日本の面影

Glimpses of Japan
失われる日本人の精神性に、将来を憂う  リンクフリー

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(2017.4.28)
NHKの人形劇で私が熱心に見てたのは特にないのですが、『新八犬伝』(1973・詳しくは右画像クリック)の歌が好きでしたね。昔の子供たちは「仁 義 礼 智 忠 信 孝 悌」もこれで覚えてましたからね。この人形劇のフィルムはほとんど消失してるそうで、出てるDVDにはほんの数話しか収録されていません。でもそれだけでも見てみましたが、当時の人形劇はやっぱり本当に安心して子供に見せられますね。多少、おちゃらけてるところはありますが、言葉遣いがキレイです。大体、今のアニメ・ドラマの女の言葉遣いのひどさったらありませんからね。『新八犬伝』、登場人物の武士らしさも立派に表現されてます。子供向けの人形劇でも、きっとこの頃のは衣裳だって、人形浄瑠璃とかと同じで江戸時代の服装とかを忠実に再現してるんでしょうね。全編フィルムがどっかで見つかってくれるといいんですけど。
あと、『伊賀の影丸』(1963・詳しくは右画像クリック)がオススメですよ。主題歌はイマイチですが、内容が素晴らしいです(こちらはNHKではなくTBS制作)。どうか古臭いなんて言わず、一度見てみてくださいね。こちらの方が『新八犬伝』よりも前の作品だし、きっと当時の時代劇と同じように時代考証とかも忠実に作られていそうです。大体、最近の作品で、「時代考証を忠実に作った」なんて宣伝されてるのは全部ウソですからね。

NHKの人形劇がおかしくなってきたのは、ドリフの『飛べ!孫悟空』(1977・西遊記)や『プリンプリン物語』(1979)あたりからなのでしょうか。よく見てないのでハッキリしたことは言えませんが…… ただ、『プリンプリン物語』はマスコミが大人気だと騒いでた割に、見てみても私には何がおもしろいのか、いつもさっぱりわかりませんでしたね。

ちなみに子供には、この原作 滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』十返舎一九の『東海道中膝栗毛』とかも、子供向けのではありますが(といってもかなり長いです)、一応読ませてありますよ。特に八犬伝は原作読んだ後に人形劇見てるので、本とどこが違うとか、私なんかよりよっぽどよくわかってました ^▽^)

『新八犬伝』 オープニング~エンディング主題歌「めぐる糸」 唄:坂本九

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(2013.6.16)
図書館で『ひょっこりひょうたん島』(詳しくは右画像クリック)の1960年代のオリジナルバージョンのDVDを見つけて借り、それに子供がハマったので、「これを見たならアレも!」と思って見てみたのが、あの英国の特撮傑作人形劇『サンダーバード』(1965)。子供は今、専らこれを見てます。

私自身、『ひょっこりひょうたん島』(1964)の人形劇は全くと言っていいほど見たことなかったし、1990年代のリメイク版をここでオススメする気にもなれないので、セレクト集で1枚しかDVDが出てないようですが(右写真)、やっぱり、見るならオリジナルの方ですよね。

そして『サンダーバード』(詳しくは右画像クリック)の方ですが、子供の頃、大人気ではありましたが、私自身、ミニチュアとかSLのようなメカの類というものに殆ど関心を持ってなかったし、どうもフラフラする首の動きとかがあまり好きでなかったりで、実はよく見たことってなかったわけですね。だけど、とにかく2号のデザインのカッコよさ、そのアイデアの面白さは大変魅力的に感じていました。
そして今回あらためて見てみたのですが、なかなかいいじゃないですか! 日本の奥深いドラマやアニメに比べて、あっちのものはストーリーがとっても単純で、展開もゆったりしてます。でも、このセットの物凄さは恐らく史上最高レベルなのではないでしょうか? これもやっぱり子供の頃、ぜひとも見ておきたい作品ですね。

他にも昔の人形劇作品には素晴らしいものがたくさんあると思うのですが、私自身あまり知らず、見たことあるものも少ないため、今回は2作品のみのご紹介で終わらせていただきます。

『サンダーバード』 (1965) オープニング主題歌 & 発進!
サンダーバードとは、大金持ちトレーシー家の息子たちによる命を懸けた私設救援隊。日本ではお馴染みの主題歌ですが、このテーマソングは日本だけのもののようですね。でも、オープニングのコーラスから子供(子供でなく女かも)のコーラスが入るところとか絶妙で、本当に素晴らしい出来栄え。これもやっぱり、当時の日本人スタッフたちの力量と強い思い入れあってのものでしょう。もちろん本家英国の製作陣も、それ以上のこだわりと心意気だったわけで、人形劇のレベルを超越した特撮劇として、永遠の至宝たる作品だと思います。もう二度とこんな作品が現れること、ありませんね。


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(2016.4.21)
新たにCGで作られて日本でも最近放映されてる新作『サンダーバード ARE GO』人気の影響で、こないだおもちゃ屋さんへ子供と行ったらサンダーバードのおもちゃ(詳しくは右画像クリック)が結構いっぱいあって楽しかったです。CGのサンダーバードに私は興味ありませんが、おもちゃの乗り物はオリジナルを思わせるデザインなのでちょっと高くても子供のため思わず欲しくなってしまいました。この新作版の影響でしょうか、ここに貼ってたサンダーバード主題歌と発進シーン動画も、当初はそれほどでもなかったのですが今では結構な人気になってますね。これに出てくる出動時の乗組員の演出でもそうだし、コチラで紹介の日本が舞台の『007は二度死ぬ』の映像でもそうですが、乗り物に乗ったり、部屋に連れていくだけでわざわざ作られたトンネルのようなところを運ばれて抜けてったり、コンベアやエレベータで移動させてもらったり、ちょっと歩いてきゃいいじゃないかってところを、この時代のものではわざわざエラく大がかりな装置で移動してるわけですね。今のやっつけでやってるだけの制作者たちと違い、大変なこだわりもって物凄くきめ細やかな演出がなされてます。でもそういう“ムダ”が、エコ洗脳されつくした現代では絶対できない発想だと思うし、今見るととっても新鮮でおもしろいんですよ ^▽^)

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◆本家ディズニーも顔負け! 日本人なら初期の東映アニメは見ておきたい

◆お台場で開催中の『サンダーバード博』へ行ってまいりました!

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この記事に対するコメント

  • 【前サイトURLのこの記事へのコメント】

    私はこちらのブログを読むまでは、のんきな馬鹿主婦でしたが、子供たちの小さい頃、「テレビでは見せたい番組がほとんどない」と思い、このような昔のビデオを見せるようにしていました。
    子供の中に判断基準ができるまでは、親が何を与えるかという選択がとても重要なのだと、今更に思います。
    美沙 | 2013/06/17 12:43 PM

    NHKの人形劇は小さい頃に見ていました。
    ひょっこりひょうたん島は本当に好きで、たしか毎週火曜日の夕方にやっていて、火曜日が楽しみだった思い出があります。私が見たのは恐らくリメイク版です。
    他に覚えているのは、ドン・キホーテ、プリンプリン物語、それと影絵ですが、パンを踏んだ娘というのもありました。
    NHKをチラッと見たら昔話をやっていたのですが、質の低いアニメ(CG?)に、語りがお笑い芸人の狩野英孝ときて!!
    あ~もうNHKはやっぱり終わったんだと思いました。

    おはなしのくにクラシック
    第十六回 御伽草子「浦島太郎」
    http://www.nhk.or.jp/kokugo/classic/shiryou/2012_016_01_shiryou.html
    NHKの金(国民の金)に群がるやつら。ほんと吉本芸人だらけ。ジャニーズまで出る始末。あーやだやだ。
    葉っぱ | 2013/06/17 3:56 PM

     今晩は。
     『ひょっこり ひょうたん島』も『サンダーバード』も子供の頃、メチャはまって見て居ました。プールが割れて水底からメカが登場するシーン、「うぉ~」と感動してました。 40年以上(?)前なのではっきり覚えて居ませんが、また見たいです。
     人形劇では、他には『真田十勇士』が好きでした。
    ももっち | 2013/06/17 10:03 PM

    子供は、子供らしく育てるのが一番だ。現在の左翼が推進している様に、「 無理矢理、子供のうちから、性的方向へ興味を持たせて、色気づいた子供ばっかり増やす 」なんて、グロテスクだ。自然的成熟に任せるのが、良い。第一、子供には、他にやるべき事柄が、幾らでもあるだろ。
    渋茶 | 2014/06/16 4:20 PM

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