首位・柏に完敗…残り5試合で全力を!!(その1) | Purely Belter

首位・柏に完敗…残り5試合で全力を!!(その1)

26日はYBCルヴァンカップの決勝。白熱した一戦を制した川崎フロンターレが悲願の初優勝を果たしました。その翌日27日は、J2第38節の全11試合が行われました。

 

J2も残りわずかとなり、昇格&残留争いが熾烈を極めています。ここまで首位を快走する柏レイソルは、ホームでアビスパ福岡と対戦。1シーズンでのJ1復帰が目前の柏に対して、アビスパは今季の昇格の可能性はなくなっています。

 

 

■千葉ダービーを制して連敗をストップした柏

昨季は勝点39で降格。しかし、嘗てチームをJ1制覇に導いた名将・ネルシーニョ監督を指揮官に復帰させた今季は、序盤からしっかりと勝点を積み重ねてきました。この試合前の時点で勝点72、2位のモンテディオ山形に勝点差8をつけて首位を走っています。

 

第19節からの怒涛の11連勝で足場を固めた柏ですが、9月に入ってから少し足踏み。第35節にはアウェーで横浜FCに1-0、そして続く第36節にはホームで水戸ホーリーホックに2-3と競り負け、今季2度目の連敗を喫しました。それでも、前節はジェフユナイテッド千葉との千葉ダービーに0-3で快勝し、連敗をストップさせました。

 

この試合のスタメンは、GK中村航輔、DFは高橋峻希、山下達也、染谷悠太、古賀太陽。MFはマテウス・サヴィオ、ヒシャルジソン、三原雅俊、瀬川祐輔。FWはマイケル・オルンガと江坂任の2トップとなりました。ベンチにはGK滝本晴彦、DF鎌田次郎、川口尚紀、MF大谷秀和、手塚康平、FWガブリエル、細谷真大が入りました。

 

柏のヘッドコーチとしてネルシーニョ監督を支えるのは、昨季までアビスパを率いていた井原正巳コーチ。また、GK中村選手とDF古賀選手にとっても古巣との対戦になります。特に、GK中村選手は、2015年シーズンに好セーブを連発し、チームのJ1昇格に大きく貢献しました。

 

■昨季までとは一転…J2残留を争うアビスパ

2015年シーズンにJ1昇格。翌シーズンはJ1の壁に跳ね返されたものの、2017年シーズンは4位、そして昨季は7位と、アビスパは2シーズン連続でJ1昇格を争ってきました。

 

しかし、井原監督が去り、メンバーも大幅に入れ替わった今季は、序盤から苦戦が続いています。ファビオ・ペッキア監督はチームを上昇させることができぬままイタリアへと帰り、途中から指揮を執る久藤清一監督の下でも思うように勝点を積み上げることができていません。

 

今季のアビスパは、とりわけホームでの戦いで勝点を落とす試合が多くなっています。博多の森陸上球技場で戦った序盤戦は勿論、レベルファイブスタジアムが使用可能となった後も、ホームで敗れる試合が続きました。前節はホームでアルビレックス新潟に2-1で勝利したものの、内容的には苦しい試合でした。

 

アビスパは現在18位。既にJ1昇格の可能性はなくなり、J2残留のための戦いを強いられています。モチベーションを保つのが難しい中での試合ですが、来季へと繋がるパフォーマンスを見せなければなりません。この試合でアビスパに求められるのは、首位を叩いて、J1昇格争いを面白くさせることです。

 

この試合のスタメンは、GKジョン・アンデル・セランテス、DFはウォン・ドゥジェ、篠原弘次郎、實藤友紀。MFは石原広教、加藤大、田邉草民、初瀬亮、松田力、前川大河。FWは城後寿の1トップとなりました。ベンチにはGK杉山力裕、DF山田将之、輪湖直樹、MF鈴木惇、FWヤン・ドンヒョン、木戸皓貴、森本貴幸が入りました。

 

試合前に円陣を組むアビスパのイレブン。今季は序盤から苦戦が続く…。