娘への手紙

Mへ

フットに入った切っ掛けは、母がフット役員になった事からでした。

もともと運動が得意だったので、周りからもすごく期待されていました。

すごいね！と言われてうれしいのと同時にプレッシャーもありましたね。

色々な事に興味を持つあなたなので、フット以外にやりたい事が出来ると、もう行きたくないと言ってよく困らせましたね。

あなたはそして、すぐには上手になれないタイプだから、もう少し頑張ったらきっとうまくなるよといつも話したね。今は階段の踊り場だからもう少しすると二階に上がれるよと。踊り場が長いねと話したりしたね。

頑張る力、プレッシャーに立ち向かう力、へこたれない心、みんなを思いやったり、助けられたり｡｡｡ねぇ、助けてもらうってとても勇気がいる事です。助けることよりも。それは弱い自分を認めることだから。そんな機会を与えてもらったフットという場所があってよかったと思っています。

いつもへこたれてたけど、フットをやらなかったらきっと、今の素敵なあなたにはなってないよね。運動してないお兄ちゃんと比べると精神力が全然違うと思う。あなたはすごくいい経験をさせてもらったって思うよ。これからの人生できっとこの経験があなたの土台を作ったと思える日が来るはずです。

母はあなたのおかげでこれまで、自身で経験できなかったはずの事を経験させてもらいました。ほんとうにありがとうね。そして誇らしかった。楽しませてくれてありがとう。いつもあなたを応援しています。