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鴎座俳句会&松田ひろむの広場

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ひろむ193808

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2020年11月28日
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テーマ:楽しい俳句(372)
カテゴリ:句会
第8回11月鴎座通信句会 全句データ(互選用)
第8回鴎座通信句会の参加者は37名185句となりました。みなさんのご協力に感謝します。選句と講評は鴎座代表、編集長,副編集長・顧問などに依頼しました。また投句された方の互選も行います。
●互選選句 5句。(全句のなかから5句を選んでください。互選は任意です。また互選できるのは投句者のみです。句番号と上五、および選句者名をお忘れなく。)
●選句締切 12月1日24時必着。
メールまたはFAXでお願いします。メールアドレスは「鴎座」巻末に記載してあります。またFAXやメールでお問い合わせください。個別にお知らせします。
句番号はランダムに変換されたものです。(誤字脱字・類句などがありましたらご連絡ください)結果は全投句者にメールまたはFAXでお返しします。また次号「鴎座」に発表するとともにFACEBOOK・BLOGにも発表します。
2020年11月28日 鴎座俳句会 代表 松田ひろむ
〈第8回鴎座通信句会全句データ〉
句番号   作品
1 かいつぶり耳が聡くて恋はまだ
2 口紅の枯れいつまでの妻の留守
3 コスモスの丘明日嫁ぐ娘と母と
4 目方増え丈は縮みて狸汁
5 しんがりを忘れ水鳥渡月橋
6 マスクが重い雁来紅が軽い
7 感染者五百を聴く日榾の宿
8 茶の木咲く吹奏楽部の音しずか
9 山茶花や口を衝いたる褒め言葉
10 朴落葉今日は私の指定席
11 山荘の薪の古びて時雨くる
12 古文書に闇の声聴く時雨宿
13 談(かた)らいの山の紅葉や絵具の朱
14 忌納めや街路樹秋に着替えをり
15 丸投げのGOTOキャンペーン且つ散って
16 聖樹の灯マスクの下に紅をひく
17 テレビだけ巣ごもり生活文化の日
18 大根の個性丸ごと引き抜いて
19 待ち人来たり風花を見失う
20 障子貼り終ればすぐに新世界
21 ムンクの叫び霜月の夕空へ
22 栗ごはん今幸せと思はなきゃ
23 シンバルが最後に鳴って冬に入る
24 掃除士の技浴室に冬日差す
25 「イマジン」を歌わん十二月八日
26 十一月朱塗りの椀を重ねおり
27 北窓塞ぐ内面(うちづら)はいいらしい
28 月あかり娘(こ)を帰すべきバスを待つ
29 茶の花や健忘症を競い合う
30 二人分種いっぱいの柿をむく
31 葉を分けて鴨の後に一水路
32 自粛自粛こころは自由冬の薔薇
33 優秀な学者に僻むが宜し公孫樹の実
34 山茶花の口とがらせて紅薄く
35 この人とはサーモスタットこたつ出す
36 皇帝ダリア夫婦揃って背が縮む
37 冬服の疲れに蒸気あててやる
38 不意を衝くスッポンの頸小六月 
39 ガムテープ貼って剥がして十二月
40 秋の山バスが丁度来たので乗る
41 小春日の雀いつから噂好き
42 ムササビも加齢ですよと金庫番
43 鮟鱇に食品ロスを学びたり
44 ボーナスを口にせぬ子や夜勤明
45 もう誰も帰らぬ家の柿花火
46 昼の虫壁で休んで地で眠る
47 冬めきて内股で立つ男の子
48 言葉失うもみじ葉のここまでの紅(あか)
49 小鳥待つ男のカメラ所在なし
50 鯉跳ねる音一度きり冬の宿
51 つわぶきの咲き始めるや喪のはがき
52 仕切り無く欅落葉の吹き溜まり
53 青檸檬あの娘も今は子を連れて
54 冬日和普請の音の澄み渡る
55 談合と言わず肝煎りふぐ料理
56 草紅葉二人っきりの握り飯
57 百蔵山(ももくら)に寝そべって富士小春かな
58 年金手帳ひらく勤労感謝の日
59 強乾風妻子呼び寄せてみたものの
60 落葉掃く偏平足の手抜きかな
61 26円不足書簡戻りし日の短
62 子らの声頁の落葉払い除け
63 黄落期色付き絵柄のマンホール
64 吊るほどに凝りの固まる冬着かな
65 直哉忌やコロナウイルス・スペイン風邪
66 秋の丸の内旅の気分でパエリアと
67 咳止めの喉飴一つ指定席
68 行き先を告げずに誘う落葉風
69 裸木や明日の密度を四捨五入
70 酒のみの一生尺八吹くばかり
71 霜月の空へニーチェとラブソング
72 アクセルとブレーキ栗を裏漉しに
73 と見こう見声かけそびれマスク顔
74 せまりくる岩垣紅葉隠れなし
75 朴落葉風の悪戯世界地図
76 ポインセチア人の名前に幸不幸
77 丸薬のころがりやすき冬の朝
78 花八手明日私は嫁ぎます
79 いくつの像があるのだろうか尊徳忌
80 立冬の顔のつくづく酸っぱくて
81 柚子風呂に入る夕刊来る前に
82 赤裸々にフリーランスの着ぶくれる
83 神無月ほどけて碧き杜の空
84 マフラーを二重に巻いて実直派
85 新海苔や人の集まる家なれば
86 磔刑と鵙の贄見事な相似
87 返り花婆三人の恋談義
88 星月夜八十四の老衰は
89 街の音の静かなりしや枇杷の花
90 転んでも明日があるさ木の実独楽
91 思い出は悲しからずや曼殊沙華
92 朴もみじ添え見舞わるるラフランス
93 菰巻や木々はコロナ禍避けられる
94 伊東屋の富士山消しゴム小六月
95 冬りんご上手に剥いてろくでなし
96 コロナ禍に試飲遠のく新走
97 喉飴の罪な味とは冬うらら
98 スキップは戦後の記憶木の葉髪  
99 逢いたくて逢えなくてコロナ禍冬へ  
100 ななかまど兄の誘いは断らず
101 母の忌の母に茶の花陽が眩し
102 冬枯のこきこき笑う股関節
103 コロナ禍を作句上手の冬にする
104 狸汁いまさら夫婦別姓など
105 人通り一気に増えて寺紅葉
106 凍雲に飛行機雲の突入す
107 試歩伸ばす楓橅よと落葉愛で
108 久女には及びもないが菊膾
109 寒桜生きるかなしみ知りもせず
110 流れにはなかなか乗れぬ石蕗の花
111 送電線曠野へ続く鵙日和
112 星冴ゆるナスカの地上絵羽搏けり
113 酉の市幼馴染はもういない
114 調合はネイルアートの唐辛子
115 いつからか障子に穴のあかぬ家
116 大津絵の鬼の念仏文化の日
117 夫の裾に飯つぶ乾く石蕗の花
118 おのが身の自由不自由小六月
119 リモートの天皇賞を巻戻し
120 焼芋を買って定年知られけり
121 アンネの薔薇リルケは遠くなりにけり
122 温室の食虫植物素通りす
123 ボタン孔(あな)覗けば枯野無限大
124 GoToを使わず赤いシクラメン
125 手と足を伸ばす勤労感謝の日
126 山頂の若き夫婦やなかまど
127 店先に古地図並ぶ年の暮
128 デパートの正午の鐘や初時雨
129 失せ物のつとあらはれて冬に入る
130 神の留守地球儀を持ち入院す
131 且つ散って百年先も且つ散って
132 太鼓腹ぽんと叩いて菊を焚く
133 ゆく秋のおでこと腕に庇い傷
134 小春日のどこに置いても第三波
135 大縄跳び一人がこけてまたこけて
136 消毒の匂う両手の悴むる
137 沈黙も喧嘩のひとつ裘(かわごろも)
138 一位の実せめての噂供養など
139 歳聞かれいくつと言おうピラカンサ
140 冬天の道に平らな石を蹴る
141 夕顔もダチュラもセフレだったよね
142 茶の花や金庫を持たぬまま生きる
143 みぎひだり落葉踏む音競い合う
144 君に似たマネキンが呼ぶ月夜茸
145 補聴器や民の声なり秋の声
146 一葉忌しおり紅葉のあせぬまま
147 ドライバーのプラスマイナス桜鍋
148 秋めいて突然多摩に震度三
149 紅葉抜け山頂の空群青に
150 もの思う哲学の道紅葉川
151 全山紅葉十三重の搭添える
152 小春日のレッサーパンダ熟睡(うまい)中
153 社員証よりマスクが大事だいこ引く
154 湖を三つ見下ろし秋惜しむ
155 ゆっくりと生きるが難し朴落葉
156 枯葦に渡るという児蒼い空
157 コロナ禍の虫養いや豊の秋
158 冬薔薇孤独であってほしい空
159 汽船より盃かざす翁の日
160 侘助の心読まれるうかつさよ
161 折紙のカンガルー親子日向ぼこ
162 冬ぬくしレム睡眠は父母のこと
163 日向ぼこいつかいい日がきっと来る
164 茶の花の浮足立つをはじらいぬ
165 銀座線インバネスなら似合う人
166 障子貼り影絵となった二枚の葉
167 口紅が減らないままで青木の実
168 初恋は忘れ難くて金木犀
169 寒菊や表通りをひょいと逸れ
170 いつからかよろけることも小鳥来る
171 フラットに生きて野菊の枯れ急ぐ 
172 肩寄せることもなきまま冬立ちぬ
173 近松忌視線の先は交わって
174 ちゃんちゃんこじいじと孫のおそろいで
175 親芋ごろん子芋・孫芋携えて
176 浴室もトイレも手摺雪予報
177 厭離穢土欣求浄土や冬至風呂
178 これからが面白くなる日記買う
179 文化の日おもちゃの電池直列に
180 生臭き風よざくろの爆ぜるころ
181 紅葉の嵐山ISS頭上
182 下山してよりの地図帳秋深む
183 太陽にもっとも近くマスク干す
184 玉子酒熱いあついと酒を足す
185 一文字で変わる関係シクラメン
●鴎座通信句会はウイズコロナ時代の新しい句会のあり方として注目されています。この4月以降、8回の開催の結果、これまで句会に参加されなかった会員の復活もあり、また新しく通信句会に参加される方などもあって予想以上の大きな成果が生まれています。
今後も「鷗座通信句会」は独自の会として発展させて行きたいと思います。みなさんのご協力をよろしくお願いします。 締切は毎月26日です。





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Last updated  2020年11月28日 22時22分48秒
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