コロナで休業が続いたタイ。収入が得られずに多くの人が苦しみました。政府からの補助は5000バーツ(17,000円ほど)を3か月間。全国民ではなく、フリーランスや労働者など、収入が不安定な人に限ります。でもバンコクでは、それでやっていくことは不可能です。
そこでタイならではの「助け合い」が各地で見られました。


お寺の前で続く行列は、食べ物や日用品の寄付を受け取る順番待ちです。並べば誰でも受け取れます。

そしてこれは善意の棚。色んな団体からの寄贈品が入っていますが、困ったひとがここから持っていくことができます。提供するのも、もらうのも、自由に誰でもできます。

写真はオイスカ事務所のあるクロンサーン地区の区役所内に設けられた棚と、かわいいオイスカの新人スタッフですが、こうした場所が街中の各地にあります。

今回、オイスカバンコク事務所から、この棚へ寄付をしました。
スリンの有機ジャスミン米30キロと、チェンライのプロジェクト成果物のハチミツ石鹸です。お腹を満たして、コロナ対策に衛生を保ってもらえる2つの商品で、クロンサーン地区の代表者も喜んでくれました。


お米などは喜ばれてあっという間になくなるとのことで、本当に困っている隣人たちの役に立てたのなら嬉しいことです。
オイスカもタンブンする(徳を積む)ことができました。
(職業柄、ほとんどの行為がタンブンのようなものだけど…笑)

タイはこんな風にみんなが助け合っているので「コロナでも食いっぱぐれることは無いよね」と、話していました。
微笑みの国らしいおおらかな優しさですね。

こんな時は、余裕のある人は誰かに手を差し伸べてあげてくださいね。
コロナでも、世の中捨てたもんじゃ無いって、勇気が出る世の中にしていきましょう!