僕はペットだよのビートンのブログ
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次に来た者  めえちゃん、ヒロシ、そしてジャンさん

「ビートンさん、ビートンさん,このたびは大変

 
ご迷惑をおかけしました」
 
めえちゃん!
 
僕の足元にやって来たのは、僕達のチームの1人
 
亀のめえちゃんだった。
 
めえちゃんは、車野家のみんなとともに星キラリに
 
マインドコントロールされていたんだ。
 
星キラリが気絶した事で解放されてんだね。
 
ちょっと待って、そうなると疑問が残る。
 
『守り』のパワーを持つ亀のめえちゃんが、星キラリの
 
味方をしているのなら、星キラリは気絶する事は
 
なかったはずなのに
 
「そのことは、私がここ数日眠気の襲われていまして
 
八ツキリ覚えてないんです。すいません」
 
そうだった。亀のめえちゃんは、毎年冬に近づくと
 
冬眠するんだった。眠くて戦力にならなかった訳だ。
 
去年、無理して冬眠しないで、僕達と行動していたから
 
今年は特に眠たいんだろう。
 
でも・・・めえちゃんが戦力にならなくても、
 
『脚力』のパワーのカンガルーのジャンさんと
 
『製作』のパワーのヒロシがマインドコントロールを
 
されていたはず、
 
「ジャンさんもヒロシさんも星キラリさんの近くでは
 
見かけませんでしたよ」
 
亀のめえちゃんのめえちゃんは、小さな首を傾げた。
 
「ビー!お前はあほだな」
 
この声はヒロシ!!
 
僕の変身首輪から聞こえてくる。
 
「仲間がみんな、星キラリにマインドコントロールされて
 
いると思い込んだな」
 
え!違ったの?
 
「俺は長距離トラックの運転手の助手のバイトで
 
ずっと北の都市にいたんだよ」
 
ヒロシはこの街にいなかったのか
 
「ジャンだってそうだ。あいつの住んでいる動物園は
 
そこの街にあるのか?」
 
そうだったカンガルーのジャンさんは、バスで1時間の
 
隣の都市にいるんだった。
 
何たるドジだ。
 
「まあ、結果てきに俺達がいなくても星なんちゃらと
 
言う宇宙人は自滅したけどな」
 
星キラリは自滅なの?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 

 

次に来た者  宇宙警察ラック巡査

チワワから逃げ回る星キラリ

 
星キラリの回りにいた人間達は、星キラリのチワワに
 
対する態度に戸惑ってどうする事も出来ない様だ。
 
「何で、逃げるの?お姉ちゃん」
 
「待つんだ!ちび太!!」
 
僕の叫びは間に合わなかった。
 
チワワのちび太は、星キラリに飛びついっていった。
 
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「あれ?私、なんでこんな所にいるのかしら?」
 
「あら、まあ、もうこんな時間だわ。夕食の買物に
 
行かなくちゃ」
 
星キラリにマインドコントロールされていた人間達が
 
解放されて我に戻っている。
 
「おねえちゃん?」
 
チワワのちび太に飛びつかれた星キラリは、その場に
 
気絶している。
 
そんな星キラリの顔をちび太は舐めていた。
 
「ご苦労様でした。ビートンさん、この宇宙人は
 
意識を失ったようです」
 
いつものように、最後の最後にやって来た影ひとつ
 
床を這いつくばる二次元人間の宇宙警察巡査ラックだ。
 
この影は気絶していて動かない星キラリをその体で
 
包み込んだ。
 
「こいつは逃げた囚人ではないが、犯罪者に
 
変わりないので、囚人船に収監しておきます」
 
そう言ってラックは星キラリを連れ去った。
 
キュー―ン
 
一人残ったチワワのちび太はさびしそうにないている。
 
だけど、なんであのちび太に抱きつかれただけで
 
星キラリは、気絶してしまったんだろう??
 
結果オーライだけど・・・・・・・
 
「ビートンさん、ビートンさん、この度は大変ご迷惑を
 
おかけしまして、すみませんでした」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

次に来た者  星キラリ対ちび太?

「行け!若造!ちび太を助けるのじゃ!!」

 
オニヘイさんの叫びが、僕を加速させる。
 
「はい!必ず助けます!!」
 
何を発見したのか?チワワのちび太は、
 
僕が倒そうとしている、この星の侵略を実行中の
 
宇宙人 星キラリが占拠した市役所の中に
 
入ってしまった。そのチワワを助けるのが
 
今の僕の仕事。
 
僕は『速さ』のパワーを使って人間達の足元を
 
するするとかわして走った。
 
人間に見えないスピードで走る僕を邪魔する奴は
 
いない。
 
でも・・・ちび太はどこにいる?
 
僕はチワワのちび太の姿もにおいも知らない。
 
「これは・・・!?」
 
でも、何となくわかった。
 
この星を乗っ取るとこつこつと作戦を実行し
 
今はこの市役所を占拠している人間型宇宙人
 
星キラリのにおいを覚えている。
 
今、それはしきりに動いている。
 
そこにちび太がいるような気がする。
 
僕の感を信じる。だから走る!星キラリのにおいを
 
追って走る!
 
ウォォォーン!!
 
最後はあっけなく終わった。
 
「やめろ!こっちに来るな!凶暴な犬!
 
みんな、あの恐ろしい犬を押さえておいてくれ」
 
逃げ回る星キラリ。
 
「だけど・・・・そいつは小さなカワイイ、チワワですよ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

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