アビスパ福岡U-18が初の日本クラブユース3位!! | Purely Belter

アビスパ福岡U-18が初の日本クラブユース3位!!

高校生年代のクラブユースチームの日本一を決定する日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会。第42回を迎える今大会は今日、味の素フィールド西が丘で準決勝2試合が行われました。

 

クラブ史上初となるベスト4に進出したアビスパ福岡U-18は、清水エスパルスユースと対戦。高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグEASTで4位につける強敵を相手に粘り強く戦うも、1-0で惜敗。決勝進出はなりませんでした。

 

 

■最後の最後で痛恨の失点…来年は決勝進出を!!

今日は午後5時過ぎまで修習だったため、その後会場へと向かいました。運が悪いことに、客席に着いたときにアビスパの失点シーンを観ることとなりました。

 

試合が動いたのは後半38分でした。FW川本梨誉選手に左サイド突破を許しクロスを上げられると、FW山崎稜介選手にヘディングシュートを許しリードを奪われました。リードを許したアビスパは、長身のFW石井稜真選手を投入するも、なかなかシュートまで持ち込めず。後半ロスタイムにはフリーキックのチャンスを迎えるもゴールならず、試合は1-0で終了しました。

 

サガン鳥栖U-18、ロアッソ熊本ユースに次ぐ九州第3代表として本大会に出場したアビスパ。 浦和レッドダイヤモンズユース、北海道コンサドーレ札幌U-18、モンテディオ山形ユースを抑えてグループDを首位で通過すると、ラウンド16ではFC東京U-18を1-0で下し、準々決勝では名古屋グランパスU-18を3-0で撃破。下馬評は高くありませんでしたが、見事な快進撃でベスト4に進みました。

 

この試合を全て観たわけではありませんが、アビスパは前半から苦しい時間帯を耐え、後半はチャンスも作ったようです。わずかに一歩及びませんでしたが、大会3位はクラブ史上初の快挙。胸を張って福岡に帰ってほしいです。アビスパは昨年に続き2大会連続でラウンド16に進出。着実に力を付けています。来年こそは、初の決勝進出、そして初優勝を期待しましょう。

 

■多くの選手がトップチームへ昇格しますように

アビスパ福岡U-18の魅力の一つは、高校年代からプロを意識できる点でしょう。トップチームと同じユニフォームを着用し、トップチームの選手の練習を間近で見ることができる…非常に恵まれた環境だと思います。

ところで、筆者が大学時代ゼミでお世話になった村林裕先生(元FC東京社長)は、「下部組織出身の選手が活躍する姿を見るのが一番の幸せ」と話していました。アビスパのトップチームが強くなることは言うまでもなく嬉しいですが、その一員にU-18出身の選手が多く入っていれば、その喜びもより一層大きくなるはずです。

 
ですが、U-18の選手の多くはトップチームへの昇格が叶わないのが現状です。殆どはプロのレベルに達していないということでしょう。世間的にも、福岡サッカーの高校年代と言えば、東福岡高等学校サッカー部が真っ先に思い浮かぶでしょうし、現に実力も上を行っています(今季の高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグWESTでも、東福岡が4-1で快勝しました)。
 
今回の躍進でU-18の環境が変わるかもしれません。全国に「アビスパ福岡U-18」という名前を知らしめましたし、今後多くの中学生がアビスパの門を叩いてくれるはずです。現在ベルギーでプレーするDF冨安健洋選手のような、世界で通用する選手が多く出てきてほしいですね。
 

クラブ史上初の3位に輝いたアビスパ福岡U-18、今後の戦いにも期待したい!!

 

 

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