ご存知のとおり、食品スーパーの売上の主役は、
コンコース側エンドの棚での「大陳」(大量陳列)や量感陳列にあります。
多くの食品スーパーでは「もっとも売れる場」として、ここに季節商品や新商品を山積みするのが慣行です。
運営管理やマーケティングの視点に立てば、これは王道で、売上を構築するには避けては通れない取組になります。
各カテゴリーの仕入れを担うバイヤーには、前年比○○%達成というような数字がトップダウンで降りていますので、
これを達成するためには、コンコース側エンドの棚での「大陳」(大量陳列)や量感陳列は避けて通れない実態があります。
メーカーも無論、この売上を稼ぐ売場の存在を重視していますので、
定番の商談ももちろん重要ですが、売上を積算するためには、この売場の獲得に躍起になっている実情があります。
その最たる例が、送り込みという習慣です。
メーカーが値差補填(通常より安く納品)や年契(年間で○○○○個販売したら、○○%を全納品額から割引)を盾に、バイヤーと商談し、
売場の売れ行きを無視して、大量の新商品や季節商品を各店舗に自動的に送り付けるのです。
これが送り込みです。
通常は、各店舗の担当者が、売れ行きをみて、発注するのですが、コンコース側エンドの棚では、その機能が麻痺しています。
自動的に送り込まれたものを「仕方なく・・並べるのです・・」。
売場でも実際、また来たよ・・との声があがっているにも関わらず・・。
当会としては、食品スーパーの食品ロスの主因は、送り込みという慣行にあると判断しています。
この慣行を壊さない限り、いつまでたっても、食品ロスは無くならないでしょう。
そこまで売れないのに、そこまで並べる・・
この悪循環を断ち切らないと。
事務局投稿
==その他のお知らせ==
■たくさんの環境情報がいっぱい!ブログ村!にも是非お越しください!
■役立つ環境や健康情報がいっぱい!
■当会代表の経営コンサルブログとホームページ
http://ameblo.jp/kubo-management-consul/
http://kubo-management-consuloffice.jimdo.com/
■書籍の御案内
(著 代表理事 久保正英)(同文舘出版)
(著 代表理事 久保正英)(カナリア書房)
==関係リンク==
★一般社団法人エコ食品健究会ホームページ
(中小小規模食品/飲食事業者252社の会員組織)
http://ecoken-workshop.jimdo.com/
★一般社団法人エコ食品健究会フェイスブック
https://www.facebook.com/ecokenhp.org
★ウォーターフットプリント実践塾
(水で事業コストと売上を考える)
http://waterfootprint-academy.jimdo.com/
★防災&追悼&有事チャリティー炊き出しグランプリ
(災害時の炊き出し支援と自炊のスキルを高める場)
https://takidashigp.jimdo.com/
★防災&追悼&有事チャリティー炊き出しグランプリ フェイスブック