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テーマ:歳時記(397)
カテゴリ:季語
6月21日 (木)
「鴎座」編集会議。毎月1回の会議で、編集だけでなく鴎座の方針が論議される。 秋の吟行については、山梨笛吹市(元境川村)の飯田龍太旧居訪問に決定した。 今日の1句 夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり 三橋鷹女 『向日葵』 嫌いは嫌いと言いきる。もちろんその裏には好きなものは好きという感情が隠されている。1935年(昭和10年)作者37歳の作と判ると、なおさらに驚く。新しい自我に目覚めた女性の始まり。拙句は深川の芭蕉の気分。 松田ひろむ 1日10句 811 肌脱の山野千枝子が立ち鏡 ---------------- 季語( 肌脱 ) 812 端居する暇もあぐりが割烹着 -------------- 季語( 端居 ) 813 寝冷えかもなんだか詩想湧かない日 -------- 季語( 寝冷え ) 814 弟は四つのままで疫痢の死 ---------------- 季語( 赤痢 ) 815 恋ごころ夏風邪という甘え声 -------------- 季語( 夏の風邪 ) 816 浮浪雲(はぐれぐも)お花もときに暑気中り 季語( 暑気中り ) 817 名水を飲みすぎたかも水中り -------------- 季語( 水中り ) 818 声厚くして夏痩の寿貞尼に ---------------- 季語( 夏痩 ) 819 初恋の熱中症に注意して ------------------ 季語( 日射病 ) 820 カール・ブッセにきびかも汗疹かも -------- 季語( 汗疹 ) クリックよろしくクリックよろしく 7/26 一句推敲(初恋の熱中症に注意して) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年07月26日 03時59分35秒
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