成長力維持へ 移民受け入れ
日本経済新聞 掲載
政府は外国人労働者の受け入れに向け、具体的な第一歩を踏み出した。
ベトナムから介護人材１万人の受け入れで合意したが、さらに来年の通常国会に建設業や農業、製造業、サービスといった幅広い分野で単純労働を含む外国人を受け入れる法案を提出する構えだ。
国内の人手不足が進み「単純労働は受け入れない」との方針をようやく変更した格好だ。
最大のポイントは、単純労働者として来日しても、その後で日本語や技能試験に合格すれば、高度人材並みに国内在留期限がなくなり、家族の帯同も許可することを認める点。
政府は移民政策ではないというが、アジアを中心とした有能な外国人を移民として受け入れようとしているようにみえる。
人口減少、少子高齢化の加速による成長力（潜在成長率）衰退を避けるには、移民政策の検討は不可避だ。
日本経済研究センターの予測では人口減を放置すると日本の成長力は２０５０年にはマイナスとなる。
出生率２への回復によって人口減に歯止めをかけるには毎年１３兆円の少子化対策が必要で、それも３０年継続してようやく出生率２へ回復するという。移民なしに人口減は事実上、止められないわけだ。
米国や欧州が移民に排他的な今こそ、従来なら日本に来なかった有能な外国人を獲得するチャンスだ。
大胆な外国人受け入れ政策が中長期の成長のためにも、求められる。
以上
総務省の発表した人口統計では
総人口は16万2千人の減少、日本人人口は減少幅が6年連続で拡大
・総人口は1億2693万3千人で，前年に比べ16万2千人（0.13％）の減少と6年連続で減少しています。
・日本人人口は1億2502万人で，前年に比べ29万9千人（0.24％）の減少となり，減少幅は6年連続で拡大しています。
10年連続の自然減少、減少幅は拡大
・自然増減は10年連続の自然減少となり，減少幅は拡大しています。
・男女別にみると，男性は12年連続，女性は8年連続の自然減少となっています。
日本人は6年連続の社会減少、外国人は4年連続の社会増加
・社会増減は4年連続の社会増加となっています。
・日本人・外国人の別にみると，日本人は2千人の減少で，6年連続の社会減少となっています。外国人は4年連続の社会増加となり，増加幅は拡大しています。
以上のように、少子化の問題で６年連続人口減少となっており、又高齢化が進み、労働人口はこれ以上に減少しております。
移民政策は日本の成長力を維持、伸ばすためには絶対必要と思います。
質の高い外国人が日本に移住したいと思う、施策が必要ですね。
最後まで読んで頂き、有難うございます
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