「世界の何だコレ!?ミステリー」の海崖の絶景・竜宮神社(土佐清水市) | 次世代に遺したい自然や史跡

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毎年WEB初公開となる無名伝承地や史跡、マイナーな景勝・奇勝を発表。戦争遺跡や鉄道関連、坂本龍馬等の偉人のマイナー伝承地も。学芸員資格を持つ元高知新聞主管講座講師が解説。

[きゃりーぱみゅぱみゅや雨上がりも絶賛の絶景神社]

昨日放送された「世界の何だコレ!?ミステリー」の「ふるさと何だコレ!?遺産」コーナーでは、高知県西部の四万十市や土佐清水市界隈のお宝やグルメ、絶景が紹介された。

 

絶景地では以前の記事(ミシュラン&見知ラン観光ガイド(8)世界最大の巨石文明圏編)で紹介した超古代巨石文明遺跡である土佐清水市の唐人駄場が取り上げられたが、もう一つ、同市松尾にある竜宮神社(竜王宮神社)も取り上げられた。海崖の絶壁に建つ朱塗りの鳥居を擁す神社故、景観が優れている、ということで市民が取材班に紹介したのだろう。

 

番組では船上からの映像も流されたが、またまたスタジオでその映像を見ていたきゃりーぱみゅぱみゅや雨上がり決死隊、高知県出身の島崎和歌子らは、そのまるで海外のような秘境感漂う大海崖に建つ神社に称賛の声を上げていた。

 

その船上からの映像だけを見ると、容易に近づけない、と思った方もいると思うが、実は参道はきれいに整備され、道標も完備し、普通に観光客が訪れている。

 

参道は一旦最下部まで下った後、上りになるが、バス停「臼碆(うすばえ)」から神社までは僅か400mの距離。大半が舗装されているため、革靴でも行けるし、園児でも造作なく参拝することができ、危険箇所もない。

 

二つのピークに挟まれた鞍部からは急な下りの階段が続き、海沿いの最低所まで下りて周囲を見渡すと、一帯が断崖の岩山や海崖となっており、その光景に圧倒される。

 

朱塗りの鳥居前に建つと、神社の祠も真っ赤に塗られている。背後には一際屹立した岩山が見えているが、実はこの山、竜宮神社へ行くよりも短時間で登頂できる観光地。

因みにその山や上空からこの神社周辺を見下ろすと、いちょうの葉の形をした岩礁に神社が建っていることが分かる。

 

ところで何だコレでは地元市の婦人が、この神社前で漁夫と結婚している妻が服の裾をまくり、豊漁を祈願する風習がある旨、語っていたが、具体的には海に向かって女性器を丸出しにして祈願する。

 

現代の婦人はこのような行為に抵抗があるかも知れないが、戦前、特に田舎では着物を着用していた婦人がある程度多く、その際、下着は付けていなかった。だから今と比べるとあまり抵抗がなかったのである。興味のある女性は試してみては如何か。

次回、前述の岩山やその近くにある戦争遺跡に期待する、という方は次の二つのバナーをプリーズクリック。

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