試合結果
10月22日(木) 対Giants 19回戦(明治神宮野球場)
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | TOTAL | H | E |
Giants | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 | 8 | 0 |
Swallows | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 |
勝投手 | サンチェス | (8勝3敗0S) |
敗投手 | 吉田大喜 | (2勝7敗0S) |
Giants | 松原聖弥3号(ソロ) | (3回:吉田大喜) |
Giants | 岡本和真26号(2ラン) | (3回:吉田大喜) |
【試合概要】
ゲーム展開
Swallowsの先発は前回登板で6回2失点と好投し、プロ入り2勝目を挙げた吉田大喜。粘りのあるピッチングができるかどうかが鍵だ。対するGiantsの先発はここまで12試合に先発して7勝3敗、Swallows相手には2試合で1勝1敗ながら自責点3、防御率2.38とあまり失点しないサンチェス。両先発で試合開始。
1回表、Giantsの攻撃。先頭打者の吉川尚輝を1ボール2ストライクと追い込んでから内角の浮いたフォークを綺麗にライト前に運ばれノーアウトのランナーを出す。2番・松原聖弥の6球目に吉川が2塁を陥れノーアウト2塁。そして松原聖弥には10球粘られて四球で歩かせてしまう。3番・坂本勇人はレフトフライ、4番・岡本和真をキャッチャーファウルフライに打ち取ったが、5番・丸佳浩にフルカウントから四球を与え、2アウト満塁に。続く6番・ウィーラーにもフルカウントから四球を与え、押し出しで先制点を与えてしまう。吉田大喜、初回から制球に苦しむ。【ヤ0-1巨】
3回表、Giantsの攻撃。この回先頭は松原から。2ボールからの高めに浮いたカットボールをジャストミートされ、大きな当たりはライトスタンド中段に飛び込む第3号ソロホームラン。Giantsに1点を追加される。3番・坂本にも2ボールから外角のカットボールを三遊間に運ばれレフト前ヒット。そして4番・岡本を迎える。ど真ん中のカーブとストレートで2ストライクと追い込んだあとの3球目、2球目とほぼ同じ所に同じ様など真ん中のストレートを投げ込み、岡本が今度は完璧に捉え打球はバックスクリーンへ。第26号2ランホームランを打たれる。ここで吉田大喜は降板。2番手に今野龍太がマウンドへ上がり、後続を3人で断ちきる。【ヤ0-4巨】
4回裏、Swallowsの攻撃。この回先頭の青木宣親が四球を選び出塁。続く山田哲人はファーストファウルフライに倒れるが、4番・村上宗隆がフルカウントから高めのストレートを打って、痛烈な打球でセカンドの頭上を越えるライト前ヒット。1アウトランナー1、2塁。続く5番には、久しぶりにクリーンアップを任された西浦直亨。2球目のストレートをピッチャー返し。これがピッチャー強襲ヒットとなり、1アウト満塁のチャンス!しかし、6番・中村悠平はキャッチャーファウルフライ、7番・エスコバーはピッチャーゴロに倒れ、絶好の得点チャンスを逃す。
4回表からマウンドには、プロ1軍初登板の金久保優斗。四球を一つ与えるものの、出したランナーはそれだけで、4回、5回と2回を打者7人、ノーヒットに抑える好投で味方打線の奮起を促す。
7回表、Giantsの攻撃。マウンドには6回表から引き続き長谷川宙輝がマウンドへ。この回先頭はトップバッターの吉川尚。フルカウントから四球を与えてしまい、ノーアウトのランナーを出す。2番・松原が送って1アウト2塁。3番・坂本には2ボール1ストライクから、カウントを取りに行ったストレートを右中間に運ばれボールはフェンスに当たり跳ね返る。2塁ランナーが生還し、Giantsに1点を追加される。坂本は悠々と2塁へ。ここでピッチャー・長谷川に代えて5番手の星がマウンドへ。1アウト2塁で4番・岡本。1ストライクからの2球目のフォークボールを上手く救ってセンター前へ。セカンドランナーの坂本が生還し、さらに1点を追加される。続く丸にはやはりフォークボールをライト線に痛烈な当たりを放たれ、ツーベースヒット。1アウト2、3塁とさらにピンチが続くが、ウィーラーを空振り三振、中島宏之をセカンドゴロに打ち取り、ようやくGiantsの攻撃終了。【ヤ0-6巨】
Swallowsはその後、7回途中から田口麗斗、8回に高梨雄平、9回はビエイラの前に、四球1つで出塁するのが精一杯でそのまま試合終了。
0-6でSwallowsは零封負けを喫した。村上と本塁打王、打点王争いをしている岡本に1本塁打、3打点を挙げられ、差を離されてしまった。
試合感想
先発の吉田大喜。初回に40球あまりを投じる制球力の無さ。押し出しで先制点を与えたが、よく1失点で済んだな、という印象。投げたいところに全くボールが行っておらず、球も走っていなかった。中6日は必ず空けて先発させてもらっているが、調整が上手く行かなかったのか。ルーキーイヤーだから学ぶことも多かろうが、その辺はコーチ陣としっかり話し合って修正して欲しい。
そして、3回に2被弾。これはいけない。特に、村上とタイトル争いをしている岡本に打たれてはいけない。岡本を歩かせて丸に打たれるのは仕方ない、くらいに際どいコースを攻めていかなければ、3球続けて同じ所、しかもど真ん中に投げ込むのはさすがにGiantsの4番打者を舐めすぎだ。そもそも、中村悠平はそんな所に構えていない。コントロールを修正できていなかった証拠だろう。
今日の相手投手・サンチェスはコントロールも良く、球威もあってなかなか点を取れる雰囲気はなかった。唯一の4回裏のチャンスも、サンチェスの球威、コントロール、変化球のキレで抑えられてしまった。
回またぎの長谷川宙輝が突如、制球を乱すのは何故だろうか。結構、登板機会は多いので疲労は溜まっているとは思うが・・・もう少し粘って欲しい。
一方、プロ入り3年目、1軍のマウンドに初めて上がった金久保優斗は、落ち着いた投球でGiants打線を2回ノーヒット無失点に抑えた。彼が中継ぎとして好投してくれると、Swallowsの疲弊しまくった中継ぎ陣に少し、安らぎが出るだろう。今季はこのように、残り試合で若い選手をたくさん使って、数年後を見据えた起用をして欲しい。そういう意味では、ルーキー・吉田大喜はもう少し頑張って欲しいのだが。
最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。
次試合の予定
日程 | 10/23(金) | ||
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対戦カード | Swallows | VS | Dragons |
対戦 | 21回戦 | ||
球場 | 明治神宮野球場 | ||
試合開始時間 | 18:00 |
予告先発
Dragons | ロドリゲス |
Swallows | 歳内宏明 |