-
- 登録ID
- 734681
-
- タイトル
メイの夢ブログ
-
- カテゴリ
- エンタメ(全般) (65位/206人中)
- 日記・雑談(その他) (-位/287人中)
-
- 紹介文
- 心の想いを言葉にして、夢を実現しよう
記事一覧
カテゴリーを選択 解除
再読込
-
- 止まった世界
- 雨が降る前の白黒の世界は静かで朝も息を密めている風はなくシマトネリコの葉が全く動かないまるで時まで止まっていてこの世界に僕ひとり取り残されたよう紙を擦る鉛筆の音の合図でゆっくりと世界が動き出した雨はまだ降らない
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 消える消しゴム
- 日記はノートに鉛筆で書いていてテーブルの上に何処とはなしに置いている消しゴムがよく消えるきれいに字を消してくれるのじゃなくて消しゴムそのものが消える何かの拍子にテーブルから音もなく落ちて音もなく跳ねるからなかなか見つけられない小学生の頃は授業中に消しゴムを落としても誰かが見つけ…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 五月の花
- ミニ薔薇が咲いている鼻をくっつけて香りを吸い込む薔薇らしい香りに「薔薇だな」の言葉しか出ない終わった花を切ろうと手を伸ばすと棘が邪魔をするあまりにも薔薇らしくて「薔薇だな」の言葉しか出ない棘は鋭いからすぐに痛みは消える「薔薇だな」
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 五月の風
- 新緑を縫う風が穏やかに揺れる朝は珈琲を飲まない僕だけど五月の風に誘われて飲んでみると今日が開いていくのが分かるおはよう今日がいい一日だったのはこの時決まっていた※五月の風に揺れるスイカズラの花。
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 五月の雲
- 五月晴れの空に絵に描いたような雲ずっと見ていたいけど帰り道には幾つかの曲がり角と点滅信号がひとつ家に着くと職場で貰った大事な書類が上着のポケットから消えている雲を探しているうちに無くしたものがひとつ急いで来た道を戻ると最初の曲がり角に落ちていたよかったひと安心したけどあの雲はも…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 初雪カズラ
- 大好きな初雪カズラの世話をしていると背中に聴こえる小鳥のさえずり聴くとは無しに聴いていると確かに鳴いているのに聴こうと思って耳を澄ますと声がぴたりと止んだ量子力学的にありうることかもしかしたら偶然っていうのはこの世には存在しないのかも伸び過ぎた初雪カズラを少し切って花瓶に生けた…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- コーヒーとプリンの不思議な関係
- プリンがあった お腹がいっぱいでコーヒーを飲んでいたので体は全く欲してなかったけど少しなら食べられる気がした先ず半分食べて五分後に残りの半分のうちの半分を食べたさらに五分後に残りを食べたこれでプリンは四分の一しか食べなかった事になる訳はなくプリンに対する罪悪感と自分に対する嫌悪…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- そして邪魔者は消えた
- 外に出るとつがいのアゲハ蝶が驚いたように散らばって僕の視界を登って消えたお互いを確かめるにはここは騒がし過ぎるから他を探しに行ったに違いない残念だな忍者のように外に出ればよかった見下ろせばダールベルグデージーが慰めてあげようと黄色を満開にしている誰の魔法だろう急に眠くなった僕は…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 日記
- 日記を書き始めて三ヶ月経った思っていたのに言えなかったこと言ってしまって後悔したこと今思っていること今感じていること明日したいこと明日やって来ることそれらを毎日書いているとふわっとした気分になった次の三ヶ月後には宙に浮いているかも知れない
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 今歩く道
- 三世代の散歩先頭は弾けるように歩く幼子すぐ後ろの母は時を惜しむように歩き少し離れて祖母は何を思うか後ろで手を組み歩く祖母は来た道を眺め母は幼き歩みに目を細め幼子はやがて行く道を振り返ることはない
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 朝の微笑み
- レウコフィルムの花が咲いた僕は本当に心配していたんだ僕がいっぱい枝を切って丸裸みたいにしてしまったのに頑張って新芽をいっぱい出して春の陽気をいっぱい吸ってどんどん大きくなってついに花を咲かせてくれたとはいっても僕の為じゃなく自分の為に自分を生きてる 僕の勝手な思い入れだけどあり…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 夕暮れの小さな修行
- コーヒー豆売り場でじっと見つめ重さを確かめるように手に取ってパッケージの情報を穴が開くほど読んでいくつもを比べてやっと買って帰っていそいそとお湯を沸かしドリップで淹れて恐る恐るすする恐ろしいほど不味いそんな予感は2分前からあった全然いい香りがしてなかった豆はまだ20杯分ほどある…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 夕暮れのオールドファッションシナモン
- シナモンパウダーを纏った最後の塊を口に入れるとさすがに食べるのをちょっと我慢していただけあってまるで最初のひと口のようにひろがり溶けていくシナモンの魔法が花火のしだれ柳のようにゆっくり下って・・・・すっと消えたお気に入りのチョコファッションがなかったけどこれにして良かった店内は…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 夕暮れの山
- ただそこに居るだけでえもいわれぬ存在感忙しくて浮ついた職場をまだ何も始まっていないかのように落ち着かせる安心感遠くの景色の山のように下から支えて引き締めている夕暮れ時にふと寂しそうな表情を見せるのはあなたの私生活の境界線がすぐそこにまで迫っているからでしょうか「晩ご飯は何にする…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 夕暮れの烏
- 雨上がりの夕暮れは特別で格別広い空いっぱいに鳴り響くカラスの声そんなにところに居たんだだけど違う君ら二人は囁き声で僕には何も聞こえない声の主は反対側の空を右往左往するカラスその声は嫉妬の叫びだったんだそれは夕暮れには悲しすぎる現実どんな慰めも君には届かない一筋の紅い雲に明日を願…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 夕暮れの風
- 穏やかに晴れた日の夕暮れは強い風が吹くまるで寝床へ帰る鳥たちの背中を押すように今日もいい一日だったろう?とまるで自分のおかげだと言いたげに明日もきっといいことがあるよとすべてを見通しているようにそれちょっとお裾分けしてくれませんかほんのちょっと背中を押してくれたら果てしなく何処…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 森のトンネル
- 見慣れた森のトンネルだけどいつもと違って見えるのは早起きしたせいかトンネルの行先は知ってるはずなのに未知の気配がするたった五日の早起きなのに体じゅうの細胞が全部入れ替わったような誰かの期待に合わせた優しさじゃなくて生まれた時に持っていた優しさを取り戻したようなそんな自分の期待に…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 不思議な雲の下で
- 不思議な雲だったけどその下の世界は相変わらずで信号待ちする車の列が連なっては消えるを繰り返している背後に感じた気配はランニングする人のものだった歩く僕をすり抜けてどんどん前に進んで行く綺麗なフォームで走るその人は三十歳半ばの男性だった少しするとまた背後に気配あっという間に追い越…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 夜明けのリンポポ川
- アラームを「夜明けのリンポポ川」という鳥たちのさえずりの音にしたリンポポ川って何?と調べてみればアフリカ大陸の南部に本当にある川だったアラームを止めて起きなければならないのにずっと聴いていられる太古の記憶に染み込んだ風景の音なのかこの上ない幸せな気分になる一日の始まりには申し分…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 挑戦
- 早起きには何度も挑戦して何度も返り討ちに合っているいつもは6時30分に起きるけど少しずつ早くしていって今朝は5時に起きたこれをずっと続けたい何かを達成するよりある状態を維持する方が生きていく上では大切だと思う今までは三日も維持出来なかった早起きして何をするのかと早起きしていない…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- オムライス
- 晩ご飯はオムライスだったケチャップは自分で描く一瞬迷ったあと一気に三重丸を描いた大きい円から描いたのを今でも後悔している自分で限界を決めれば後はしぼむだけの人生だ次は花丸にしようっと
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 柏餅
- 粒あん派の僕だけど柏餅はこしあんの方がいい柏の葉の香りがそうさせるということにしておく端午の節句にはまだ早いけど甘い物には気の早い妻が目ざとく見つけて買って来た白い餅に包まれているのはこし餡でよもぎ餅に包まれているのは粒あんだったので迷わず緑色の方を食べたけどどうもしっくり来な…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- ほどけて宙に消えていく
- 草花の世話をしていると心にまとわり付いていた何かがほどけて宙に消えていくその時やっと何かの存在を知るけどすでにもう無いから正体は分からないし探さなくていい蟻は忙しそうに動いてダンゴムシはゆっくり動くテントウムシはじっとしたままみんなそれぞれの生き方ですれ違っていくレウコフィルム…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 優先事項
- 昼過ぎに帰るとリビングの中は蒸していた窓を開けていいかと言うと私はいいけどいいの?と言う花粉症の僕を気遣って窓を開けずにいてくれた確かに花粉はつらいけど空気の入れ替えを優先したい窓を開け放つと待ってましたとばかりにレースのカーテンが踊る室温が下がる室内が乾いていくまるでリビング…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 探しもの
- やっぱり虫の知らせというものは存在する様でしかしながら今の時代では虫だけに頼らず様々なアイテムが知らせてくれてる超寒がりの僕は足首ウォーマーをしているが片方が見つからない探しても探しても見つからず探すのをやめるとパジャマの左足の中にあるのが見つかったのが昨日のことそして今日超寒…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 南風とタイムマシン
- 凄い南風だった自転車のペダルは重く気を抜けば自転車ごと吹き飛ばされそうだった家に帰ると洗濯物がひとつ吹き飛ばされていた玄関前の鉢植えの上でトレーナーは乾いていたそして一緒に飛んだハンガーがこわれていたそうだ何かの時に使えるかもと取っておいたバネがあったそれが今だったサイズがしっ…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- ブルーベリーの花
- ブルーベリーってこんな花が咲くんだしかも下を向いている初めて見る姿に驚きと感謝風に揺れる花を花が笑っていると言う人がいた笑わせているのは風だ気付かない人が多いけど風は常に吹いていて部屋の中でも車の中でもお風呂の中でも吹いているずっと機嫌よく笑っていることも出来るのにみんな忘れて…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 差し入れ
- 色や密度の違う雲が交わる場所では空が揺れる気性の荒い人は当然ながらきめ細やかな気遣いが出来ず穏やかにすり抜けたい人は気持ちをそこに置いてはくれず何でも知りたがる人は聞きたくない事まで伝えたがるその三人を小さな部屋に閉じ込めれば大騒ぎして何も生み出さず部屋の空気を重くするだけ甘い…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- こぼれ種
- 我が家の庭では今オキザリスとエリゲロンとポリゴナムとシンバラリアが陣地を広げようと争っているそこに割って入ろうとしているダールベルグデージーもうそろそろ咲きそうだやっぱり好きな花を増やそうと手を加えてしまう好きな花の中からでも一番好きを決めなくちゃならなくなる時が来るお弁当なら…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -
- 成人
- ちょっと前に次男が18歳になった高校生だけど成人だぎこちない手付きで包丁を使っている「危ないよ、大丈夫か」「大丈夫。もう成人だから」チャーハンを作り出して焦げ付いたのかフライパンをゴシゴシとしゃもじで擦っている「おい、大丈夫か?」「大丈夫。もう成人だから」「おいおい、成人って言…
君が我が子を抱いた時、君に贈る詩
読み込み中 …