体のブログ
- 比較的健康な人が、ある日突然、発疹が何箇所かにできたとなると、通常、その部位に軟膏などを塗って、速やかに治すことができます。 しかし漢方医学では、湿疹がでたとき、一律に速やかに押さえ込む症状とは捉えずに、生体の好転反応と捉えることもあります。 なぜならば、生体の防御反応の一つと…
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- 経穴(ツボ)の瘢痕・癒着は、どのように生じてしまうのか? こころと身体のブログ
- 経穴(ツボ)の瘢痕や癒着について、いろいろな立場の方(医師、整体師、針灸師、薬剤師など)が、書籍や論文などで言及しています。 ツボの瘢痕や癒着がどのように生じてしまうのか?ということについては、事故や外傷による器質の損傷だけでなく、「子供の頃に、鉛筆の芯がささったままで、皮膚の…
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- 皮膚上の瘢痕が経絡の気の流れを阻害する? こころと身体のブログ
- 今、風邪やインフルエンザA型が流行っていますね。漢方薬局に来られる方々の中にも、年末年始は風邪でダウンしていた、とおっしゃる方が多いです😥 自然界の六邪(風・寒・暑・湿・燥・熱)の一つである風邪(ふうじゃ)は、最初に、背中の風門(ふうもん)というツボから体内に侵入することによっ…
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- フラッシュバックと回避症状 こころと身体のブログ
- フラッシュバック(再体験症状)は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の一つの症状ですが、他の特徴的な症状として、回避があります。 これは、トラウマに関連がありそうな場所、人物、ものごとを可能なかぎり避けようとするもので、辛すぎる体験から自分自身を守るための、ごく自然な当たり前の…
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- フラッシュバックと気の流れ こころと身体のブログ
- 近年、医療施設だけでなく、養護施設や児童相談所、地域支援センターなどで、 トラウマインフォームドケア(TIC)の重要性が認識されています。 これは、支援者が日常的にトラウマについての情報・知識をもって、医療現場だけでなく、公衆衛生の立場からも、注意や配慮をもって対応にあたるとい…
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- 漢方薬はフラッシュバックに効果があるのか?その3 こころと身体のブログ
- 神田橋処方をはじめ漢方薬だけで、フラッシュバックが収まってきても、それはあくまでも応急処置であって、残念ながら、そこがゴールではありません。 次の段階として、フラッシュバックとはどういうものか、どのようなメカニズムで起こってくるのか、少しでも楽になるにはどうしたら、フラッシュバ…
こころと身体のブログ - 漢方薬はフラッシュバックに効果があるのか?その3
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- 漢方薬はフラッシュバックに効果があるのか?(2)右脳と左脳 こころと身体のブログ
- 右脳が活発な人は、感覚的で直感や創造性、総合的判断力に優れ、左脳が活発な人は、分析的で言語、論理、計算などに優れていると言われています。 自分は間違いなく、右脳派なのですが、皆さんはいかがでしょうか😉 肝心なのは、左右の脳の働きのバランスがとれていることなのでしょうね。 右脳と…
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- 漢方薬はフラッシュバックに効果があるのか?(その1) こころと身体のブログ
- 前回まで、神田橋処方について思うところを書いてみましたが、そもそも、漢方薬はフラッシュバックに効果があるのか?という疑問もあるのではないでしょうか。 答えは「ある!」です。 それは漢方薬によって、脳ばかりでなく、身体全体の「気」の流れが改善される 可能性があるからです。 恐怖や…
こころと身体のブログ - 漢方薬はフラッシュバックに効果があるのか?(その1)
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- フラッシュバックと神田橋処方 (4) 四物湯(しもつとう)と血虚(けっきょ) こころと身体のブログ
- 四物湯(しもつとう)は「血虚(けっきょ)」という、「血(けつ)」が不足した状態に用います。 「血虚」は、貧血とはちょっと意味合いが違っていて、血液や栄養などの物質としての身体を形作るものが不足しているため、しびれやめまい、ふらつき、動悸、不眠、皮膚の乾燥、脱毛、生理不順などの幅…
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- フラッシュバックと神田橋処方 (3) こころと身体のブログ
- フラッシュバックとの関連で有名な神田橋処方の一つである桂枝加芍薬湯は、桂枝湯の中の芍薬を増量したものです。 桂枝湯は、「衆方の祖」と呼ばれていて、5000種類以上ある処方の基本処方と言われていて、『傷寒論』という、日本漢方で最も重要な東洋医学の古典の、最初に記載されている薬方で…
こころと身体のブログ - フラッシュバックと神田橋処方 (3)
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- フラッシュバックと神田橋処方 (2) こころと身体のブログ
- フラッシュバックは、なかなか本人にも、家族や周りの人にも、医療現場のスタッフにも、分かりにくいことがあります。 フラッシュバックは、何か思い当たるようなきっかけや誘因がなかったとしても、感情や気分も含めて、症状が突発的に起きてしまうため、 「身体の一つの症状が気になってしょうが…
こころと身体のブログ - フラッシュバックと神田橋処方 (2)
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- フラッシュバックと神田橋処方 (1) こころと身体のブログ
- 脳を含む中枢神経系システムでは、睡眠中に、記憶に伴う事象が連合し、秩序づけられ、固定化されると言われています。 脳は、夜間に、昼間得た情報の整理整頓をしています。 留めておくべき新しい記憶は分類され、必要な時、できるだけ速く取り出せるよう、長期的に大脳に保持されます。 そして、…
こころと身体のブログ - フラッシュバックと神田橋処方 (1)
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- 中枢神経系システムと身体機能システム、フラッシュバック こころと身体のブログ
- 東洋医学理論の中では、脳は、五臓六腑のなかの「腎(じん)」の中に入っていますが、脳についての記載は、実は殆どありません😯 古代人にとっては、脳を含む中枢神経系システムが、感覚器から情報を集めて処理したり、身体を動かしたり、感情のコントロールをする仕組みについて知ることは、 さほ…
こころと身体のブログ - 中枢神経系システムと身体機能システム、フラッシュバック
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- トラウマによって、脳の機能は過活動になる? こころと身体のブログ
- 心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、トラウマ(心的外傷)によって引き起こされる症候群のことです。 トラウマを受けると、脳は過活動になり、まるで常にサイレンが鳴っているようになります。 また個人差はありますが、普段の生活でも、とても用心深く、何事にも準備万端に整えようとします。…
こころと身体のブログ - トラウマによって、脳の機能は過活動になる?
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- 痛みの治りにくさ、治りやすさはトラウマと関係する? こころと身体のブログ
- 漢方薬や鍼灸治療をある程度続けて、明らかに体調は整ってきているのにもかかわらず、痛みの程度が、治療をはじめた頃と何ら変化がない、とおっしゃる方がいらっしゃいます。 これは脳が軽い痛みの刺激でも、極端に反応しやすくなっている状態なのかもしれませんね。 すべてのケースに当てはまるわ…
こころと身体のブログ - 痛みの治りにくさ、治りやすさはトラウマと関係する?
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- 痛みの閾値(いきち)とは? こころと身体のブログ
- 痛みの閾値、疼痛閾値(とうつういきち)とは、 ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典によると、痛いと認識される刺激の最低強度のことだそうです。 痛みの感じやすさに個人差があるのはもちろんのことですが、その人の心理状態や体調によって、あるいは鎮痛薬の効果など、そ…
こころと身体のブログ - 痛みの閾値(いきち)とは?
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- 「心因性腰痛」は、「気の流れ」が腰で止まってしまう? こころと身体のブログ
- なんだか難しい話題ですが、夏樹静子著『腰痛放浪記 椅子がこわい』の 「心因性腰痛」について、もう少し考えてみます。 漢方理論では、痛みが起こるのは、その部位で「気の流れ」が滞ってしまうため、と考えます。 「腰」の部位で「気の流れ」が滞ると、身体の上下の気の流通は悪化し、上半身の…
こころと身体のブログ - 「心因性腰痛」は、「気の流れ」が腰で止まってしまう?
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- 「心因性腰痛」の治りやすさとは何でしょう? こころと身体のブログ
- 「心因性腰痛」は、現代医学でありとあらゆる検査をしても、何ら異常が見つからないので、こころの問題から腰痛が起こっている(に違いない)、ということです。 前回の話にでてきた、『腰痛放浪記 椅子がこわい』の中で作者のおかれていた病状は、こころ(陽)が身体(陰)を、完全に支配下に置き…
こころと身体のブログ - 「心因性腰痛」の治りやすさとは何でしょう?
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- 『腰痛放浪記 椅子がこわい』「こころと身体」は「意識と無意識」? こころと身体のブログ
- 夏樹静子著『腰痛放浪記 椅子がこわい』という本があります。 この本には、ある日突然始まった腰痛に苦しみ抜き、痛みと闘った末に完治した作者自身の体験が描かれています。 本の中では、作者の闘病の苦しみと、いろいろな治療に奔走する様子が、とてもリアルに描かれていて、惹きつけられます。…
こころと身体のブログ - 『腰痛放浪記 椅子がこわい』「こころと身体」は「意識と無意識」?
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- 「こころ」はフラクタル構造なのでしょうか? こころと身体のブログ
- 人間も自然界の一部であり、身体がフラクタル構造から成り立っているからこそ、日本漢方の診察法として、腹診が発展してきた歴史があります。足裏や耳たぶにおける鍼灸治療も、然りです。 それでは、「こころ」はフラクタル構造なのでしょうか? いろいろなご意見があるかと思いますが、個人的には…
こころと身体のブログ - 「こころ」はフラクタル構造なのでしょうか?
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- フラクタル構造は、お腹にも。 こころと身体のブログ
- 日本漢方の診察法の一つの腹診(ふくしん)は、医師が患者さんのお腹を触診します。そして、腹部のどこの部位に抵抗があるか、たたいてみて音がしないか、押して痛みはないか、硬いところがあるのか、等を診ていきます。 お腹という身体の一部分を触って、身体全体の症状を読みとることができるのは…
こころと身体のブログ - フラクタル構造は、お腹にも。
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- 足裏マッサージとフラクタル構造の関係は? こころと身体のブログ
- ウィキペディアによると、フラクタルとは幾何学の概念で、図形の部分と全体が無限に自己相似になっていることだそうです。 フラクタル構造として有名なものは海岸線で、人工の図形は、拡大すると単純化されるのですが、自然界の海岸線は、どれだけ拡大しても滑らかにはならず、どの一部分をとっても…
こころと身体のブログ - 足裏マッサージとフラクタル構造の関係は?
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- 経穴(ツボ)と足裏マッサージ こころと身体のブログ
- 身体のツボのどこかを押してみて、痛いけれど、広い範囲で(経絡の流れに沿って)響き、押して気持ちがよいツボがあったら、その部位を統括する経絡と関連する内臓も、弱っているのかもしれません😯 ツボを刺激すれば、関連する経絡の気を補ったり、停滞した気の流れを整えたり、鬱滞している気を流…
こころと身体のブログ - 経穴(ツボ)と足裏マッサージ
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