田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

将棋へのアプローチ②

2020-11-19 16:45:17 | ヒゲの盤上の世界
昭和時代の男の子たちは、小学校で将棋を覚えることが多かった。
最初は、4人で廻り将棋。
まぁ、双六の派手さがないゲームみたいな物でしょう。
しかし、こんなモンでも小学生は学びます。
必ずしも出目の数の多さだけではなく、ある種の運不運も絡むことを
ゲームを通して思い知る。
つまり、速く先に進むだけでは解決しない人生があることを。
 

次は、山崩し。
音をたてないで一本指で駒を運ぶのに、結構な知恵と用心深さが要る。
収穫量とリスクを天秤に掛ける習慣が身につくという副産物。
コレが大きいかも。
さぁて、全ての駒を取り合ったらトータルを計算します。
その額に応じて、オヤツを配分するパターンもありましたよ。
  

時間がある時は延長戦に。 銀行ゲームと称してました。
即ち、取った駒を資金にして、金将の振り駒の出目数でやり取りする。
誰か破産したら、そこで終わり。
そこで、オヤツを配分するわけです。

その後は、挟み将棋。 注意力が必要なゲームですね。
  

そして、2人だけになった機会にチャレンジするゲームがあります。
「 今日は、本(ホン)将棋ばしようか? 」 と提案して始まるもの。
当時の熊本の小学生は、普通の将棋のことを、何故か “ ホン将棋 ” と。
本当の~、本物の~とか、本気で演る将棋の意でしょうか?
           
男の子は、このホン将棋で、一番大切なものを学ぶのです。
即ち、負けを受け入れる経験 ・・・ 小さな挫折を味わうことですね。
将棋の効用としては、コレが大きいように思います。
投了の所作は、男の最も大事な要素。
           
これを理解しないと、米大統領選のトランプみたいに、見苦しい姿を曝け出すことに。
あんな、トランプみたいな駄々をこねると、次から誰も将棋の相手してくれません。
駒を握りしめたまま、わめき散らして投げない小学生の姿。
まるで、ドナルドが敗北が確定しているのに、いつまでもキング駒を倒さない様な。
負けを認めて、いさぎよく投了する品格を、小さい頃から身につけたいものです。
            

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