こんにちは
先日、耐震性のことを少し書きましたが、
昨日、材木屋さんとお打合せをしていまして、そのことについてもちょっと追加で説明を聞きました
現状耐震について、世の中的にどのような感じかと話を聞いていると、
一般的な2階建ての住宅は4号特例といいまして、構造計算などが省かれます
たまに、材木屋さんでも集合住宅などで構造計算を役所に提出することがあるらしいのですが、その中で先日書いていた積雪については割愛されるようです。
豪雪地域などで積雪が1.5メートルなどの地域で計算して役所に提出しようとしても、積雪は外してくださいと言われるようです。
つまり、役所に提出する資料には積雪時の地震に対しての耐震性は見ないということになっているようです。
ですが、法律ではちゃんと積雪荷重も見た上で耐震性をとるように記載されているようです。
法律では決められているが、役所ではそこに関しては見ないというのはおかしいことではないでしょうか?
もっというと4号建築に関しては建築士にお任せになっているのです。
ここには、からくりがありまして、
建築士が設計する以上、構造計算をする以上、法律は守ってくださいねというのが原則で、積雪荷重については考慮するのが当たり前というくくりになっています。
ですが、実際はどうなっているかというと、先日も書いたとおり、積雪荷重を考えないで建てている会社も少なくないのです。
もし、法律に違反しています。といっても直す義務は今のところないようです。というかその話を全部の家に当てはめると、かなりの数が違反建築になってしまい、結果すべての家を耐震改修をするのは不可能なので、ほとんどが公にならないのが事実です。
お客様は数千万円という大きなお金でお家を建築されます。
でも、実際にはお客様にわからないように抜けるところは抜いているという会社も少なくありません。
また、それらすべてをお客様が把握するということ自体不可能です。
ということは、いかにお家づくりは信頼関係が必要かということになります。
いい家をつくりたい。
そのためにはやってはいけないことを絶対にやらないということです。
当たり前のことですが、当たり前のことができないので建築業界には良いイメージがないのです。
国が決めた法律にそのように抜け道がある以上、自分たちでしっかりと管理をし、最高の形で家づくりができるようにつとめなければなりません。
昔の家づくりは棟梁がいて、棟梁の感覚で構造を決めてたのも事実です。作りながら間取りが変わることも少なくありません。
ですが、今の時代は違います。地震が起きたときにどこが弱くて、どこに負荷がかかるか、すべて計算ででてきます。
私たちが責任をもって法律通りに進めれば解決できることなのです。
ボタン一つで計算ができる時代にそれをやらないということはもはや確信犯です。
いい家をつくりたいという思いではなく、いかに契約をとるか、いかに利益をだすか。
どうかみなさまの目で見て確かめてください。
みなさまには一生に一度の家づくりを最高の形で迎えられることを願います。
昨日、材木屋さんとそんな話になりまして、正直建築業界にゾッとするととに、当たり前のことを当たり前だと言ってくれる材木屋さんと一緒に仕事ができてありがたいかぎりです
ここ数日朝ランをサボり気味なので、今日はある程度で早く寝て、明日はしっかりと走りたいと思います
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