野良ネコの矜持 1/3 | こらしめ隊・隊長のブログ

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本日2月22日は「ネコの日」

 

「ネコの不思議」で書きましたが、

隊長は大人の野良ネコの死体を見たことがありませんでした。

 

子猫の死体は見たことある。

交通事故とかカラスとかの犠牲になったのだろう。

大人猫の土座衛門も見たことある。

 

でも、家の近くを縄張りにしていた野良ネコの姿を見なくなっても、

彼らの死体を見たことなかった。

 

いつの間にか姿を見かけなくなって、そのまま。

 

野良ネコの寿命は2年と言われている。

家猫が15~20年位としたら、その1/10。

 

過酷な状況で生きて生きて生き抜いていなくなっていく。

 

そんなネコの話。

 

隊長の住んでいる地域は、地域ネコ(旧野良猫)が多い。

避妊手術を施されたネコが地域で暮らしている。

 

だから近所でネコの姿はよく見るのだが、彼らはプロの野良猫なので

決して人間が触れる距離に入ってくることはない。

 

触らせてくれない。

姿を見せるだけ。

 

 

隊長が住んでいるアパートの階段下はそんな野良猫には超人気がある場所らしく、

縄張り争いが定期的に行われる。

それも夜中に…。

過酷な縄張り争いの勝者が階段で日向ぼっこをしていいたりするが、

隊長の足音を聞くと逃げる。

隊長を見かけただけで逃げる。

 

でも、安全圏に行くとネコはこちらを観察してくる。

 

隊長も気のない振りをしながら観察する。

 

短いサイクルでネコは交代しているみたいだった。

鯖トラがサビに、白黒ブチに、長毛三毛に

 

ここ最近は白黒ブチのハチワレだった。

 

今までで一番隊長を長く観察するネコだった。

 

もしかしたら、初めて仲良くなれるかもしれない。

そんな期待をしていた。

 

微妙な距離感が本当にミリ単位で近づいているように感じていたある冬の朝。

 

ごみ捨てをした隊長の目に映ったのは、いつもとは違う光景。

ネコがいたのだ。

 

声をかけても逃げないどころか動かない。

 

 

 

→→→つづく