おっさんずラブ -in the sky- 感想 | ルフィンのJUMP☆ステーション

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テレ朝系列のドラマ「おっさんずラブ -in the sky-」が、昨日終わった。

同僚が話題にしたのと、前作が絶品だったというので(笑)見てみたが、なんとまあ。

 

「好きになってもいいですかあ?」

これ、片方はエロスの意味で聞き片方は友情として解釈。

最終話では立場を逆転して同じセリフが流れたが、解釈はすれ違ったまま(であるはず)。

どういうこと?

性愛から、幅広い生きとし生ける者への愛へ昇華したと?

 

いやいやそういう次元じゃない、何しろ脇役も含めて登場人物の心理描写は稚拙だったから。

そもそも「なぜ好きになったか」に触れてないから、リアル感がない。

だから、感情移入できないし理解もできない。

 

まあ、脚本家と上層部の無能さが露呈されたということなのだろう。

前作のヒットから、単純な視聴率アップを画策したと。

 

青とネイビーは違うし、白とアイボリーは違う。

同じように、性愛と友愛は違う。

類似点、あるいは共通点があったとしても。

そもそも一度断られた人間が、わだかまりなく元に戻れるってリアルにどのくらいの確率?

性の問題は抜きにして。

 

LGBTだの多様化だのも結構だけれど、愛の定義や心模様がこんなに杜撰でどうするの。

 

前提のすれ違いを無視して、曖昧にしてみんな「仲がいいことにする」

これ、戦後処理やいじめ問題の処理や桜を見る会の処理と同じじゃないか。

 

「みんな違ってみんないい」と金子みすゞは詩に書いたけど、

違いを隠してまたは愚かにも理解できなくて突っ走り、そして何かの折に分かった時にはもう収拾がつかなくて。

これは、歩み寄れないとか妥協できないという以前の問題。

それで?

 

仕方がない、僕は、彼らとは違う飛行機を探すことにする。

あいにくこの母国には留まるけれど。

とりあえず、テレ朝の上層部が愚かなことだけはわかった。