小中高どの層を集めるか? | 個人塾を自宅で開業、キャンセル待ちにした方法 ~家庭教師から独立・起業~

個人塾を自宅で開業、キャンセル待ちにした方法 ~家庭教師から独立・起業~

現在3年連続キャンセル待ちの塾を運営。独立後11年・業界歴21年。家庭教師から独立・起業。毎月の集客費0円。何もせず問い合わせはほぼ毎週。自立型少人数個別。1教室1人塾。完全週休2日。年3回の長期休暇。労働時間はアルバイト並。収入は自己裁量。出勤時間は10秒。

幣塾は小学生からの入塾を推奨している。

現在、幣塾の入塾家庭の90%以上が小学生。

幼稚園年長から入塾する子すらいる。

 

 

小学生を集める理由

小学生のテストは、範囲が狭く、内容も簡単。

反復しまくるだけで、1か月あればテストの点数は、ほぼ100点に近い点数が取れる。

余計な教材は使わず、学校準拠の教材のみを使う。

 

それが終わってやることがなくなった子は、予習型の塾用教材を渡す。

入塾後、遅くとも2か月あれば、ほぼ100%の生徒の成績が上がる。

 

すると、成績が上がる塾という話題は簡単に作れる。

 

口コミは簡単に広がる。


結果、小学生が集まる塾になる。

 

 

成績上位の家庭はターゲットにしない


成績上位は進学塾に集まりやすいため、個人塾で上位を集めようとすることは悪手だと考える。

集まらなくても問題ない。

集めた後に鍛えて、成績上位にすればいいだけ。

入塾が早ければ早いほど、成績上位にもっていきやすい。

 

勉強習慣のついた小学生がそのまま中学でも継続するから、無理して中学生を集める必要がない。

 

同業の方であれば、勉強が苦手になってから、中学からの入塾では遅いことは、ご納得いただけるはず。


成績不振の中学生からの指導は、小学生の何倍も大変。

 

部活があり時間的にも余裕がなく、勉強のやる気もない。

 

保護者も心の余裕がなくなり、クレーマーになりやすい。

 

高校生からの入塾は、中学生より大変なので、最初から対象外。

 

 

小学生集客の2つのデメリット

 

塾は成績を上げる場所といってもいい。

 

そういう意味では、あっという間に成績を上げることができる、小学生からの入塾は、中学生に比べメリットだらけ。

デメリットは、精神的に幼いため騒がしい子がいるかもしれないということ。

 

抑えるか、入塾させなければいいだけ。


もう1つのデメリットは、小学生からの入塾の需要はさほど多くないということ。

ここをどう切り崩していけるか。

 

 

中学生指導は、持ち上がりの塾生のみ

労力的に言うと、中学生1人=小学生4人くらいのイメージ(あくまでも幣塾のシステムにおいての独断と偏見) 

 

中学生の4倍の数の対応できるため、経営的にもいい

 

中学受験の労力は、中学生よりも大変かもしれないが、そこは月謝の高さでトントン


私は労力とストレスを減らすことに価値を置いているため、中学受験指導はできるが、しないことに決めた

 

中学生指導も、持ち上がりの塾生以外しない

 

 問い合わせがあっても、「自習利用のみなら可」という場所貸し限定対応にしている

 

夏休みは時間に余裕があるため、新規限定で短期集中指導をしている

 

中学生の集客をしなくていいから、精神的にもほぼノーストレス

 

 

キャンセル待ちでも待ってもらえるのか?


中学生は塾の緊急性があるため、キャンセル待ちの塾の空きを待つよりも、今すぐ対応してくれる塾を選ぶだろう。
 
一方小学生は、塾の緊急性がさほどないため、空きが出るのを待ってくれる。
 
繋がりを絶たないように、キャンセル待ちリストには、定期的にフォローメールを送ることは欠かさない。

待っていただければ、小学生が中学生になったタイミングで必ず空きが出る。
 
それまでの期間で、家庭で改善できることをお願いする。
 
お願いしたいことが書かれたページのリンクを送り、家庭で実践してもらう。
 
ここだけの話だが、実践してくれているご家庭は、相性が合うため優先する(お互いのため)。

成績が上がり、何年も通塾していれば、ほぼ間違いなく中学でも継続する。
 
キャンセル待ちであれば、再入塾は不可能だと考えるため、なおさら退塾しない。
 
中学生となった塾生の部活が始まり、時間帯も遅くなるため、自然とどの時間も埋まる。
 
自動的に新規の席がなくなり、中学生を集める必要がなくなる。

 

 

 

価値観が合わない家庭は入塾させない

価値観が合う家庭のみを入塾させる。

 

せっかく少人数定員制にしているのだから、合わない家庭を入塾させるより、自塾の方針に合う、私がサポートしたいご家庭だけに厳選したほうが、お互いに幸福。

 

小学生の退塾率は低いから、満席になるからご安心を。

 

入塾率にこだわってしまうと、方針に合わないご家庭も混ざり、お互いに不要なストレスを抱えてしまう。

そのストレスが知らず知らずのうちに、他の家庭への対応に悪影響を及ぼしてしまう。

 

そのせいで、価値観の合っていた家庭が塾を辞めてしまい、悔やんでも悔やみきれない経験がある。

 

誰でも入塾させる方が無責任で、選ぶほうが誠実で責任ある対応だと思う
 

 

合わないと正直に伝える


入塾を待ってもらった方が、よい結果が出て幸せになると判断した場合、無理に入塾を勧めない。

 

私は「そのお考えでしたら、大手塾の方が向いています」や「○○という状態になったら入塾をご検討ください」と、明確に伝えるようにしている。

 

結果、そのご家庭が考えを変え入塾、タイミングを待って入塾してくれるというケースも少なくない。

 

価値観の合うご家庭とだけ関わると、ストレスフリーな運営ができ、結果も出て、みんなハッピーになる。

 

それに問い合わせがあった全家庭を入塾させていたら、教室に入りきれなくなるという物理的理由もある。

 

自然と退塾数<入塾者数となり、キャンセル待ちに。

 

 

 

飛び級の勧め


小学1年生の勉強のスタート時に

 

1.自分から勉強する習慣を作る 

2.勉強の押し付けで、勉強を嫌いにさせない

 

の2点が非常に大事。

 

私が「小学1年生」から入塾を推奨しているのだが、その理由は、勉強のスタート時から予防をするため。

 

幣塾には、小学校卒業時に中学3年間の学習が終わった子がいた。

日本の小学校の学習カリキュラムは、全ての生徒の理解を図るために、ゆるやかに作られていて、高校に大きなシワ寄せがいく作りになっている。

 

勉強が得意な子にとって、小学校の学校の勉強内容は簡単すぎる もっと伸ばせる能力があるにもかかわらず、学びにブレーキがかかってしまっている状態。


 

早期入塾を喚起する方法


海外では先取り学習や飛び級制度は普通。

 

日本の学校教育では平等・公平が重んじられるので、一人ひとりに合わせた先取り学習を実施するのは不可能。

 

だから塾がやる。

 

無理にトップ校を目指す必要はないが、頭が柔らかく、素直で知的好奇心が旺盛で、時間に余裕のある小学生のうちしかチャンスはない。

定期テストや部活に追われる中学生にとって、飛び級は大きな負担を強いられる。

 

高校生になってからでは、学習量が大幅に増え、時間の余裕もなくなるので、飛び級をするのは実質不可能。

 

「文武両道」を実現している高校生は2割程度と言われる。

 

以上の話を保護者にし、納得してもらい、小学校のうちから飛び級指導をしている。

だが、塾の月謝は安くないので、小学1年生から入塾させると教育費がかかりすぎる。

 

そこで幣塾では、低学年で入塾するほど、お得に通えるような月謝になっている(中学受験は除く)。

 

中学生になっても、入塾時の月謝でずっと通える。

 

航空チケットなどで行われている早割のイメージで早期入塾を喚起。

 

 

私が考える塾の役割


学習塾に通うのは、勉強が苦手になってからでは遅い。

 

病気で例えると、「治療」が目的になってしまうから 一番いいのは「病気の予防」と「健康の維持」。

 

幣塾に問い合わせをしてくるご家庭の90%以上は「困ってから」(近年は予防目的の問い合わせが増え、70%くらいになった)。

 

入塾が遅いと、遅れを取り戻すだけで時間がかかるので、成績を上げることよりも、成績を下げないようにするだけしかできない場合がある。

 

中学3年間の主要5科目の授業時間は、年間で約2000時間。

 

仮に中3から入塾して受験までの1年間で2000時間勉強するには(3年分の総復習と想定)「1日も休まず毎日6時間以上」勉強しなければいけない。

 

中学2年生まで勉強をさぼってきた子が、現実的にできるはずがない。

 

「もっと早く塾に通わせればよかった」と後悔されたご家庭も多い。


 

幣塾が考える入塾のベストタイミング


もう1つの問題はメンタル面。

 

仮に半年努力できたとしても、その期間は1、2年の内容の復習期間なので、点数はほとんど上がらない(積み重ね科目である国数英は成績が下がり、理社は成績が上がる可能性が高いので現状維持という感じ)。 

 

成績アップのために塾に通い始めたのに、努力をしても成績が上がらないという状況を半年以上、親子で耐えていただく必要がある。

 

勉強時間と、メンタル面の2点を考えると、ほとんどのご家庭は耐えられない。

 

半年入塾が早いだけで、違う結果になった場合もあったと思う。

 

よく受験ドラマで逆転合格があるが、現実は逆転合格できる子などほとんどいない。

 

お金と時間を無駄にすると思うが、仕方がない。

 

今までサボらせてきたツケ。

 

助けたくなるが、助けないのも教育だと思う(相手の成長や学びの機会を奪うという意味で)。

 

 

以上を踏まえて、幣塾が考える入塾のベストタイミングは、勉強が一斉にスタートする「小学1年生」。

 

 

今日もブログをお読みいただきありがとうございました。

 

 

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