海辺で拾ったブローチ
5日前だったでしょうか。初めての出版社へナンセンス絵本テキストを送らせて頂きました。本日、出版して頂けるご返事を頂きました。よろこんでいます。
一見開き一語。それもなるべく平凡な言葉で、絵と組み合わさることで、とんでもない化学変化が起きるという試みでした。長新太さんへのオマージュでもあります。
一見開き一語。それもなるべく平凡な言葉で、絵と組み合わさることで、とんでもない化学変化が起きるという試みでした。長新太さんへのオマージュでもあります。
某社ですすんでいた詩画集が詩集に変わりました。それが300ページを越える厚さに。むろん絵もたっぷり。
しかも楽しいことに、絵が詩とは無関係に、画家のその日の気分で描かれた日記のような絵になります。かねてよりこのような新しい詩と絵のコラボを夢見ていたのでワクワクしています。詩の絵本と詩画集は他社でも4冊すすんでいますので、神さまのご配慮でしょう。これまでこの国になかった新しい詩集の誕生です。
しかも楽しいことに、絵が詩とは無関係に、画家のその日の気分で描かれた日記のような絵になります。かねてよりこのような新しい詩と絵のコラボを夢見ていたのでワクワクしています。詩の絵本と詩画集は他社でも4冊すすんでいますので、神さまのご配慮でしょう。これまでこの国になかった新しい詩集の誕生です。
で、その詩を読み返していたのですが(ひどいものだなぁ)と三分の一ほど捨てました。さらに捨てることになるでしょう。
海辺のバス
ひとりぼっちのこころといっしょに
岬へ行った
だれも乗ってないバスにゆられ
窓をあけると潮風がはいってくる
(岬だ)
ストップボタンをおしかけたとたん
青いランプがともった
(だれ?)
とまどいながらバスを降りるぼくに
少年の声がした
──バイ、バイ。
バスは
また風のお客さまを乗せ走っていく
ひとりぼっちのこころといっしょに
岬へ行った
だれも乗ってないバスにゆられ
窓をあけると潮風がはいってくる
(岬だ)
ストップボタンをおしかけたとたん
青いランプがともった
(だれ?)
とまどいながらバスを降りるぼくに
少年の声がした
──バイ、バイ。
バスは
また風のお客さまを乗せ走っていく
内田麟太郎さま
絵本テキストに詩…
次々と作品を生み出している麟太郎さまの
頭の中を覗いてみたいです (^o^)/
どうなってるの? 狸が住んでる? (笑)
書くのが好きなんですよ。いまは80歳過ぎてからがいい仕事が出来そうな気がしています。悩み悩み育ててきたものがありますから。
お葉書の言葉に、「うんうん」と頷いています。
海へ、岬へ行きたくなりました。岬へ行くのはやはりバスですなあ。三崎もバスですが。
先に押されてしまったボタン、その瞬間の思いのさまざま、いいなあと思いました。――バイ、バイ。
長さんに「内田さんは詩人だから詩のような言葉で書いたら」とアドバイスされました。今はなんでもない言葉でナンセンス絵本の実験を続けてしました。すぐに解ってくださった編集者がおられて喜んでいます。
ひでちゃんさま
やはり「バイ バイ」だよね。「さょうなら」じゃだめだなぁ。犬吠埼に行きたい。
絵と詩、どちらも凄ーく楽しみです。
風のお客さま、いいですね。
バイ、バイも。
さようならは寂しさがあるけど、バイバイには明日に繋がる嬉しさがあります。
300ページの詩集。棚からぼた餅のような嬉しい話でした。来年はあまりにもつきすぎていて怖いので、厄払いに初詣の神社へ行ってきます。
「バイ バイ」。その少年のとなりにいつもいたい気持ちがありますから、どうしても寂しさだけでは終われない私がいます。それが少年詩なのかもしれません。
私は最近、ゆうこりんの詩に羽が生えてうらやましいです。
麟太郎さんの詩もそうだといいなぁ。