3歳から始まったアトピー地獄から代替医療を彷徨い、
健康食品の商品開発・販売を経て起業!
健康食品のOEM商品開発、機能性原料の販売を行う
株式会社ナチュラリンクの石関です。
初めての方は、こちらの プロフィール をご覧ください。
移転のお知らせ
かなりご無沙汰してしまいました。
石関です。
長らく利用してきたアメブロですが、こちらは休止とさせていただき、今後は成分(素材)情報や商品開発TIPS、展示会レポート等の情報をまとめて整理し、「KENKO MARKET」というWEBマガジンとして装い新たに出発することになりました。
初心にかえって、健康(KENKO)に関する諸問題を解決するための素材、商品を創り、日本から世界へ拡げるために微力ながら貢献したい。現状は海外の素材情報が多いですが、日本の優れた素材を世界にもっとPRできたらと思います。
もしよろしければ、以下のリンクから訪問していただき、ブックマークして頂けると幸いです。
まだ日本語版のみですが、ゆくゆくは英語版も作っていきたいと思います。
なお、日常的なビジネスに関する小ネタは、NaturalinkのFacebookページで発信していますので、
こちらも時々覗いていただけるとうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします!!
発酵花粉「ビーブレッド」
こんにちは、石関です。
ロンドンの「ナチュラル&オーガニックプロダクツ」展示会レポートも最終章となります。
健康食品素材として日本ではまだ目新しいビーブレッドをご紹介します。
「ビーポーレン」という名前はもしかしたら聞いたことがあるかもしれません。いわゆる蜂さんが集めてきた花粉(荷)です。
このビーブレッド(Bee Bread)は、名前のとおり蜂さんのパン=食料で、これを食べて蜂さんはローヤルゼリーを作り出すので、蜜蜂の元気の源といえるでしょう。ビーポーレン(花粉)との違いは、集めてきた花粉を酵素等と混ぜて巣房に入れた後、蜜蝋等で蓋をして自然発酵させてできることで、より栄養価が豊富かつ吸収性が高まっている点です。
実際の現物はこんな感じ。
取り出す前は巣箱に埋め込まれた状態になっています。
(以下イメージ)
北欧に行くと、このロービーブレッド(Raw Bee Bread)がパックや瓶に詰められて販売されています。
このローのビーブレッドを試食しましたが、普通に食べられる味です^^
但し、実際に利用する場合は、やはりフリーズドライ粉末やエキス末をサプリメントとして摂取するほうが合理的かもしれません。
タンパク質、必須アミノ酸だけでなく、40種類といわれる脂肪酸、ポリフェノール、ビタミン等など栄養の宝庫です。
科学的研究も進められており、いくつかの機能性報告があります。
蜂関連商品としては、はちみつ、ローヤルゼリー、プロポリス、蜂の子、ビーポーレンといった素材がよく知られていますが、これらの商品を販売されている会社にとってもリニューアルやバージョンアップ商品の1素材として面白いかと思います。
ご興味があり、詳細の資料をご希望の方は、こちらまでお気軽にお問い合わせください。
では、また!
植物プロテインとパレオダイエット
石関です。
ロンドンのナチュラル&オーガニックプロダクツのレポートの続きです。
日本でもジムに行って体を鍛える、ヨガをする等の運動を習慣的に行う人が増えていますが、
ジムの増加に比例するように、プロテイン市場も伸びています。
日本ではプロテインといえばホエイがいまだに主流ですが、それはやはりアスリートが筋肉をつけるという目的が大きく影響していると思われます。動物性たんぱく質>植物性たんぱく質の比重ですね。
ですが、欧米では植物(野菜)を由来としたプロテインがホエイと同じくらいの割合じゃないかと思えるほど沢山売られています。
特徴的なのは、植物プロテイン1種類、例えば大豆、もしくはえんどう豆だけというよりも、いろいろな植物プロテインがミックスされていること。さらに、乳酸菌などのプロバイオティクスやビタミン、抗酸化成分が数多く配合されていること。
原材料をみると、もはやプロテインというカテゴリに収まらず、マルチビタミンを超えた総合栄養補助食品のような体裁です。
展示会場でみたプロテインで目に留まったのもそんな商品でした。
写真左は、「プロテイン スーパーフード」
バニラ味で、オーガニック認定品です。
容器がファーストフードのドリンクを彷彿させるアメリカンサイズですが、
大手ブランドは、飲み切りタイプの小さいパウチ袋の商品も用意していたりします。
植物プロテインは、今えんどう豆を使っているケースが多いですが、それ以外にも玄米プロテイン、アーモンドプロテイン、パンプキンシードプロテイン、チアシードプロテインなど、種子から抽出したプロテインも増えています。最近だと、タイ産のパープルライスプロテインというのもあります。
これは、紫米(通称ライスベリー)から抽出されたプロテイン原料で、60-70%のたんぱく質に加えて、自然な植物栄養素、例えばミネラルやアントシアニン等の抗酸化成分を含んでいます。
プロテイン繋がりで興味深かったのは、「パレオプロテイン」です。
パレオはパレオダイエットという食事法に由来していますが、旧石器時代や原始時代の野草と野生動物を主体とした食生活を実践することをコンセプトとしています。農耕や牧畜が始まる前の食生活といえば、魚介類、鳥類、小動物、昆虫、野菜、きのこ、根菜、ナッツ類等です。
※パレオダイエットの詳細は、Wikipediaをご参照ください。
それらの食べ物だけを集めた商品がパレオプロテインということです。
ちなみにプロテインの補給源としては、サンフラワー(ひまわり)プロテイン、パンプキンシードプロテイン、アーモンドプロテイン、フラックス(亜麻仁)プロテイン、ココナッツプロテインです。全て植物性でオーガニック品です。
さて、ここからが本題ですが、日本で果たして需要があるのか(売れるのか)?ということです。
まだパレオダイエットの嗜好性を持つ人が少数派なので、すぐにブレイクとはいかないかもしれませんが、
マルチビタミンからプロテインを主体とした総合栄養補助食品への流れはきているかもしれません。
加齢とともにタンパク質の摂取が難しくなり不足しがちになりますし、厚生労働省も日常の食事以外からのタンパク質補給を推奨し、葉酸やオメガ脂肪酸のように栄養機能食品に加えるようになりますと、ヒット商品が出てくる気がします。5大栄養素の1つですから難しいでしょうけどね。
次回は、珍しい蜂関連の素材をご紹介します。
つづく・・・