個人塾を自宅で開業、キャンセル待ちにした方法 ~家庭教師から独立・起業~

個人塾を自宅で開業、キャンセル待ちにした方法 ~家庭教師から独立・起業~

現在3年連続キャンセル待ちの塾を運営。独立後11年・業界歴21年。家庭教師から独立・起業。毎月の集客費0円。何もせず問い合わせはほぼ毎週。自立型少人数個別。1教室1人塾。完全週休2日。年3回の長期休暇。労働時間はアルバイト並。収入は自己裁量。出勤時間は10秒。

 

 

一軒家の家賃は10万代、テナントに比べると格安。

自宅にもでき、経費も大幅に節約できる。

 

独身弱小個人事業主が、個人塾を運営するには、自宅塾は最高の条件ということで、2016年10月から物件を探し始めた。

 

どうせなら稼ぎたいということで、富裕層が住む地域。
 

安定経営のために、できれば小学生から集めたい。

 

 

小学生からの入塾の需要がある地域とは?


教育熱が高い地域では、低学年から、公文、学研、英会話、そろばんなどが流行っている。

学習塾の需要も絶対にあると確信。

 

24時間365日回数無制限通い放題にする予定だったので、共働きで忙しい夫婦が学童代わりとして、通塾させるという需要も掘り起こせる。


親が忙しいと、家で勉強しないから成績がイマイチとなり、塾に助けを求めるため。

子どもや学校が多い、通いやすいなどは当然の条件だが、稼ぐために「富裕層が多い」という条件もセットだとベスト。

だからその県で一番条件に合うであろう地域の物件を探した。

 

 

 

物件が見つかるまでの期間はどのくらい?

立地や間取りが気に入り、塾が入ることにOKを出してくれるオーナーが見つかるまでに、トータル24か月(2年)かかった(途中心が折れた時期が9か月あったので、実際探したのは15か月)

 

・多数が出入りすることで、家の痛みが早くなる

・そもそも一軒家は店舗用ではなく、居住用に造っている


など、ごもっともな理由で、断られ続けた。

見つかったのは、学校が近く、駐車場も4台あり、個人塾経営しやすそうな新築物件。


2018年10月に契約(その頃はまだ建設中)、2019年2月完成タイミングですぐに引っ越し、3月から自宅兼塾をスタートする予定だった。


 

どうやって一軒家で塾開業を認めてもらったの?

一軒家を自宅兼個人塾として使わせていただくために、以下の項目を具体的な数値や資料や画像を添えて、不動産屋と物件オーナーに報告。

 

・在塾生の継続確約書類

・最悪の場合の想定と対策

・移転までの最大の貯金額

・移転後に入塾予定の塾生数

・移転後の想定売上、経費、利益

・移転後の集客方法と、集客できる根拠

・保証人(父)の資産状況(収入、貯金など)

・現在の塾の収支報告(売上、経費、利益など)

・現在の塾の運営状況(塾生数、年間入塾数・退会数平均)

・自立型個別指導塾というビジネスモデルの説明(近隣迷惑回避のため)


これで断られたら仕方ないといえるくらい、向こうから求められる以上の、情報を集め提示。

最後は自分の夢と、何としても経営を成り立たせるという熱意を伝え、無事審査通過。

 

その後、移転までに4か月連続でチラシをまき、すでに黒字になる生徒数を集客していた。

 

 

移転したら、裁判

 

ところが、オーナーが近隣に挨拶に行き、この新築物件に学習塾が入ると知れ渡ったら、一部住民から反対の声が上がる。

「もし本当に引っ越して来たら、(迷惑なので)裁判を起こす!」と。

2年かかり、ようやく開業できる段階まで来たのに晴天の霹靂の裁判予告通知。

 

物件を見つけるだけで一度心が折れたのに、見つけた後も、容赦なく心を折る出来事が起こる。

経営なんてそんなことの繰り返し、避けて通れないこととは分かっていても絶望。

 

強行移転したら、裁判。

 

仮に裁判を起こされなかったとしても、四面楚歌な地域では気持ちよく仕事はできない。

移転を取りやめた際の損害合計の最悪の想定は、50万円超え(出費が多い時期にはデカい)だったが、一時的に金銭的な損をしても「移転取りやめ」が、ベストな選択だった。

 

無駄に争わず、不動産屋に移転取りやめの報告。

 

 

絶望から希望へ

塾の移転は、私、スタッフ、在籍の保護者・生徒、みな楽しみにしていただけに、移転取りやめになったことは非常に残念だった。

 

移転取りやめによって

 

・旧物件の退去のキャンセル

・全ご家庭に電話、メールで報告

 

などが発生したが、一切もめることもなく、スムーズにいったことは幸運。

 

その後、すぐに不動産屋を通して、オーナーから代替物件の案内が届く。

 

 

在塾のご家庭から暖かい言葉をかけていただいたり、オーナーと不動産屋から移転取りやめによる損害が埋まるくらいの誠意ある新提案をしていただけたので、すぐに気持ちを切り替えられた。


より良い条件が提案された。

1.家賃約5万減(部屋数や面積は小さくなる)
2.塾の激戦区ではない地域(旧物件は激戦区)
3.新興住宅地で一帯が建築途中(他が引っ越す前に、先に入れるため、クレームリスクなし)

移転は1か月遅くなるが、絶望から希望とはこのこと。

1.年間家賃60万減はありがたい

部屋数・面積減は塾経営に影響なし。

1人塾なので、目が行き届きやすくなるというメリットになった。

2.大手とはターゲットが違うので、激戦区かどうかはあまり関係がない

周辺環境的に新物件のほうが生活しやすい、個人的なメリットになった。

 

3の「他が引っ越す前に、先に入れる」という条件は神。

 

メリットばかりの物件だったので、移転取りやめになって、結果的によかった。

 

近隣にご納得いただくための3つの大事なこと

前回は私の知らない間に、オーナーが気を使って1人で近隣のご挨拶にまわってくれたが、次は私も同行すると直訴。

 

オーナーを責めるつもりはないが、万が一、私なしでご挨拶をし、次もNGが出たという結果を聞かされた場合、さすがに納得できない。
 

今回は絶対にNGにできないという思いがあったので、万全を期して、私とオーナーと不動産屋の3人で、ご近所へ挨拶に伺うことにした。

 

自宅を塾にしている他塾の先生にコンタクトをとり、一軒家に学習塾が入るということを近隣にご納得いただくためのアドバイスをもらう。

近隣へのご挨拶周りで大事なことは3つ。

(1)声
(2)駐車場
(3)先生の人間性

この3つがクリアできないと、ご納得いただくのは厳しいとのこと。

 

5年以上自宅兼塾でやってきた私の経験上も、この3つがクリアできないと、ご納得いただくのは厳しいと思う。


(1)声問題は

「当塾は学校のような授業形式ではないので、うるさくなりませんからご安心ください。カフェや図書館をイメージいただくと分かりやすいかもしれません。」

でクリア。


(2)駐車場問題は


近隣のお店に「営業時間外だけでいいので、貸していただけませんか?」ということを丁寧にお願いしたら、「使っていいですよ」と、すんなり駐車場をお借りすることができた(塾の営業時間は基本夜のことが多いので、借りやすいかもしれない)。
 

近隣にも、「停車のときは路上に長時間たまらないように、保護者へのお願いを徹底します」という安心感を加えた。


新興地なので、今では塾から歩いて行ける距離に、新規のスーパーなどが複数オープンし、長時間待機も問題なくなり

クリア。


(3)先生の人間性に関しては、

安心していただけるように

・笑顔
・誠実な態度
・穏やかな話し方

 

でご挨拶することを心掛け

 

クリア。

好印象を与えられれば、その後、その家の子供が塾生になる可能性も(実際複数人塾生になっている)。
 

自由な人生を歩むためには、自宅塾は必須


自分の中では、「これでダメなら仕方ない」というところまでやったつもり。

・商業利用可の物件が見つかるまで約2年
・ようやく見つかったのに、近隣からのクレームで1度断念

何度も心が折れそうなことがあったが、新物件には、今までの苦労がまるで嘘かのように何の問題もなくスムーズに移転出来た。


・新興住宅地で、隣よりも先に入居できた
・諦めず物件を探してくれた不動産屋の担当者
・賃貸一軒家で塾という無理なお願いを理解してくれたオーナー

という条件がそろったレアケースかもしれない。

時間・経済・精神的に、自由な人生を歩むためには、自宅塾は必須だと思う。

 

私の経験がお役に立てば嬉しい。

 

 

今日もブログをお読みいただきありがとうございました。

 

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売上ー支出=85万/月(年収約1000万)だとして

 

1.200-115=85

2.100- 15=85

 

私は2のタイプ。

 

何かあったときに、売り上げは減るのに、減らせない固定費が100万以上あることを、小物の私には想像できない。

気力の維持と、ストレスで頭がおかしくなりそう。

複数教室の経営者を心から尊敬する。

 

私は塾の拡大欲がないので、いかに固定費を上げないかを意識して経営している。

固定費を減らす意識があると、生活費も減るので、お金に余裕が生まれ、お金に執着しなくなる。

 

とはいえ、必要な投資は惜しまずする。

 

 

支出の大部分が家賃や生活費

お金回りはとにかくシンプル。

入塾金、教材費、諸経費なしの定額月謝。

塾支援サポートやアプリは一切使っておらず、ロイヤリティなどは0円。

教材は基本、学校のワークやドリルを使う。

塾用教材は教室にあるのを必要なときだけシェア。

全て使う、余る教材は発生しない。

やるべきことにフォーカスできるため、成績も上がりやすい。


経費節約にもなり、月謝も抑えられる。

 

つまり支出の大部分が家賃や生活費なので、運営のリスクは最小で、コロナのような未曾有の事態には強い。

 

 

 

 

固定費をとにかく見直す

 

例えば、スマホはブランドよりも、薄さ、軽さ、大画面、高速充電、コスパで選んだ。

 

スマホプランは、電話かけ放題だが、3000円いかない。

 

かけ放題プランなしだと、1000円いかない。

 

本当に安くなった。

 

気づかないうちにお金がかかっている固定費の削減は、本当に大事。

 

中国製でも格安simでも、使用に全く問題なし。

 

スマホの技術の進化と、企業努力が素晴らしい。

 

 

家賃が経費になるため、そこまで節約意識は必要ない

テナント料や人件費のために働いてるようなお金の流れでは、モチベーション維持も苦しくなる。

 

ワンオペ自宅塾で最大限、経費削減した運営になると、家庭にも優しく、運営側もリスクが減る。

 

とはいえ、いきなり自宅塾にするのはハードルが高い。

 

私が自宅で塾をやる前は、スモールスタートとして、コワーキングスペースや市の会議室を使って、独立リスクを最小化して、塾をやっていた。

 

夏休みの講習など昼間するなら、時間的にも相性が良い。


市の会議室は、コワーキングスペースより断然安い。

夏休みの講習なども、家庭教師の生徒を1教室に集め、昼間や夜にやっていた。

1:1と集団の両方ができ、指導のマンネリ化を防げた。

 

 

 

オンラインで経費節約?

オンライン塾のみの経営では個人塾はつぶれると個人的には思っている。

 

アフターコロナの指導形態が、


1.オンラインのみ
2.オフラインのみ
3.オフライン+オンライン

の3つになるとした場合、1の「オンラインのみ」での経営では、個人塾はつぶれると思っている。
※個人塾に集まりやすい成績中位~下位層を対象とした話
 
経費節約できたとしても、稼げないからだ。
 


【理由】

1.オンラインの集客ライバルは全国
 →オンラインでも集客できるのは、
  ・ブランドがあり、検索にも強い大手
  ・地域で圧倒的結果を出しており、宣伝が上手い中小塾

2.入塾率が低くなる
 →対面での信頼関係を築けないのが致命的

3.圧倒的なサービス展開をしないと選ばれない
 →オンライン専門の教育サービスを調べてみていただければ、即席で作ったサービスでは勝ち目がないのがわかるはず

4.月謝が価格競争になる
 →すでに価格競争になっている
  同じような商品であれば、価格の安いところを選ぶのが消費者

5.労働に対価が見合わない
 →「大人数低額モデル(薄利多売)」となっていかざるをえず、労働時間ばかりが増える

6.結果を出しづらい
 →オンラインは強制力が働かないため

7.勉強が習慣化されている生徒以外は、オンライン学習は続かない
 →コロナ期はオンラインしか手段がなかったのと、目新しいから成り立っていただけ

 

オンラインのみの経営の致命的な3つの弱点


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以上をざっくりまとめると

・稼げない
・集客できない
・結果が出せない

オンラインのみの経営は、以上の致命的な3つの弱点がある

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今オンラインで上手くいっていても、3つの弱点に次第に気づき、オフラインに戻さないとつぶれることが分かるはず。

 

オンラインはオプションにすべき


ビジネスモデル的には、オフライン+オンラインのモデルがバランスが取れていていいと思う人もいるかと思うが、ビジネスにおいては器用貧乏は選ばれにくい。

信頼関係をこれから構築する新規へのサービスは、オフラインを基本としたオプションという位置づけにすべき。
 
オンラインは完全に自力で勉強のできる成績上位者か、演習時間確保のためのオンライン自習室というオプションならいけると思う。

現状、オンラインのみの状態で経営できているのは、

・コロナの影響で保護者の不安があったから
・在塾生とは対面で信頼関係を築けていたから

という観点を忘れてはいけない。

逆の立場になれば分かるはず。

直接会ったこともない、どんな人かも分からない人が即席で作ったサービスに、あなたはお金を払える?

直接会えなくてもお金をいただけるのは、有名人くらい。

 

保護者のニーズは、すぐにオフラインに戻った


人間の価値観はそう簡単に変わらない。

今回どれだけの数の会社がリモートワークになったのかを、ご自身で調べてみてほしい。

数を調べれば、パラダイムシフトが起こるような数ではないことがわかるはず。
 
だんだん元の生活に戻り、家で勉強しない子どもを見て、冷静になった保護者のニーズは、オフラインに戻った。

 

オフラインはオンラインよりも選ばれる


個人塾に集まりやすい成績中位~下位層の生徒こそ、オンライン指導はサボる傾向がある。

学力トップレベルの子以外、「オフライン指導でないと結果が出ない」と断言しても言い過ぎではないと思う。

仮にオンラインで生徒が学習継続できていても、結果が出ていなければ、いずれ退塾する。
 
成績不振の子を持つ保護者ほど、個別でのオフライン指導を望んでいる。
 
 

少人数の個人塾だからこそ、オフラインが逆に武器になる

コロナの緊急事態宣言中は大手は軒並み休塾で、オンライン対応だった。


幣塾は早い段階から、感染拡大防止策をとりつつオフライン指導に切り替えていた。

学力が高くない生徒が集まりやすい幣塾では、3つの弱点を克服するのは厳しいし、少人数で3密を回避できる塾だから。

 

今後も経営上弱点の多いオンライン指導のこだわりは手放し、オンライン指導はやらず、オフラインでずっと勝負する。

 

 

オフラインはオンラインよりも稼げるし、集客できる?

ライザップなどのパーソナルトレーニングの価格をネットで調べた人は、非常に高額だということに驚いたはず。

実はトレーニング方法自体は、youtubeで無料で手に入る。

家で無料でネットを使って同じトレーニングができるのに(※重りやマシンを使ったトレーニングは除く)、わざわざ高額のお金を払って、たくさんの人がパーソナルトレーニングを受けているのはなぜだろう?

 

ライザップは業界の先駆者であり、広告宣伝が非常に上手いという理由はもちろんある。

 

「トレーニング方法がネット上にあることを知らなかったから」という答えもありそう。

知っていたとしても人は、パーソナルトレーニングに受けに行く。

それはなぜなのだろうか?



 

「場所」と「人」

人が行動を継続するためには、「場所」と「人」というのが重要だということ。

自戒の念を込めて書きますが、人間は基本怠惰な生き物で、知識があったとしても、自力でやる気はない。

パーソナルトレーニングを終了した後に、リバウンドする人が多いのも、「場所」と「人」の強制力がなくなるから。

「場所」と「人」があることで、高額なのに集客でき、痩せるという結果も出しやすい。

 

ビジネスにおいて、オンラインはオフラインに敵わない。

 

 

塾の価値は「場所」と「人」にある

コロナによる緊急事態宣言中は、オンラインが効果的だから、オンラインになったのではなくて、オンラインにせざるを得なかったからオンラインになったということを忘れてはいけないと思う。

生徒が塾という場所に行き、先生が教えてくれるという、オフラインの「場所」と「人」に価値を感じ、結果を出してくれるからこそ、保護者は安くはないお金を塾に払う。

オプションでオンラインもできるようにしておいて、状況によって使い分けるのもあり。

 

オフラインに特化すると、最強な個人塾、家庭教師になると思う。
 


今日もブログをお読みいただきありがとうございました。

「インテリアやデザインは、成績アップとは関係ない」

「他塾にはない、こんなオンリーワンのシステムと教材で、面倒見のいい生徒指導をしているんだから、入塾して当たり前だ」

 

という意見をいただいたことがある。

 

そのご意見はごもっともなのだが、女性は男性の何倍も、見た目を気にしているし見ているというのは、ご理解されているだろうか?

 

 

整理整頓されていないと入塾率が下がる


 

見た目(外見、仕草、内装、HPなど)を意識するだけで、

 

・入塾率を上げること

・退塾率を下げること

・問い合わせを増やすこと

 

につながる。

 

我々も気分を変えたいときにおしゃれなカフェ等で仕事したりしない?

 

たまにカフェ等に行く方ならご理解いただけると思うが、環境が変わると気分が変わり、新鮮な気持ちで仕事ができる。

 

男性は本質重視で、視覚情報を気にされない方も少なくない。

 

極端な例えだが、

 

・不潔

・不愛想

・片づけ、整理整頓ができていない

 

そんな異性ってどんな印象?

 

大抵の場合、好かれないよね。

 

 

 

整理整頓されていないと入塾率が下がる

注意いただきたいのは、整理整頓と掃除。

 

どんなにきれいで好印象なインテリアがあっても、塾が整理されていないだけで、入塾率は下がる場合がある。

 

ファッションや身だしなみ同様、女性(母親)は細かいところが気になり、マイナスの印象を与え、入塾率ダウンにつながる可能性があるから。

 

整理整頓された清潔感のある素敵な教室は、初めて塾に来ていただいたご家庭に、好印象を与え、入塾率アップにつながる。


「塾じゃないみたい!」と感動を与え、「ここで勉強したい!」という子もいるほど。

 

 

 

インテリアや教室内デザインにこだわる

 

今の時代おしゃれな店が多いので、家庭の目も肥えている。(今は内装にこだわった塾も普通になってきた)

 

そういう意味では生徒が集まりやすい教室作りにこだわるというのは、非常に大事。

 

そんな教室にあなたの技術が合わさったら、最強の塾の誕生。

 

いくら成績が上げられる技術があっても、生徒がいないとその力を発揮する場がない。

 

子どもたちが教室に来たくなるような、雰囲気作りをすることは大事ではないだろうか?


そういった細かい点は男性だけの視点では、気づかないことが多い。

 

女性に意見をもらうが、女性目線のチェックは毎回驚かされる。

 

ですので、女性にチェックしてもらうことをお勧め。


塾内のインテリアや1つ1つの備品も、自分だけの考えで決めず、奥様や恋人に意見をもらおう。

 

 

当塾の保護者・生徒にウケがよかった内装のこだわり

生徒が気分よく過ごせ、また教室に来たくなるような雰囲気で、居心地のいい教室作りにもこだわった。

 

・ソファのある休憩室(仮眠も可)

・カフェや美容室のような立て黒板

・椅子は姿勢が良くなるアーユルチェアを使用

・学校と同じ机を使わない(ガラステーブル使用)
・室内は緑を多く配置し、常に整理整頓を心掛ける
 

塾で使う机や椅子やインテリアは、カフェや美容室の内装を参考にするとウケがいい。

 

なぜカフェや美容室の内外装を参考にするのかは、まず初めに「誰が」塾を探し、誰が決めるかを考えたらお分かりいただけるはず。

 

学校で使っているものと同じ机椅子を使っている塾は多い。

 

するとどうしても学校と同じような内装の雰囲気になってしまう。

 

以前教室見学に来られた先生に、

 

「子どもたちは、学校から帰って、また学校のようなところに行きたいと思いますか?と問われて目から鱗でした!」

 

と言われたことがある。

  

当塾は普通の塾では使わないだろうと思われるガラステーブル(汚れがすぐ落ちるので)や、1脚5万円の姿勢が良くなる効果のあるアーユルチェアを使っている。

 

ガラステーブルは高級感やおしゃれ目的で使っているのですが、汚れがすぐ落ち、傷が残らないので、劣化が目立たないというメリットがある。


机も椅子も安くはなかったが、オンリーワン戦略として、塾の売りにできるので、投資だと考えた。

 

 

季節によってインテリアを変える

机の配置などは簡単に変えられますので、私は年に3~5回模様替えをする。

自身が気持ちよく仕事をできる環境を整えるという意味でも大事だと思う。

 

先生の感情面は、少なからず生徒指導に影響する。

 

ぜひあなたも、季節によってインテリアを変えたり、机の配置などの模様替えをしてみて。

 

女子生徒は喜ぶ。


マンネリ化すると学習効果が下がる。

 

先生も生徒も気持ちよく過ごせる環境を整えることは、学習効果が下げないという意味でも大事なこと。

 

それと、当塾は一切看板を出していない隠れ家のような塾なのだが、カフェや美容室のような黒板を出している。
 
壁の色が黒なので、赤い黒板で目を引き、デザインも女性目線を心掛けている。

 

親子で立ち止まってくれる。 
 
気になってネット検索という流れを構築した。

「ここは塾だ!」という看板を出さなくてもキャンセル待ちは作れる。

 

 

最後に2015年塾の教室を拡大したときにパソコンに書き出した内容(妄想?)をシェア。

 

「こんな内装、学習塾じゃない!?」

と生徒・保護者が思わず言ってしまう塾の内装。

 

・ホテルのような清潔感
・カフェのような居心地のよさ
・オフィスのようなスタイリッシュ感

さらに通うことへのステイタスを、子どもにも保護者にも感じてもらえるにはどうすればいいかをイメージ。

教室は明るさと広さを感じさせるため白を基調とし、メインデスクも白を使用。

白を基調にした部屋は清潔な気持ちになり、過ごしやすい空間に。

白色の御利益は「幸福、成功」なので、塾の理念にぴったり。

白色電球の白色も集中力を高める。

インテリアはゴールドとシルバーを差し色で使い、デスクの素材をガラスにすることで、高級感も同時に演出。

光の反射が強いと疲れやすくなるので、カーテンは遮光カーテンを使い、集中力を高めるとされる縦ストライプのレース。

断熱・保温・防音で外からは見えないミラーカーテン。

窓が大きいので、カーテンを開けると開放感のある青々とした青空。

青は集中力を上げる色であり、時間感覚が鈍くなるから、長時間の勉強しても、早く終わったと感じさせてくれる。

休憩室の色は「緑」を基調。

緑は
・気持ちの安心感や癒やし、リラックスさせてくれる

・勉強で疲れた心や筋肉の緊張をほぐして、気持ちを穏やかにする
という心理効果がある。

そして木や森などの自然の色でもあるから目に負担をかけず、疲れた目を休ませる優しい色。

教室にも、休憩室にも観葉植物がある。

緑は環境、向上、学びという色の御利益もあり、教育にピッタリの色。

そして快適な空間を維持するための加湿機能付き空気清浄器。

さらには集中力を高める椅子、アロマオイル、BGMで五感も刺激し、学習効果の最大化。

余計なもので気が散らないように、無駄なものは置かない。雑然としそうなものは隠す。

 

ミニマム、シンプルを意識。

 

 

以上のように教室のインテリアにおいても、保護者目線を取り入れるだけで集客につながことをご理解いただけましただろうか。

 

こういった常識に縛られない一つひとつのこだわりが、キャンセル待ちの塾を作っていく。

 

 

 

今日もブログをお読みいただきありがとうございました。

 

 

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幣塾は、人数を限定した定員制の塾となっている。

おかげ様で、2023年も全学年満席となっている。

さらに大変ありがたいことに、20以上のご家庭からキャンセル待ちをいただいている。

 

ワンオペで席数が限られているから、必然的にキャンセル待ちになっているだけだと考えている。

 

行列のできるラーメン屋に近い感覚。

 

私よりも実力がある先生は山ほどいるはず。
 

数を増やすか、質を高めるか?


・美味しいから人気
・人気だから食べたくなる

行列のできるラーメン屋は、どちらもあると思う。

鶏が先か、卵が先か理論とも言われる。


日本人は話題性に弱いので、人気が人気を呼んでいるというのもある。

 

行列はバイトを雇えば演出できる。


美味しいラーメンが作れても、出店先、経費計算、経営戦略などでミスると、つぶれる。

塾も先生の実力があるだけでは、生き残れない。

トップの勉強と経験が大事。

 

教室数は増やすべきなのか?


自塾が80点だとして、新教室を増やしたら、塾としての総合点は、80点より確実に下がる。

利益の確保、スタッフ教育、生徒数の維持、など別の業務やストレスが莫大に増えるからだ(経験済)。

教室を増やし、経営が傾いた塾を複数知っている。

ワンオペ塾なら、100点に近づける努力と工夫だけに特化できる。


教室数・生徒数・利益等が結果論と考えている自分にとって、それらを拡大させようとしている複数教室の経営者は尊敬でしかない 。

 

結果論とは言っても、結果を出すための工夫や努力はし続け、結果を出す自信はある。

 

拡大意欲が全くない私は、数ではなく、退塾率や継続率、成績アップ率、顧客満足率等が肝。

 

私が意識しているのは量より質。

 

質で分かりやすいところでいうと、月謝価格。

 

ブランドが高いのと同じで、高額な価格は質がいいと定義(ブランド品でも質が低いのもある、というツッコミは置いておく)。

 

個人的には1人でできる範囲で最高の質を演出するのに魅力を感じる

 

そのための方法を3つ紹介。

 

 

値上げ方法1(デザイナー談) HPを高級感のあるデザインに変える

ロゴマークを格調高い雰囲気で作ったり、料金表のデザインだけでも高級感を出す。

 

当然HPに合わせて、自身の身だしなみ、内装、備品、インテリア等もこだわる(カフェ、美容室、ホテル、エステ、コワーキングスペース等が参考になる)。

幣塾はセンスが必要な仕事は、ほぼ外注 業界常識に縛られず、他業種のいいところどりをした。

 

開業当時から月謝をそれなりの金額にしたかったため、特にデザイナーやコンサル(塾以外)の意見をよく求めた。

 

1度の投資で、リターンは永遠なのでコスパ最強 キャンセル待ちで安定。

 

 

値上げ方法2 松竹梅で松を選ぶようなコース設計

一般的に集客は「松竹梅設計」にすると、竹が一番多く集まる。

 

しかし幣塾では松が一番人気 松を圧倒的にお得に見せたり、最初に負担が大きくても、先々に大きな成果が得られると感じさせれば、松を一番に選ばせることが可能(コンサルタント談)。

上のコースに誘導されるようなコース設計にするが、 自学力や成績が向上し、手がかからなくなったら、竹や梅に変更可。

 

月謝は下がるが、サービスが手薄になる。

 

判断は任意。

 

減った労力の時間で、新規の生徒を受け入れられるため、収益を増やせる。

 

 実は塾もご家庭もwin-winのコース設計になっている。

 

 

 

値上げ方法3 オンリーワンを寄せ集めた圧倒的の塾になる

幣塾には様々な特徴の一つひとつはマネできても、ワンパックにすると大手でも太刀打ちできなくなる。

 

他塾と比較されても圧倒的優位。

 

ここでしか手に入らないから高価格でも入塾したいと思ってくれる。

 

毎日問い合わせがあり、パニックになるくらい塾に人気が出た 値上げで回避。
 
当塾のコース月謝値上げ一例 28000円(税込)→38000円(税込)→48000円(税込) →49800円(税込)→49800円(税抜) 

 

値上げ方法1,2,3を使うと、1年間で1万円の値上げは可能だった。

 

税込から税抜にするだけで、実質5000円近い値上げ(今は総額表示が義務なので、この方法は使えない)。

 

 

他塾がやっていない魅力的なおしゃれイベント

 

話は全く変わるが、教室の空き時間を使って、自習利用で集客。

 

不労所得(自習室はお試し格安料金で集め、徐々に値上げ)。

 

他にはハーバリウムなどは外部講師を呼んだ。

 

保護者どうしや親子で参加していたので、集客イベントとしてもありかも。

 

 

今日もブログをお読みいただきありがとうございました。

 

 

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入塾率を上げる答えは、「悩みの解決」。

 

「悩みの解決」は、ビジネス・集客の基本と言われている。

 

ビジネスは「不安、不満、不便、不快、不運、不幸、不振」など「不」の感情の解決をできれば、成立する。
 

これができそうなことがホームページから伝わる塾は、問い合わせ率が上がり、期待値が上がっているため、会ったときに期待を裏切らなければ、入塾率が高くなる。

 

 

保護者の負の感情を考える

例えば、コロナ初期のオンライン対応での悩みを例に挙げる。


オフライン授業から、オンライン授業に誘導するためは「悩みの解決」をする必要がある。

そこでオンライン授業に対する保護者の負の感情を考えてみよう。


1.オンラインで勉強が続くか心配  
2.オンラインの初期設定ができるか不安 

私が調査した結果、上記2つのお悩みがあった。

これらのお悩みをどうやったら、解決できるかを考えてみよう。

 

 

1.保護者世代のオンライン学習への抵抗や不安


オフラインで学んできた保護者世代は、オンライン学習に抵抗がある方も少なくない。

コロナの影響で対面の機会が「ある」ことも不安だが、対面の機会が「ない」ことも、学習習慣という意味で不安。


学習習慣に関しては、例えば、オンライン指導に加えて、「通塾させる」ということで解決できる。

 

オフラインがあることで、学習習慣を維持できると思うから。

コロナ感染拡大防止策をとっていることが前提だが、少人数で対面の機会をあえて作ることは、個人塾だからこそできること。

 

感染云々の議論はここでは本質ではないので、置いておく。

 

 

2.オンラインの初期設定や実際の学習への抵抗や不安


オンラインの初期設定が不安に関しては、「初回は対面で設定を実施+無料オンライン体験」で解決できる。

入塾前やオンライン授業が始める前に、オンライン学習に対するあらゆる質問に答え、実際に体験してもらうことで、「慣れれば簡単で便利」だということを「目の前」で理解していただく。

この「目の前」というのが非常に大事。

・対面で初期設定代行
・通塾で学習習慣維持
・その場でオンライン授業体験

この3点を実施している塾は少数なので、実施できると他塾と大きな差別化になる。

 

 

常に「悩みの解決」という視点を

保護者からしても、

・オンライン授業への負の感情
・電子機器の扱いへの負の感情
・オフライン授業がないことの負の感情

これらの心理的不安ををHPと対面の説明で取り除く。

 

今回はコロナ初期のオンライン対応での悩みを例に挙げた。

 

相手の立場になって考える。

 

簡単なようで難しい。

 

あなたの塾に通塾したら、保護者の悩みの解決ができれると思う?

 

HPを読んだだけで思わせることができれば、かなりの心理的不安が取り除かれるので、入塾後も継続しやすくなる。

 

 

 

 

 

今日もブログをお読みいただきありがとうございました。

 

 

(↑クリックしていただくと、ホームページへ移動します。ご質問・ご相談のある方は、下部メールフォームより「アメブロを見てメールしました」の一言をお願い致します。)

入塾率を上げる答えは、「悩みの解決」。

 

「悩みの解決」は、ビジネス・集客の基本と言われている。

 

ビジネスは「不安、不満、不便、不快、不運、不幸、不振」など「不」の感情の解決をできれば、成立する。
 

これができそうなことがホームページから伝わる塾は、問い合わせ率が上がり、期待値が上がっているため、会ったときに期待を裏切らなければ、入塾率が高くなる。

 

 

保護者の負の感情を考える

例えば、コロナ初期のオンライン対応での悩みを例に挙げる。


オフライン授業から、オンライン授業に誘導するためは「悩みの解決」をする必要がある。

そこでオンライン授業に対する保護者の負の感情を考えてみよう。


1.オンラインで勉強が続くか心配  
2.オンラインの初期設定ができるか不安 

私が調査した結果、上記2つのお悩みがあった。

これらのお悩みをどうやったら、解決できるかを考えてみよう。

 

 

1.保護者世代のオンライン学習への抵抗や不安


オフラインで学んできた保護者世代は、オンライン学習に抵抗がある方も少なくない。

コロナの影響で対面の機会が「ある」ことも不安だが、対面の機会が「ない」ことも、学習習慣という意味で不安。


学習習慣に関しては、例えば、オンライン指導に加えて、「通塾させる」ということで解決できる。

 

オフラインがあることで、学習習慣を維持できると思うから。

コロナ感染拡大防止策をとっていることが前提だが、少人数で対面の機会をあえて作ることは、個人塾だからこそできること。

 

感染云々の議論はここでは本質ではないので、置いておく。

 

 

2.オンラインの初期設定や実際の学習への抵抗や不安


オンラインの初期設定が不安に関しては、「初回は対面で設定を実施+無料オンライン体験」で解決できる。

入塾前やオンライン授業が始める前に、オンライン学習に対するあらゆる質問に答え、実際に体験してもらうことで、「慣れれば簡単で便利」だということを「目の前」で理解していただく。

この「目の前」というのが非常に大事。

・対面で初期設定代行
・通塾で学習習慣維持
・その場でオンライン授業体験

この3点を実施している塾は少数なので、実施できると他塾と大きな差別化になる。

 

 

常に「悩みの解決」という視点を

保護者からしても、

・オンライン授業への負の感情
・電子機器の扱いへの負の感情
・オフライン授業がないことの負の感情

これらの心理的不安ををHPと対面の説明で取り除く。

 

今回はコロナ初期のオンライン対応での悩みを例に挙げた。

 

相手の立場になって考える。

 

簡単なようで難しい。

 

あなたの塾に通塾したら、保護者の悩みの解決ができれると思う?

 

HPを読んだだけで思わせることができれば、かなりの心理的不安が取り除かれるので、入塾後も継続しやすくなる。

 

 

 

 

 

今日もブログをお読みいただきありがとうございました。

 

 

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