抗血小板薬の効き目判定法 | ある脳外科医のぼやき

ある脳外科医のぼやき

脳や脳外科にまつわる話や、内側から見た日本の医療の現状をぼやきます。独断と偏見に満ちているかもしれませんが、病院に通っている人、これから医療の世界に入る人、ここに書いてある知識が多少なりと参考になればと思います。
*旧題「ある脳外科医のダークなぼやき」

引き続き、抗血小板薬の話の続きです。

 

どうやって、その薬が患者さん本人に聞いているかどうか見分けるのか?

ということですが、検査があります。

 

いわゆる血小板機能検査の類は以前からいくつかあるのですが、

近年、その簡易キットが発売され、臨床で使用されています。

 

私も利用しているのはVerify nowという名前の商品なのですが、

簡易キットでわりと迅速に血液から、アスピリンとクロピドグレルの効き目がわかるというものです。

ただ、シロスタゾールの効き目を判定する簡易キットはありません。

 

このVerify nowを用いることで、数値で効き目を判定することができます。

結構一目瞭然に効いていないと高い値がでるようになっているんですね。

 

私は、この検査を結構多くの患者さんで行っているので、

クロピドグレルは2-3割の人で効いていないとか、アスピリンは1割弱くらい効いていないという体感がもてるのです。

結構有効な検査に思えますよね。

 

ただ、この検査、日本中で普及しているとはまだまだ言えません。

というのも、そもそも保険適応となっていないのです。

つまり、どういうことかというと、次回に続きます。

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