車事故の過失AI判定 損保ジャパン 最短1週間で保険金
日本経済新聞 掲載
損害保険ジャパン日本興亜は自動車事故の過失割合を人工知能(AI)が自動算出するシステムを年内にも導入する。
ドライブレコーダーで撮影した映像から交通事故の状況を再現。AIが過去の事故データや判例も踏まえて分析する。
事故発生から保険金支払いまでの期間は従来の2ヶ月から最短で約1週間に短縮する。
自動車保険の契約者のうちドライブレコーダを搭載している約10万台がサービス対象。
映像解析サービスを手掛けるジェネクトス(横浜市)とシステムを共同開発する。
車同士が衝突した際の映像と全地球測位システム(GPS)のデータをもとに車両の動きや道路状況など事故を再現。AIが学習した過去の事故データと過失認定に関する判例を踏まえ、事故当事者の過失割合を導き出す。判定には速度違反の有無なども加味する。
これにより保険金の支払いが円滑になる。
事故の過失判定は調査や示談交渉などに2ヶ月近くを擁していたが1~2週間に短縮できるという。
交通事故の過失判定では調査員による現場の確認に加えて賠償交渉が発生する。
これまでの当事者の聞き取りに頼った調査では記憶に左右され、過失の有無を見極めにくいケースも少なくなかった。
データを駆使すれば客観的な証拠をもとに交渉を進めやすくなる。
事故データの分析によって運転手に安全運転を指南するなど、事故率の低減にも生かす。
損害保険各社は自動車保険契約者向けにドライブレコーダーを貸し出し事故対応に活用するサービスを強化している。
以上
最近はドライブレコーダーを設置する人が増えましたね。
交通事故の場合、目撃者がいれば良いのですが、100%悪い場合以外、いない場合はもめる事必定ですし、又このようにAIの活用で、客観的に判断してくれれば、お互い納得できますね。
最後まで読んで頂き、有難うございます
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