「アソシエーション社会では、雇用主の給料はなくなりますよね。」に答える。 | 草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

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自虐史観を乗り越えて、「日本」のソ連化を阻止しよう!

マルクスは利潤の源泉は搾取であり、搾取のない公平な社会の実現を目指したようですが、その場合って雇用主は自分の給料無くないですか?

まず雇用主という存在について正確に理解する必要があります。

取締役など役員報酬という形で所得を得ている人達は、一応、被用者に属します。ゴーンさんとてルノーや日産に雇われていたわけで、故にへまをすれば解雇されることもあるのです。

真の雇用主は、企業利潤を山分けして配当として受け取っている出資者達です。アソシエーション社会では、このような経済的役回り(純然たる出資者)は無くなります。既にご指摘下さった方があるように労働能力と就業意志のある人は、原則的に労働参加によって生活の糧を得ることになります。つまり労働せずに配当金だけを受け取ることはできなくなります。出資は労働者達が協力して行ないます。したがって企業は、国家の所有物ではなく、その企業の全従業員の協同所有物です。雇用主は居なくなるのであって国家が雇用主になることも一時的例外措置としてあり得ても原則的には認められません。

インフラについては、当面は国有という形態を取ることになりますが、アソシエーション社会では、いずれ国家は死滅するのでその時には、国有以外の所有形態に移行することになります。

役員としてのマネジメントも、一般従業員から互選で担当者を選ぶとか、輪番で行うとか、少人数の職場であれば全員の合議で行うとか、いずれにしても従業員が協同で担うことになります。

 

 

Kemuri - Minimum Wage

 

 

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