読まれないホームページの傾向とは? | 1日1分! 文章力アップ術

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名古屋と岐阜などで活躍中のコピーライター小澤のブログです。

名古屋・岐阜のコピーライター小澤です。

 

 

現在、とある歯医者さんのホームページの文章を書いている最中です。20ページというボリュームなので、ちょっと大変。でも、とても素晴らしい先生なので、書きがいがあります。

 

 

で、私はお仕事のために、他の歯医者さんのホームページを調査中です。そこで思ったのが、「一体、誰に向けて書いているのだろう?」と思わせるホームページが多いことです。

 

 

歯医者さんということで、時には難解な治療があります。なのに、それらのホームページは皆、専門用語を交えながら、そのまま表現しているものが多い。私は仕事のために我慢して読んでいます。でも、一般の方なら、まちがいなく離脱するだろうな。

 

 

当り前ですが、基本、ホームページの目的は「来院」です。なのに、「ユーザー目線」が欠落したままでは、目的は達成することは厳しいでしょう。

 

 

ホームページへの誘導のために、セールスライティングといった手法が使われます。来院を目的とするなら、それら手法を駆使したいところです。しかし、個人的には、「まず、わかりやすく」伝えることが先決だと思っています。

 

 

どんなに良い技術でも、相手に理解してもらわなくては何も始まりません。だから極端な話、小学5年生でもわかるレベルで伝えることが理想です。そして、つぎに意識したいのは、伝える内容が、読ませる内容であること。

 

 

「へえー、なるほど」「これは、面白いな」と思わせる内容であれば、読み手をどんどん引き込むことができます。

 

 

「むずかしいことをやさしく。やさしいことをふかく。ふかいことをおもしろく。おもしろいことをまじめに。まじめなことをゆかいに。そして、ゆかいなことはあくまでゆかいに」

 

 

これは井上ひさし氏のお言葉です。このマインドにプロも素人もありません。どんなに難しい技術も、わかりやすく、読みがいのあるものとして伝える。きっと、あなたのサービスに関心を持ってもらえると思います。

 

 

実は、こうした傾向は歯医者さんだけでなく、士業の方にも言えることです。もし、あなたが専門用語をふんだん入れたブログを書いていたら要注意です。今一度、見直してみてくださいね。