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【札幌記念の有力馬診断(前篇)〜『3歳凱旋門賞挑戦の失敗パターン=成長期を別のコトに捧げて成長案外+半欧州仕様化』の成果を極悪馬場秋天で発揮=健闘したマカヒキの現在地〜】
@ko@
※印は[★激走候補〜△やや有力〜▽やや軽視〜―無印」を表します
▽ゴーフォザサミット牡3蛯名54藤沢和(美浦)
4走前共同通信杯・3走前スプリングSではあまりに置かれる位置取りでの競馬に田辺Jに批判の矛先が向いたが、あれは田辺Jの意図ではなくあれがコノ馬のペースというコト…そういう追走力の部分で融通効かないのが本格化前のハーツクライ産駒の特徴の一つでもあります。

2走前青葉賞ではその2走とは異なりスタート良好だったのと、前半1F13.2という近年稀な序盤の緩ラップが味方しての無理なく常識的な位置取りからの本領発揮だったとの側面もあるでしょう… 蛯名Jも「楽にあのポジションを取れたことが勝因」というのが第一声でした。

前走ダービーでも大分出して行くもダービーポジション確保し切れず…その位置取りのままのゴール入線でした。

この手のハーツクライ産駒の成長は、3歳夏よりももっと遅れてというのが典型です…特にこの中間も調教施設整っていない札幌で約1ヶ月滞在ですからココで激変というのは想像し辛いですが…。


▽マカヒキ牡5ルメール57友道(栗東)
まずは昨秋始動戦毎日王冠時の有力馬診断を参照↓
『近年の3歳馬の凱旋門賞挑戦はキズナとハープスターの2頭だが、ハープスターは不調に陥っていつの間にか引退で、キズナも成長案外で早々に引退してしまった。

3歳時の凱旋門賞遠征については、「例えば並のダービー馬が居たとして、その馬がダービーを制した3歳春時点で一見とっても強い馬に見えるかも知れませんが、実はその時点でも古馬に混じればOP級なのです。2歳G1馬なら、その時点では古馬の1000万下級なのです。つまりは、古馬になって以降も活躍する為には、誰しもが“大きく成長しなければならない”というのがお分かりになるかと思います」というワケですので、
もしも凱旋門賞遠征による成長の阻害があるとすれば、それが成長期3歳時点であればその影響は決しては小さくは見積もれない代物になるのではないか。

杓子定規に測れるモノではないでしょうが、一番の成長期を別の身を削るコトに費やすワケですから…現に素質馬こそ無理をしないでジックリと育てるというのが競馬界の常識として横たわっている以上、その真反対を施すコトによる後への影響が無いってコトは無いでしょう。

今春のG2三着とG1四着という結果については、道悪京都記念3着だけなら情状酌量できましたが、それなりに条件揃っていた大阪杯でもパフォーマンスを上げられなかったとなれば成長問題が槍玉に挙げるのは当然。
欧州での調教やレース経験によって当時は「馬がパワーアップ」したなんて良い話風に言われていましたが、それへの適合(欧州仕様育成)は逆に日本競馬適性を損ねるコトにも繋がるのは当然だろう(というのは、丁度凱旋門賞が終わったタイミング=サトノダイヤモンドが主に馬場問題により全く通用しなかったタイミングではシックリいく話ではないでしょうか)。
欧州経験の影響か又は母系の血が出てきた影響もあるかも知れないが、3歳春当時のキレキレのマカヒキは今は昔で、大阪杯にてルメールJから「反応が鈍い馬」だと認識されているのはもはや別馬であるというコトではないか。

過去最長の休養=頼みの綱の成長期4歳夏を挟んだ今回は変身=復活できる最後のチャンスになるだろうが、少なくとも昨秋から今春の当馬を見る限りでは3歳春当時の輝きを取り戻すのは難しそうに見えたし、鞍上内田博Jというのも本当に期待されている馬への鞍上配置ではない点で過度な期待は禁物だろう。』

・・・

個人的には予ねてから一貫して3歳時の凱旋門賞挑戦は好みでないという見解…マカヒキの帰国後のレース参戦時には毎回上記の凱旋門賞参戦批判じみたコトを書いてきましたが…本当に日本競馬界の大きな過ち=損失ではないかと思うのです。

昨秋は毎日王冠6着・天皇賞秋5着・ジャパンC4着という、着順だけ見ればそこまで悪くない結果。

ただし、その天皇賞秋5着についても、内有利決着を外枠からの唯一健闘馬として評価されている風潮でしたが、それには賛同できません…それこそ『凱旋門賞挑戦による中途半端な欧州化の成れの果て』の通りの半欧州馬だからこその善戦とも言えないでしょうか。

3歳時のマカヒキと言えばキレキレの馬でしたが、毎日王冠でも鈍さを指摘されて、秋天はその鈍さが相対的に武器になる舞台条件での激走でした。
ジャパンCでも欧州馬アイダホと同じような道中位置取りから前後してのゴール入線の4着健闘でした。

そういう半欧州化が活き得る洋芝札幌記念というレースは寧ろ良いのではないかと見るべきかもですが、ただし今となっては人気の根拠であるダービー馬の頃とは別馬と見るべきですし、また昨秋のG1連続善戦も上記の通り評価すべき中身ではないと見るべきですし…現状過剰人気に属する方の馬だと思いますので・・・。


▽マルターズアポジー牡6柴田善57堀井(美浦)
前々走ダービー卿CTでは最終予想見解にて『前走中山記念ではTMS◎も一つの根拠に◎を打ったが、今回は相手弱化のタイミングでTMS▲にダウンは頂けない。昨年の同週大阪杯でも謎の大敗を喫したが、一戦一戦毎に力を振り絞る走りをする馬で激走後は走れない傾向もあるだけに』としましたが、結果的にもその通りだったという可能性は十分にあると思います。
過去に遡ってもOPクラス昇級後に連続好走歴ゼロというのは、上記の関連もあるはずです。

前走鳴尾記念は「凡走後」+「間隔空きローテ」というリフレッシュ状態でしたが、レース内容としては勿論ペースも早かったですが、それ以上に直線での内モタれ具合が最後の粘りに響いた結果に…それは距離二千の分と、また早めに他馬の追撃を受けた分もありそうで。

一発あるとしたら外差し馬場だったり連敗後などでもっとマークが外れてくれないと…今回は同型多数で甘やかされるコトは無いでしょうし、そして前走を見る限りは距離不安も否めない距離二千もどうか。

そして状態面についても…本年1勝堀井厩舎と得意ではない長距離輸送挟むとなると安心はできません。


△ミッキースワロー牡4横山典57菊沢(美浦)
まずは昨秋菊花賞時の有力馬診断見解を参照↓
『先週秋華賞ではアエロリットで1人気を裏切った美浦菊沢厩舎×横山典J…それと同じコンビで、同じ様に大人気に推される模様のコノ馬。

アエロリットについては、まず前走クイーンSでの気ままの一本調子逃げ戦法が秋華賞に臨むに当たって明らかにマイナスの過程だったのと、更には1週前追い切りでも同様に半ば暴走の猛時計という調教過程が果たしてどうだったのか…(と、有力馬診断で軽視方向の見解を書きました)。

対してミッキースワローについてだが、そのアエロリットとは異なり前哨戦セントライト記念では初タッグ横山典Jと息合う好感度高いレース振りだった点ではマルだが、調教過程についてはアエロリットが“攻め”過ぎならばミッキースワローは“守り”過ぎの様な…。
1週前の調教時計は軽いモノだったし、その上で日曜に時計を出さず、更には最終追い切りは単走を示唆…どれを取っても過去の調整過程とは異なる=守りに入り過ぎている印象です。
コレが一流厩舎ならばそれが最善だと見るべきかも知れませんが、何と言っても関西主場(京都阪神)の平地競走では開業以来45戦0連対の菊沢厩舎…まして関東馬にとって鬼門とも言える菊花賞ですから尚更疑って掛かるべきかなと。

一定の水準に達していない菊沢Jから一流横山典Jでまるで別馬へと化した馬は相当の評価をしたいですが、それを引き出せる状況でゲートラインに立てるかについては信任票は入れられません。』
・・・

菊沢厩舎は関西主場(平地)では本年3月にダノンハイパワーで勝利を収めるまでは、50戦0連対でした。

昨秋菊花賞時点ではまだ手探りの状態だったでしょうし、激走後で調整が難しかった状況もあったようですし、また距離延長三千レース前でもありました。
前走大阪杯時でも馬の弱さを理由にしての1週前“ポリトラック追い”&最終追い切り“サラッと”でした。それで馬体重マイナス10キロで過去最低馬体重での出走で、鞍上横山典Jも輸送での精神状態に敗因を求めていました。

馬の悍馬気質と厩舎の経験不足によって、輸送を挟む関西京都ではここまで本当に勝負できる状況での出走ができていなかった可能性が高いです(それでもG1で6着と5着は馬の能力の証)。

今回は満足に仕上げられる函館滞在調整ならばという期待も可能です…ただし決して本気度高い参戦ではないのかそこまで攻めてもいない点をどう評価するか(最終追い切りを見てから再考したい)。

怪○○○○○○(←札幌記念の怪しい人気馬)の馬名は人気ブログランキングへランキングで公開中!
コノ馬は3歳春までは中距離克服の教育で出世が遅れた経緯で、折り合い面を気にしなくて済む距離短縮路線転向後から快進撃という経緯。
その昨秋から今春の一連のレースでは、どれもが速めのペースで差し追い込み有利展開で、折り合い重視策が良い方に転んでの連続好走でした。
それが前走では十分速めのペースだったものの、少し位置を取りに行った分で折り合い面で少し勿体ない競馬になっていました。
つまりは、中距離未満Hペース寄り追い込みならば満点で、中距離未満Hペース寄りでも差し競馬をしようとすると粗を見せたというコトです。
となれば距離延長挑戦の今回は全然簡単ではないと思いますけどね…後方折り合い専念で嵌まり余地はあるとしても。

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