解散のそよ風が。。。 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

人気ブログランキングに参加しています
応援をよろしくお願いします。

 
人気ブログランキングへ

 

 

安倍総理は時事通信社の新年互礼会で毎年のように解散をネタにしている。
「解散は頭の隅にもない」という一方で「頭の片隅にもないと言いながら、2回総選挙をやっているという人もいる」などと述べて、集まった記者連中を煙に巻くのである。

(関連拙エントリ)解散風がまた吹いた 2019-01-28 
https://ameblo.jp/akiran1969/entry-12436158495.html

日本の首相の権限は習近平のような独裁者とは比べ物にならないくらい弱いし、主要国の首脳と比べても決して高くない。
ただ、解散権はそんな日本の首相にとっては最終兵器ともいえる。

英国のジョンソン首相が議会に拒否されていまも解散できずにいるが、わが国の首相は自分がベストと判断したタイミングでいつでも行使できる。
だから、安倍総理はこの権限だけは自分の思うように使うと宣言しているのである。

今年は5月にも解散を示唆するような発言をしたので、私もダブル選の可能性が高いと予想したがあえなく外れた。衆議院議員が常在戦場の言葉を思い出し準備を進めることで陣営が引き締まり、参院選にいい影響が出ることを狙った発言だったのだろう。

そして、伝家の宝刀を抜かなくても参院選でまずまずの結果を残すことができた。

では、安倍総理は温存した解散権を、今度はどのタイミングで行使するのだろうか。

まず、何を争点にするかだが、今回の布陣を見ると、一向に進んでいない憲法改正論議を参院選の時よりさらに打ちだしてくると思えてくる。

安倍総理は参院選後にじっくり時間をかけた今回の人事で、憲法改正に向けて様々な布石を打った。

まず、年齢的に幹事長から副総裁へとの観測もあった二階幹事長が留任したのは、氏が再任直後に「党を挙げて憲法改正に努力」とこれまでになく強調したことと関係がありそうだ。
安倍総理が幹事長として積極的に前に進めてほしいと頼んだという報道もある。

また、下村博文氏が「(野党は)職場放棄』発言(正論だが)などで野党の反発が大きいことを配慮して党憲法改正推進本部長をクリオネお父さんこと細田博之氏に代えた。
さらに、事務総長は根本匠前厚労相で事務局長は前法相の山下貴司前法相だ。

根本氏は安倍総理の若い時からの仲間で実務能力に定評があるというし、山下氏も石破派ながら法相として安倍総理の期待に応えたから適任なのだろう。引き続き与党筆頭幹事を務める新藤義孝氏と共に、改憲を目指す「チーム安倍」メンバーで体制を固めたのである。

安倍総理は改造人事後の記者会見で憲法改正について次のように述べた。


 内政、外交にわたる各般の挑戦を進め、令和の時代の新しい日本を切り開いていく。そして、その先にあるのは、自民党立党以来の悲願である憲法改正への挑戦です。いずれも困難な挑戦ばかりでありますが、必ずや、成し遂げていく。そう決意しています。
(令和元年9月11日 安倍内閣総理大臣記者会見)より
http://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2019/0911kaiken.html


内政、外交と共に憲法改正についても「必ず成し遂げる決意」と宣言したわけだが、その前に「その先にあるのは」と言っている。これは、時系列的には一番ではないが、あと2年となった自分の任期中には絶対に実現したいという意味だろう。

ということは、再来年9月までに国会発議と国民投票を実現することが必須となる。
そのためには、国会での議論と報道を通じて国民の関心をもっと高め、改憲への機運を高める必要がある。

現状は、もし国会発議ができたとしても、肝心の国民投票で過半数がとれるか怪しいからだ。
しかし、参院選以降、憲法改正の議論そのものは進めるべきと考える人は増えている。憲法改正の優先順位は相変わらず高くないが、議論すらしないのはおかしいと考えているのだろう。

だから、次の臨時国会でも維新以外の野党が相変わらず議論にすら応じないのであれば、解散ということになるのではないか。というか、議論が進めば憲法改正の是非を問い、野党の抵抗で進まなければ議論すらしないことの是非を問うことにすればいいのである。

国会でのやり取りや国際情勢にもよるが、年内に解散となる可能性は高いと思う。

多くの人が指摘しているように、来年はオリンピックパラリンピックがあるから秋まで身動きが取れないし、そこまで引き延ばせば伝家の宝刀「解散」の威力は落ちる。

残りあと1年となれば安倍長期政権といえども求心力の低下は避けられないのである。

一時は国民民主党が憲法審査会に積極的に出てくるのではとの期待もあったが、結局元の民主党に戻ってしまうようだ。まだ、玉木代表が他の野党に呼びかける可能性もないではないが、相変わらず議論が進まない可能性のほうが高いだろう。

だから、いずれにしても年内のどこかのタイミングで解散総選挙に打って出ればいいのである。

そうしたとしても、あと2年で国民投票にまで持ち込めるかどうかは難しいかもしれないが、その時は安倍総理には任期を伸ばしてでも成し遂げていただきたいと思う。

(以上)
 

人気ブログランキングに参加しています
応援をよろしくお願いします。

 
人気ブログランキングへ