東京オリンピックの中止が決定してから、新型コロナウイルスの感染者数が増加している。
世田谷区がダントツだが…
東京都が発表した資料「第144報」(4月1日18時30分時点)によれば、新型コロナウイルスに関連した23区の患者数は、累計で343名(+永寿総合病院関連106を含む 調査中116名)。
20名を超えているのは次の7区。
- 1位:世田谷(44人)
- 2位:港(39人)
- 3位:杉並(28人)
- 4位:品川(24人)
- 5位:新宿(22人)
- 6位:目黒(21人)
- 7位:練馬(20人)
世田谷区が最も多いのは、人口が23区で最も多いことが影響していることが考えられる。そこで、常住人口(=夜間人口)10万人あたりの患者数で比較してみた。
常住人口10万人あたりで比較してみると
ワースト10を下記に示す。
港区がダントツ。
小池百合子知事が「中高年にはバーやナイトクラブなど接待を伴う飲食店に行くことは当面は自粛してほしい」というのもうなずける。
- 1位:港(15.0人)
- 2位:中央(11.3人)
- 3位:品川(8.5人)
- 4位:渋谷(7.8人)
- 5位:大田(7.4人)
- 6位:新宿(6.3人)
- 7位:台東(5.5人)
- 8位:杉並(4.9人)
- 9位:世田谷(4.8人)
- 10位:千代田(4.5人)
- 10位:中野(4.5人)
※23区の常住人口(=夜間人口)は、「住民基本台帳による東京都の世帯と人口」20年1月1日現在による
【追記】常住人口(夜間人口)vs 昼間人口
※4月10日追記
東京都が4月9日に発表した資料「第173報」(4月9日18時30分時点)の患者数につき、常住人口(=夜間人口)だけでなく、昼間人口についても10万人あたりの患者数を地図化してみた。
常住人口(=夜間人口)10万人あたりの患者数で見ると、山手線を中心に広がっているように見えなくもない(次図)。
昼間人口10万人あたりの患者数で見ると、中野・杉並・世田谷・目黒区に多いことが分かる(次図)。
なぜなのだろうか……。
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