ポコが働いている会社は、
A国では一番大きい航空会社。
だからA国の芸能人が
よくご搭乗されます
もっと日本の芸能人にも
乗っていただきたいな~
きっと日本の芸能人は
日系を選ぶんだろうね・・・・
機内に芸能人がいらっしゃると
CAがざわつきます
不思議と女性CAばかりが
ざわつきます
ちょっと前に乗務した日本線。
女性CA達がざわついていまして~。
あっ、
芸能人やな
A国では超有名な歌手が
ご搭乗されていました
芸能人、
特にA国の芸能人には
まったく興味がないので、
誰かも知りませんでした。
エヘヘ
とりあえず一緒にビジネスクラスで働いた
A国人のリタに聞いてみました。
ポコ:「CAがざわついるけど、
今日芸能人がいるんじゃね」
リタ:「〇〇〇ですよ~。
A国では超有名な歌手なんですよ~」
リタ:「私、彼の大ファンで、
昔は追っかけをしてたんですよ~。
サインもあるんですよ~。」
リタ:「どうしよう。ポコさん。
どうしよう・・・・」
ポコ:「リタ、今日は彼の専属
CAになる事を許可するであるよ。
リタは、彼にだけサービスしてな~」
リタ:「無理ですよ。無理。
私彼としゃべれない・・・・・」
ポコ:「大ファンの人が
目の前にいるんやで~。
しゃべれるいいチャンスやんけ」
リタ:「無理、無理、無理。
私絶対に無理です」
この超有名人の方、
しゃべるなよモードがバリバリだし、
フライト中はずーーと寝ていました。
だから、
リタも我輩も超有名人さんとは
お話が出来ませんで。。。。。
それがさ~、
着陸の準備中、
超有名人さん、
背もたれを倒したままだったので、
声をかけました。
有名人だったら
話をしてみたいじゃん。
ってか、
オラどこまでミーハーなんじゃ。
ポコ:「背もたれを戻してくださ~い。
あっ、遠くにですが、
あそこに富士山が見えますよ~」
有名人さん:
「えーーー、
富士山が見えるの~。
僕富士山大好きなんだよ~。
冬でも登山できるかな~」
ポコ:「我輩、富士山に登った事が
ないので分かりません。
ごめんちゃい。」
って感じで、
長々と話をしちゃいました
えへへ
ポコ「○○○様、
何かお飲み物はいかがですか。」
有名人さん:「水くださ~い」
ギャレーに戻り、
リタに命令をしました。
ポコ:
「リタ、ラストチャンス。
○○○様に大至急水持ってて~」
リタ:「私、無理、無理、無理・・・」
おい。リタ。
いつまでグダグダしてるんや~。
バーロー
そうこうしている間に
キャプテンから放送が・・・・
着陸するので
クルーは席に座って下さい
結局、
リタは
○○○様と
一言も話をしていませんでした
人生そんなもんっす。
無理、無理言ってたら
チャンスなくすで~。
チーン