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詩人・絵詞作家・内田麟太郎オフィシャルブログ

家庭科室の日曜日

2019年11月22日 09時41分22秒 | 日記

  

家庭科室の日曜日 村上しいこ・作 田中六大・絵 講談社 1200円+税

 お話しはトントンと進んでいきます。この軽さがシリーズの人気を支えているのでしょう。まことにとぼけて自在な文章です。三重県民言葉でございます。うまいなあ。

 はじまりは子どもの城でなにをやるかを決める、多数決です。がっしょう。げき。しらべものはっぴょう。劇「桃太郎」に決まるのですが、アイロンやミシンやてるてる坊主などビミョーな立場の違いや性格などに、読者には身につまされるでしょ。(これ、わたしみたい)(自分の意見を、はっきり言って! もう)。トントンと見せかけて、ことの推移に読者はつい引きずり込まれ、村上ワールドに。これが縦糸。
 横糸は、ドーナツ屋さんとアイスクリームさんの○○喧嘩。
 そしてセーターの絵柄は……。桃太郎。見事な伏線です。笑えます。ヤラレター! 

 雑用の後は少年詩を書いていました。昨日は真面目な詩を書いたので、今日は真面目解体日です。

 

          ねずみ

   ねむれないねずみが
   あちらに
        ね ね
   二ひき

  ねむれないねずみが
  むこうに
     ね ね ね ね ね
  五ひき

  ねむれないねずみが
  そちらに
      ね ね ね
  三びき

  ねむれないねずみが
  すみっこに
            ね
  一ぴき

  みんなあっまって
      ねねねねねねねねねねね
  ねんねん ねんね

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うれし~い! (しいこ)
2019-11-22 11:35:06
「家庭科室の日曜日 ももたろうがおおすぎる!」を紹介していただきありがとうございます。
六大さんが何倍にも面白おかしく絵で表現してくれました。

ねずみ、○が活きた面白い詩です!
ねこのように、まーるくなって
ひるねがしたいなあ。
子どものころは (内田麟太郞)
2019-11-22 12:06:28
村上しいこ様
 二人は名コンビだね。いい出会いだなあ。
 子どものころは丸くなって眠ったよね。寒かったのか、心が落ち着くのか……。胎内回帰かもしれないね。
立冬は過ぎたけど…… (木枯らしモンジャロウ)
2019-11-22 21:14:47
今日は、冬みたいでしたね。
あべさん、よかったですね。一歩一歩、前に進んでいるのでうれしいです。
ねむれないねずみ (ひでちゃん)
2019-11-23 06:13:37
内田麟太郎さま
私も、ねずみです。干支で。昨夜10時頃に起こされたら、パソコンお助け人が来てくれていました。復活かも。
子守歌、ありがとうございました。九州は子守歌の名産地ですものね。
子守歌 (内田麟太郞)
2019-11-23 08:15:06
木枯らしモンジャロウさま
 あべさんも喜んでくださいました。ほっとしています。

ひでちゃんさま
 子守歌。気がつきませんでした。「ね」で遊びたかったんです。前日が真面目でしたから。うん! このままじゃ真面目ドツボにはまるぞ!と。

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