食品ロスの主因は店舗への送り込み(前年比○○%必達がもたらす弊害) | エコ食品健究会ブログ

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ご存知のとおり、食品スーパーの売上の主役は、

コンコース側エンドの棚での「大陳」(大量陳列)や量感陳列にあります。

 

多くの食品スーパーでは「もっとも売れる場」として、ここに季節商品や新商品を山積みするのが慣行です。

 

運営管理やマーケティングの視点に立てば、これは王道で、売上を構築するには避けては通れない取組になります。

 

各カテゴリーの仕入れを担うバイヤーには、前年比○○%達成というような数字がトップダウンで降りていますので、

これを達成するためには、コンコース側エンドの棚での「大陳」(大量陳列)や量感陳列は避けて通れない実態があります。

 

メーカーも無論、この売上を稼ぐ売場の存在を重視していますので、

定番の商談ももちろん重要ですが、売上を積算するためには、この売場の獲得に躍起になっている実情があります。

 

その最たる例が、送り込みという習慣です。

 

メーカーが値差補填(通常より安く納品)や年契(年間で○○○○個販売したら、○○%を全納品額から割引)を盾に、バイヤーと商談し、

売場の売れ行きを無視して、大量の新商品や季節商品を各店舗に自動的に送り付けるのです。

これが送り込みです。

 

通常は、各店舗の担当者が、売れ行きをみて、発注するのですが、コンコース側エンドの棚では、その機能が麻痺しています。

自動的に送り込まれたものを「仕方なく・・並べるのです・・」。

 

売場でも実際、また来たよ・・との声があがっているにも関わらず・・。

 

当会としては、食品スーパーの食品ロスの主因は、送り込みという慣行にあると判断しています。

 

この慣行を壊さない限り、いつまでたっても、食品ロスは無くならないでしょう。

 

そこまで売れないのに、そこまで並べる・・

 

この悪循環を断ち切らないと。

 

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