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知覚過敏 歯茎が下がったら要注意

2015年01月23日 | 健康情報

虫歯でもないのに、冷たいものを食べたり飲んだりしたときに、歯がしみたり痛みを感じたり

することはありませんか? そのような症状を「知覚過敏」といいます。

特に冬は水が冷たくなるので知覚過敏を感じやすい季節です。

歯は、健康な状態であればエナメル質と歯茎に覆われていて、冷たさなどの刺激が神経(歯髄)に

伝わらないように守られています。それが、歯周病の進行や加齢などにより歯茎が下がると、

歯の根元の部分の象牙質が露出してしまいます。象牙質には神経につながる「象牙細管」と

呼ばれる無数の穴が開いており、この穴を通して受けた刺激が神経に伝わり、痛みを感じるの

です。

知覚過敏になると、歯がしみるために歯磨きが十分にできなくなり、歯垢がきちんと落とせなく

なります。歯垢には細菌が潜んでおり、その細菌が出す酸によって、露出した象牙細管の穴が

さらに広がって刺激を伝えやすくなり、痛みがますます強くなるという悪循環を繰り返して

しまうことがあります。

歯垢は蓄積されると虫歯や歯周病の発症や悪化を招く原因にもなります。

歯垢を蓄積させないためには、歯磨きなど「毎日のケア」を怠らないことが大切です。

知覚過敏を予防する薬用成分である「硝酸カリウム」や「乳酸アルミニウム」が入った歯磨き剤を

使いましょう。

これらの成分は刺激の伝達を防いだり象牙細管の入り口を封鎖したりする働きがあり、

どちらも知覚過敏による痛みを防いでくれます。作用する部位が違うので、両方の薬用成分が

入った歯磨き剤を継続して使うことがポイントです。

ブラッシングには「やわらかめ」の歯ブラシを使い、歯と歯茎の境目を中心に、歯ブラシを

5~10ミリくらいに小刻みに動かしながら、軽い力で丁寧に磨くようにしてください。

歯磨き後のすすぎは、冷たい水ではなく、ぬるま湯ですすぎましょう。

知覚過敏と思っていても、実は虫歯のこともあります。痛みの症状が長く続くような場合は、

早めに歯科医院で相談することをお勧めします。

 

(2015年1月23日 サンケイ新聞)

 

ブログ終了のお知らせ

2005年2月16日〜2015年1月23日までの約10年間の健康情報が、皆様の健康管理の

お役に立てば幸いです。ご愛読ありがとうございました。厚くお礼申し上げます。

最後に、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

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貧血と低血圧、何が違う 血液の質とポンプ作用に差

2015年01月22日 | 健康情報

急に立ち上がったときにめまいや立ちくらみが起きる現象を、俗に“脳貧血”と呼ぶため、

貧血と低血圧の二つは混同されてしまいがち。ふらふらしたり、めまいや立ちくらみと

いった症状は似ているが、全くの別物だ。

貧血は血液中のヘモグロビンの量が減少している、血の質の問題。

改善のためには、なんといっても食生活。鉄分とたんぱく質を意識してとることが大切だ。

低血圧は、心臓から押し出された血液が血管の壁を内側から押すポンプ作用が弱くなって

いることが原因。低血圧の定義は基礎血圧(朝起きてすぐに測定した数値)の最大値が

100mm Hg未満とされている。女性に多いのが、通勤電車などで長時間立っていて気分が

悪くなる起立性低血圧だ。これは、下半身にたまった血液を心臓に押し上げる力が弱く、

脳に血液が十分回らないことで起こる。

低血圧の中には、血液を保つ機能をコントロールする自律神経のトラブルや、アレルギー

疾患など多くの関連疾患があるので、まずは基礎血圧を記録することから始めよう。

低血圧の場合は、下半身の筋力をアップさせて、血液循環をよくさせることを意識しよう。

食生活では減塩を心がけすぎないこと。血圧を上げるのに適度な塩分が必要になるからだ。

「血管強化のための早歩きで最も重要なのは、正しい姿勢。おへそが進行方向に対して

左右にぶれないように意識しながら早歩きをすると、全身の筋肉がバランスよく強化

されると同時に、心拍数も上がる。この、心拍数を上げて筋肉を鍛えることが、血管強化の

カギ」と、KIZUカイロプラクティックグループ代表院長の木津直昭さん。

歩くときに体が左右に揺れる、上体が前傾する、猫背になる、ひざが曲がったままなど、

崩れた姿勢で早歩きをすると、「股関節や膝関節に余計な負担がかかり、ひざや腰を痛めて

しまうことも」(木津さん)。特に座り時間の長い女性に多いのは、「後ろ側の脚のひざや

股関節が曲がったまま、十分に蹴り出せていない歩き方。そのまま歩いても、すぐに脚が

だるくなるはず」(木津さん)。

そこでお薦めなのが、そけい部のストレッチ。「そけい部の詰まりをとっておくと、歩く

ときに脚の付け根が伸びやすくなって、後ろの脚でしっかり蹴り出せるようになる。

長時間の座り姿勢のリセットにもなる」(木津さん)。試してみよう。

●早歩きするときは股関節の前側をしっかり伸ばして

歩くときのポイント
・背筋を伸ばし、肩の力を抜く
・進行方向に対しておへそがぶれないように歩く
・後ろ脚でしっかり蹴り出す

●そけい部の詰まりをとるストレッチ

あおむけでお尻の下(仙骨のあたり)に丸めたタオルを置く。骨盤の前側の出っ張った骨の

すぐ内側に両手の指先を当て、手前に強く引っ張りながら、脚をつま先のほうへ伸ばして

そけい部をストレッチ。

 

(2015年1月18日 日本経済新聞)

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生活不活発病

2015年01月21日 | 健康情報

◆生活不活発病とは

「動かないこと」により、全身の働きが低下する状態のことを言います。

生活不活発病は放っておくとさまざまな症状につながっていきます。

大きく分けて体に影響するものと精神に影響するものがあります。

体に影響するものとしては、足腰が弱くなり「動きにくくなる」「立ちくらみがする」。

さらには胃腸の働きが低下し、食欲がなくなる。心肺機能が衰え、どうき・息切れがすることも

あります。

精神的に影響するものとして、もの忘れが激しくなるなど認知症のような症状が出たり、

精神が落ち込み、うつ状態になることもあります。

このような症状が複合的に生じることで「生活上の不自由さ」が生じます。

◆生活不活発病の悪循環

仕事を失ったり、ケガで出歩くことが少なくなり、「することがなくなる」ということが大きな

きっかけとなります。さらに「環境の変化」や周囲や本人の「遠慮」によって動かない状態が

長く続くことも生活不活発病を引き起こす可能性があります。

これらの複合的な要因により「動かない」状態が続くと生活不活発病が起き、全身の機能が

衰えます。そのことでさらに動きにくくなり、ますます「動かない生活」に陥り、症状がさらに

悪化するという悪循環に陥っていきます。活動量が落ちていることに早めに気づき、悪循環を

断ち切ることが大切です。

◆生活不活発病を改善するには

生活不活発病の“悪循環”を“良循環”に変えるためには、本人がやりたいことを見つけ出す

ことから始まります。本人がやりたいことを見つけることで自発的に体を動かすようになり、

生活不活発病の症状も改善し、全身の機能も回復。動きやすくなることで、さらに新しい目標が

生まれ、活動の範囲が広がり、ますます動くようになっていきます。

このような“良循環”を作り出すことが生活不活発病改善の鍵です。そのためには家族など

周囲の人も本人ができることを奪うような過度な手助けを控えて、本人がやりたいことを

見守る姿勢も大切です。

 

(2015年1月21日 あさイチ)

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野菜・果物で死亡リスク低下? 24年間で9千人調査

2015年01月20日 | 健康情報

 野菜や果物を多く取る人は、脳卒中や心臓病の循環器疾患で死亡するリスクが低下する-。

人間総合科学大(さいたま市)の奥田奈賀子准教授の研究グループが、約9千人を24年間

追跡調査して明らかにし、論文を14日付の欧州臨床栄養学雑誌電子版に発表した。

対象は、昭和55年に実施された国民栄養調査に参加した当時30~79歳の全国の男女

約9千人。同年の3日間に取った食事から、野菜と果物の摂取量に応じてグループを四つに

分け、平成16年までの生存や死亡の情報を集め、統計手法を用いて分析した。

野菜と果物を1日に計280グラム程度摂取したグループと計490グラム程度摂取した

グループを比較すると、多く取ったグループは少ないグループより死亡リスクが28%低下

していた。

計650グラム程度の摂取では同様に26%低下した。野菜のみ、果物のみでも摂取量が

多ければリスクは低かったという。

 

2015年1月16日 サンケイ新聞) 

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下半身型冷え症

2015年01月19日 | 健康情報

男性の3割、女性に至っては7割の方が自覚しているという調査結果もある「冷え症」。

「北里大学」の伊藤剛(いとう・ごう)医学博士によると、「ただ単に“体温が低い”というだけ

では冷え性とは呼べない」のだそうです。冷え症というのは「体温が下がって体が冷える

ことを“苦痛(不快)である”と脳が感じる症状」であるといいます。また、一口に冷え症と

いっても、手足が冷える「四肢末端型」や、お腹の中が冷える「内臓型」など、様々なタイプが

あるのだそうです。

伊藤医学博士によると、足裏の温度の目安は「30℃」で、それを下回ると“冷え気味”と診断

されるのだそうです。

『“お尻のコリ”が“冷え症”の原因となる?』

この下半身型冷え性は「足の血流が悪化することで起こる」そうですが、「その原因は、

お尻にある“梨状筋(りじょうきん)”という筋肉が凝り固まってしまうことである」と

伊藤医学博士は指摘します。

梨状筋の下には「足の血流をコントロールする神経」が走っているのだそうです。

ところが梨状筋が硬くなると、その神経が圧迫されて足の血流が悪化してしまうといいます。

その結果、「血液が運んでいる“熱”までも不足気味となり、下半身型冷え症になってしまう」と

伊藤医学博士は警鐘を鳴らします。

伊藤医学博士によれば、梨状筋が凝り固まってしまう原因としては、「立ち仕事を長時間行う」

「ソファでふんぞり返るような姿勢を長くとり続ける」等による“梨状筋の酷使”が考えられのだ

そうです。また、梨状筋もその他の筋肉と同じく「老化によって収縮する」ため、“加齢”という

のも硬直の原因になるといいます。

 

(2015年1月19日 モーニングバード)

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糖尿病で脳老化が加速 血糖コントロールで歯止めを

2015年01月16日 | 健康情報

2014年11月の「世界糖尿病デー」に合わせて国際糖尿病連合が発表したデータによると、

14年現在、世界の糖尿病患者人口は3億8670万人。

20~79歳の成人に限れば、12人に1人が糖尿病患者だ。

日本の成人糖尿病患者は721万人で、世界ランキング10位。30年には1000万人を超えると

予測されている。

2型糖尿病の怖さは高血糖に伴う合併症にある。失明や腎機能障害、手足の痺れや知覚まひ

などつらい神経障害が代表的だが、脳機能にも影響することが解っている。

米ジョンズ・ホプキンス大学の研究者らが1万3000人を超える住民(登録時年齢48~67歳)に

ついて行った20年間の追跡調査では、中年で新たに2型糖尿病と診断された人は、血糖値に

問題がない人と比べ、脳の老化スピードが速いことが明らかになった。少なくとも5年分の差が

生じるという。65歳の糖尿病患者の認知機能は健康な70歳並みというわけ。

糖尿病と診断されるHbA1c値は6.5%以上だが、本調査では、程度は軽いとはいえ前糖尿病

状態のHbA1c値5.7~6.4%でも、HbA1c値5.7%未満より認知機能の低下が認められて

いる。10年後、20年後の自分のためにも、気を引き締めて血糖コントロールをするべきだろう。

基本はやはり、禁煙と適度な運動、そして食生活の改善である。

もちろん発症予防に越したことはない。続けやすい習慣を一つ紹介しよう。

1日1カップのヨーグルトだ。米ハーバード大学の報告では、1日1カップのヨーグルトで、

2型糖尿病の発症リスクが18%低下する。

英国のノーフォーク州の住民を対象とした研究でも、低脂肪ヨーグルトを週平均4.5カップ

(1カップ:120グラム)食べていた人は、発症リスクが28%低下することが示された。

2型糖尿病患者の腸内環境は悪玉菌優位であることが知られている。詳細な因果関係は

まだ不明だが腸内環境を改善すると、2型糖尿病の発症予防につながる可能性は高い。

15年はぜひ、ヨーグルトをお試しください。

 

(2015年1月15日 DIAMOND on line)

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脳梗塞…血液サラサラだけでは防げない

2015年01月15日 | 健康情報

脳梗塞や心筋梗塞など重大な血管の病気は、主に血管内に生じる血栓によって動脈が

詰まって発症する。血管が詰まらないようにタマネギや納豆などの“血液サラサラ”食材を

積極的に食べているという人もいるだろう。だが、池谷医院の池谷敏郎院長によれば、

「血管事故を防ぐのに最も大切なのは、血管の壁に動脈硬化のコブができないようにする

ことと、そのコブが傷つきにくい状態にすること。いくらサラサラ食材を食べても、ひとたび

動脈のコブが傷つけば、そこに血栓が生じる。ただし、魚に多く含まれるEPAには、動脈硬化

の進行を防ぎ、コブを傷から守って血栓を生じにくくする働きがあることがわかっている」。

脚の血管がボコッと盛り上がってきた、くもの巣のように透けて見える…。そんな症状に

心当たりがあったら、下肢静脈瘤かもしれない。命にかかわる病気ではないが、見た目の

問題に加えて、ひどいむくみや痛みを伴うことがある。放置するのは禁物だ。

なぜ、下肢静脈瘤になってしまうのか。血管には、心臓からの血液を送り出す「動脈」と、

使い終わった血液を心臓に戻す「静脈」の2種類がある。脚の静脈は重力に逆らって、

血液を心臓に送り返している。そのため、逆流を防ぐ「ハ」の字形の弁がいくつもついている。

ところが、立ちっぱなしだったり、運動不足で筋肉の収縮によるポンプ作用が不十分だと、

血液が静脈によどんで、弁にかかる圧力が増す。その状態が長時間続くと、弁が壊れて

静脈に血液がたまり、その結果、瘤(こぶ)のように盛り上がってしまう。それが下肢静脈瘤。

主なタイプは、「伏在(ふくざい)静脈瘤」「陰部静脈瘤」「網目・クモの巣状静脈瘤」などだ。

お茶の水血管外科クリニックの広川雅之院長によると、「30~40代の女性によく見られる

のは、陰部静脈瘤」という。「瘤ができるのは、卵巣や子宮周辺から脚の付け根を通って

太もも裏に走る静脈で、目立たない。そのため気づかないことも多いが、月経のたびに

太もも裏側の痛みや脚のむくみが強い場合は、陰部静脈瘤の可能性がある」(広川院長)。

悪化させないためにはセルフケアが重要。お薦めはつま先を上げ下げする「足首起こし」や

背伸びをしながらの深呼吸。「椅子に座って、かかとを床につけたまま、つま先を持ち上げる。

トントンと、リズミカルに10回持ち上げたら、背伸びをして深呼吸を。これを1時間おきに行う

だけで静脈の血流が改善する」(広川院長)。

また、弾性ストッキングは脚をほどよく圧迫して、血液の逆流を抑える。むくみがつらい人は

試してみて。セルフケアで症状が改善されない場合は、医師に相談を。

健康保険で受けられる血管内レーザー治療もある。

 

(2015年1月11日 日本経済新聞)

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「地中海式ダイエット」は遺伝子レベルで若さ保つ

2015年01月14日 | 健康情報

体に良い効果が報告されている地中海式ダイエットは、遺伝子レベルで若さを保つのに役立って

いる-。米ハーバード大などのチームがそんな研究結果を英医学誌、BMJに発表した。

地中海式ダイエットは野菜や果物、ナッツ、豆類、穀類、オリーブオイルを多く食べ、肉よりも魚、

ワインなどの適度な飲酒を特徴とする食事。

チームは約5千人の女性看護師について生活様式や健康状態を10年以上追跡した調査結果と、

染色体の末端にあって長さが余命の目安とされるテロメアという部分の解析結果を分析した。

その結果、地中海式ダイエットに近い食事をしている人ほどテロメアが長いことが分かった。

 

(2015年1月14日 サンケイ新聞)

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実は未達に終わる“我慢だらけの目標”の罠

2015年01月13日 | 健康情報

過去にダイエットに成功された経験がある方、特に「1日1食」などのストイックなダイエットに

成功された方の中には、乗り越えた達成感が大きい分、「ダイエットはいつでもできる」と

油断してしまいがちな方がいます。

「好きなものを食べる代わりに、一食スキップする」

 「早い時間に(16時、17時など極端な方も)一日の食事を終わらせて、後は絶食する」

そんな行動をとってしまうのです。これでは、帳尻を合わせられないばかりか、本来、

その症状を改善するために必要なビタミンや食物繊維が不足してしまいます。

すでにストイックに食生活改善に取り組まれている方もいらっしゃると思いますが、

「やめる」ばかりではなく「良いことをプラスする」ことも加えていただけると安心です。

本当に目標を達成するには
何かを減らすのではなく良い物をプラス

ダイエットをするにあたって、いくつか考えられることがありますよね。

「お酒は1日1杯まで」「ごはんのおかわりはしない」など、できるかできないかではなく、

まずは思いつく限りにあげてみてください。そして、それから、我慢度をはかってみてください。

我慢度が高いものは、言ってみれば、もとから勝率の悪い勝負。

挙げた中でもっとも我慢度が低いものを選ぶことが大切です。

それから「朝は必ず生野菜を食べる」というように、良いものをプラスする行動指針も大切だと

お話しました。すべてのことは、決めたらそれを実行するための導線を具体的に考えてみて

ください。

朝に必ず生野菜を食べるということは、日曜日に加え、平日も一度はスーパーに行く必要が

あるな、あのコンビニなら生鮮食品が多いから寄って帰ろう、それは水曜日なら早く帰れるから

できそうだ…という具合です。

お酒は1日1杯まで、と決めても、2ヵ月ほど経過すると長年の習慣に逆戻り、なんてことも

あります。そうしたときには、条件付きで考えても良いのではないでしょうか。

2杯飲んだら、翌日は一駅分歩く、腹筋を50回する、などといった具合に。

一度失敗したから、ルールを破ってしまったからもうやめた!なんて投げやりになるのは

避けたいものです。

 

(2015年1月13日 DIAMOND on line)

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風邪知らず…寒い時期を乗り切る2つの習慣

2015年01月09日 | 健康情報

ひとつは毎日、ミカンを食べることです。ご存じのように、ミカンはビタミンが豊富ですので、

風邪予防になります。

昔、祖母に皮ごとミカンを焼いて、食べさせてもらったことがあります。当時のミカンは、今の

ように甘さが強くなく、酸っぱい味でした。ミカンの酸っぱさは、クエン酸によるものです。

酸っぱさが強すぎてしまう場合は、加熱することでクエン酸が減り、甘みが強く感じるように

なります。しかし、加熱によってミカンに含まれるビタミンが減ることはありません。

つまり、酸っぱすぎるミカンを美味(おい)しく食べる工夫として、ミカンを焼いたようです。

胃薬として使われる六君子湯(りっくんしとう)には、ミカンの皮が使われています。

ミカンの皮が消化不良や腹部膨満感に効果があるからです。

◆起きたら白湯で胃腸を温めよう

もうひとつは、朝、起きたときに白湯を1杯飲むことです。

皆さんの中には、健康のために冷たい水を朝、お飲みになっている方もお見えだと思います。

しかし、冷たいものは、体の芯を冷やしてしまいますから、寒い時期、体調を崩す原因になります。

わたしは必ず、温かい白湯を飲むことにしています。運動をする前に準備運動をしてからだを

温めることと同じように、朝起きたときに、胃腸の準備運動のために、温かい白湯を飲むことが

健康に良いと考えています。

胃腸を温めることで、胃腸の働きが活発になり、栄養の消化吸収がよくなります。

また、内臓の血流も良くなりますので、肝臓、膵臓、腎臓などの働きも活発になります。

様々な臓器の働きが良くなることで、免疫力も上がり、風邪を引きにくくなります。

寒い季節がまだまだ続きます。風邪予防には、安くて美味しいミカンとたった1杯の白湯が

活躍します。1月からは受験生にとって大切な時期が始まります。

どうか、ミカンと白湯で頑張ってください。良い結果が出ることを心からお祈りしております。

 

(2015年1月9日 読売新聞) 

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