オランダ代表の一員としてFIFAのU17ワールドカップに出場していたキ=ヤナ・フーフェル。遂にブラジルでの大冒険も終わりを迎えました。

 

まず、準決勝の相手はメキシコ代表でしたが、フーフェルはイエローカード累積によるサスペンションで出場することができませんでした。

 

試合はというと、後半にオランダが先制したものの、その数分後に途中出場したメキシコのエフライン・アルバレスに見事な直接フリーキックをゴールに叩き込まれて同点に。その後、90分間では決着がつかず、その後のPK戦の結果、オランダの決勝進出はなりませんでした。
オランダが優位に試合を進める時間は長かったものの、メキシコに上手く守られてしまった印象があります。もっとも、オランダにはゴールを奪えそうな場面が(特に後半は)いくつもあったにもかかわらず、フィニッシュやその1つ前の精度をやや欠いていました。これもこの結果に繋がった一因でしょうね。

 

 

ちなみにフリーキックを決めたアルバレスはPK戦では1人目に出てきて、クッキアイオを見事にキーパーに読まれてセーブされていました。
LAギャラクシーに在籍し、同じチームに在籍するイブラヒモビッチに高く評価されているそうなんですが、自信過剰が過ぎる感じが物凄くして逆に面白いヤツでした。

 

なお、解説の川勝良一さんも仰っていましたが、オランダが同点に追いつかれたフリーキックに繋がるファウルは、本来ならばファウルではなかったと思います。
オランダのディフェンダーはしっかりボールにチャレンジしていましたが、ボールを弾いた後に相手と激しく接触してしまった為、激しく痛がるメキシコの選手のリアクションに審判のジャッジが引っ張られてしまった印象はありました。
フットボールにはありがちなことかもしれませんが、オランダとしてはちょっと不運でしたね。

 

決勝進出はならなかったものの、3位決定戦に進んだオランダ代表は、もう1つの準決勝でブラジル代表に敗れたフランス代表と対戦しました。フーフェルはこの試合もライトバックとして先発フル出場しています。


オランダは見事な裏への抜け出しから先制したものの、前半のうちに同点に追いつかれると、後半も2ゴールを決められて1-3で敗れてしまいました。
すべての試合を観た訳ではありませんが、フランス代表は個々の技術もフィジカルもバランスよくレベルが高く、チームとしての完成度も高かったので、試合前からフランスに分があると感じていましたが、結果としてその予想が当たってしまいました。

 

フランスの個人の能力の高さは“この世代の中にあっては”という但し書きがつくものだとは思いますが、準決勝では負けたのが不思議なくらいにブラジル相手に優勢に試合を進めていましたし、やはり今回のコンペティションの中にあってベストなチームだったと思います。
オランダももちろんレベルの高い選手が揃っていたんですけどね。組織という点では差があったような印象は受けました。

 

フーフェルはというと、オランダがやや守備に重きを置いたプランで試合に臨んだこともあって前半は特にほとんど相手陣内に攻め上がる機会はありませんでしたが、後半にリードされてからは彼の持ち味とも言える果敢な攻め上がりからのクロスやカットインなどが観られましたし、ああいうプレイをもっとできていればな~という気はします(チームとしてのプランが先にあるので難しいところですけどね)

 

という訳で、オランダ代表は残念ながら4位でフィニッシュ。メダルを持ち帰ることはできませんでした。
ただ、このコンペティションの最終日まで試合を積み重ねられたことは大きな経験となったはずです。
今回のオランダからもフランスからも数年後にはヨーロッパの大きなコンペティションで活躍する選手が何人か出てくるでしょうし、フーフェルもそういった1人になってもらいたいですね。

 


なお、決勝戦では試合終盤の大逆転でブラジル代表がメキシコ代表を破って見事に地元での優勝を果たしました。
もっとも、今回のブラジル代表に圧倒的な強さがあったとは思えませんし、地元の大声援(ブラジル戦以外のスタジアムはほぼ閑古鳥が鳴いていました)の後押しがあったからこそ、準決勝、決勝と逆転勝利を収められたんだと思います。
まぁここから何人か将来のブラジルを支えるスーパースターが出てくることを期待したいですね。

 

 

おひとつ応援のクリックお願いします。モチベーション上がります。
また、コメントやいいねも絶賛受付中です。モチベーションがググッと上がります。
    ↓↓↓
にほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ
にほんブログ村


Twitterしてます→こちら