次ページ、■昨年のkazさんのリサイタルで・・・
■結弦くんが真央さんの３Ａに感じたことを誰もが感じるとは限らない【視点の大切さ】
■地味なようで大きな成果・コンクール入賞だけが目的ではなく・・
■茨城サンクスツアー＋結弦くんへの発信や宮原さん招待の意味を深く考える
■門下生がコンクール入賞。18日(土)さいたま市文化ホールで入賞者披露演奏会。
■作曲者さんご本人に曲の表現をレッスン『先生すごい！なんで分かるんですか？！』
■「早く舞台で弾きたい！」＋ガイドヘルパーが見つからなくても・・
・・・
よろしくお願い致します。
先日の記事・・・
この記事の最後の方に
死にそうに美しかったゆっくり練習の曲が
オケ無しの「古典派」の協奏曲とあって
ビックリされた方は
どれくらいいらっしゃるでしょうか？
その前の文章で
なんとなく頭の中では、
「そんなに美しいなら、ショパン？
それとも、、ラフマニノフ？」・・等と
想像していませんでしたか？
若い頃の私は
古典派は嫌いだったので
そういう意味でも
その死ぬかと思うほど美しい古典派の
ゆっくり練習は衝撃でした。
その外国の有名ピアニストは
ソロリサイタルでも
ソナチネアルバムに載っている
古典派のソナタで
やはり死ぬほど美しい演奏を
聴かせてくださって、
古典派作品への印象がガラリと変わりました。
人生の転換点？だったかもしれません。
ホール中に響き渡ったあの美しい音色。。
あそこまでの美しさは、
生演奏をホールで聴かないと
分からないだろうなと、
当時、まだまだ
今と比べれば全然分かっていなかったけれど、
それでも、そう思ったのを覚えています。
そして、
自然なのに
たっぷり歌っていると感じさせる
あの表現。。
「古典派はキッチリ・カッチリ」
・・・では、ないのですよね。。
だからと言って
ペダルベタベタとか、
テンポ揺れ揺れとかでもないのです。
その時「凄い！」とか、「知りたい！」と
強烈に思ったことが、
食費を削ることも辞さない覚悟で
長く勉強を続け
本当の意味の「自分の人生」を
生きてきた土台となっているかもしれないと
思います。
今、私がレッスンで伝えていることは、
学校で習ったことはひとつもなくて
３０歳以降、海外のピアニストや教授から
主に札幌や東京で、
時にはロシアやハンガリーのマスタークラスで
学んだ事と、
腕の神経を傷めて完治せず
重いものを持てなくなって
色々工夫せざるを得なくなって学んだ事、
そして、
無茶な夢を持って（バイエルも終わっていないのに
音大受験したいとか・・）習いに来てくれた
生徒さん達の夢を、何としても叶えようと
必死で考え工夫した事、等々、、
色々な幸せな偶然や運命を授かったからこそ
分かった事の集大成であると同時に、
常に自分でも
実験しながら取捨選択しながら
演奏し続けてきたからこそ得られた
様々な知識なのです。
それらを、
うまく手渡すことができれば、
私自身は２０年も３０年もかかったことが、
レッスンを受ける皆さんは数年でできるはず・・と思います。
上手く伝えられるよう、私もがんばりますが、
受け取る皆さんも
少しでも分り難かったら質問したり、
レッスンで取り入れたことで
どう変わったかを知らせてくださったりと
コミュニケーションがあれば、
さらに「受け渡し」がしやすくなると思うので
どうか、遠慮なく、
質問でも感想でも何でも
言葉にして伝えてくださいね。(^_^)
・・・・・・・
最後まで読んでくださってありがとうございます。
今月の東京レッスンは８月２４日（金）から、
２８日（火）、または２９日（水）まで。詳細は以下のページにあります。
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