マカロニ | 料理格闘家ヒデ の気まぐれ日記

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“南国かごしま”のイタリア料理店『ポポラーレ』オーナーシェフ白石の気まぐれ日記です!どうぞよろしくお願致します♪

さて、毎月ご紹介させていただいております『鹿児島発“ホッとマガジン”』について、あらためまして~!

 

鹿児島在住の“冒険家”“イタリア料理店オーナーシェフ”“お茶好きな食物栄養専攻助教さん”“書店店長”“野菜ソムリエ”“花好き”さんから毎月届くお便り、そしてホッとマスターがブラリと出かけた時に目に付いた“ブラリかごしま”など、鹿児島のホットな情報を発信してます。(byホッとマスター) 

 

是非ご覧くださいませ~♪^^☆

 

下記は、その『鹿児島発“ホッとマガジン”』のホッとマスターさんの依頼で、私が月一で書いている 【料理長オススメの一品】の 2月10日のブログ記事の抜粋です。

 

★☆★ 料理長のオススメの一品 2/10 ★☆★

● マカロニ ●

わたくし“南国かごしま”の熱きイタリアンシェフ、ポポラーレ☆ヒデでございま~す。どうぞよろしくお願いいたします。


さて2020年も2月に入りました~~~~~!!!^^/
寒い日が続きますが、みなさま体調くずさぬようお気をつけください。


特に寒さ厳しい日は、
私自身も久しく作っておりませんが体も心もあったまるマカロニグラタンなど、いかがでしょうか。ちなみにマカロニはイタリアのものですがグラタンはフランス料理ですよね。こういう融合ってたくさんあって、凄くいいですよね~!!さ~、私も頑張って今から過去最高のマカロニグラタンを作ってみようと思いま~す!!^0^/

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ということで、今回はマカロニについての豆知識的な話を少し・・・。
皆様ご存知の通り、ショートパスタの代表格といえばマカロニですよね。


まずはマカロニの語源ですが、ラテン語ギリシャ語に由来していると言われ解釈も分かれています。そのひとつは‟押しつぶす”を意味するラテン語のマッカーレ(Maccare)に由来するという説で、もうひとつは天国へ召された者への至福の食べ物であり祭祀の食べ物であったギリシャ語のマカール(makar)に由来するという説です。


次に料理以外での『マカロニ』という言葉の使われ方ですが、イタリアを象徴する言葉として、今まで一般的に使われる傾向がありました。18世紀のイギリスではイタリアで最先端の流行に触れ、それを持ち帰って広めた人や最先端の流行のことを『マカロニ』と呼びました。また、20世紀後半にイタリアで作られた西部劇映画をマカロニ・ウェスタンと呼びました。


文献に『マカロニ』が初めて登場したのは1041年の『パスタ法典』ですが、興味深い点は料理の説明などではなく隠喩として用いられていることです。イタリアでは今でも単純でお人良しな人に『パスタ野郎』と呼ぶことがありますが『パスタ法典』では‟うすのろ”とか“でくのぼう”といった意味で使われいるのです。

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あらためまして
イタリアでパスタと言えば、それぞれの州の各町に郷土料理的なものがあり、そのパスタの種類、調理法の多種多様性は本当に魅力的です。その一つ一つに由来があり、全てを把握することは何年経っても出来ないであろうと思われるほどです。


そして毎年、新しいパスタも開発され、それに合わせる新しいソースもたくさんのシェフが日々考案していきます。


だからこそ、パスタ料理は楽しく夢があります。私自身も古典的なパスタ料理を学び続けながら新しいパスタ料理も日々研究し、そして自分自身の新しい料理を作り出していきたいとたくさんの食材と日々楽しく闘っております。

 

是非、皆様も色んなパスタでたくさんのレシピをお試しいただき楽しんでいただきたいです。ご自分のアレンジを加えスペシャリティを作るのも素敵ですね!!

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<文責:鹿児島 イタリア料理POPOLARE chef 白石 秀隆>
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