読み終えました~。とっても勉強になった。
才能のある子どもを育てるとか、天才脳をつくるとかそんな内容ではなく、脳の仕組みに基づいて子供の年齢別に大人がどう対処してあげるべきか教えてくれます。
筆者いわく、子供の脳を鍛えるのに手遅れということはないらしいので、年齢を超えていても十分参考になると思います。
うちの長男(5歳)は臆病なタイプで高いところ苦手、アスレチックや下の見える階段、はしごも怖がって前に進めません。
でも、これは「自分を守りたい」「けがをしたくない」という自己防衛で脳の正常な反応に基づくことらしい。
幼稚園では逆上がりの練習をしてるらしいんだけど見せてもらおうとすると「ちょっと難しい」とか「できないよ~」と言って挑戦もしてくれません
こういうときは「ほら、〇〇くんもやってるよ!」とか「やってごらん」と言うより、安全だと分かるまで大人が手助けしてあげて自信を付けてあげる方が良いそうです。
子どもが安心するまでは絶対に手を離さない。
こうして大人が適切に補助してあげることによって、子供は安心して苦手なことにチャレンジできるようになる
けっこうできることも増えてきたから「やってごらん!」とつい突き放すような言葉を掛けていたから、長男が助けを求めたら応じてあげるように心がけようと肝に銘じました。
弟がいるし、日常生活のいろんなこと一人で頑張らせすぎてるなぁと申し訳なくなりました。
あと、今まで子供には小さいうちからいろいろな経験・体験をさせたいと考えていたけど、小さいうちは脳の記憶できる要領に限りがあるから詰め込めば詰め込むほど容量をオーバーした分は忘れていくそうです
これが、まさに早期幼児教育のデメリットとなる理由のひとつ
7歳まではあれこれ経験させるというより、経験する過程を大切にすると良いそうです。
家族みんなで山登りをしたとか、パパと電車で旅したとか。美味しいご飯をじいじ、ばあばと食べたとかね。
経験の種類の多さよりも家族で楽しく過ごした。みんなで遊んだ。そんな体験が子供にとっては一番
また、3~7歳の間に脳では間引きの作業が行われるので必要ないと判断された経験、薄い記憶は消えていくのだそうです…。
まさに畑で短い苗を選んで間引きし、作物に栄養が十分届くようにする作業が子供の脳でも行われているとのこと。
そのおかけで、子供の好きなことや長所が十分に成長していくといいます。
ここまで私が読んでいて参考になったことを専門用語を挟まず書いてきましたが、幼児期のお子様の教育、習い事など悩んでる方には何か気づきがある本だと思いますよ
おすすめです~
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