『ベストジーニスト』の選出 時期がやって来た | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

毎年この時期になると『ベストジーニスト』なるものの選出があり、
今年も、その発表があった。
1984年からスタートしたもの。今年で35回目になるという。
この選出基準は、ジーンズが似合う者となっているというが、
どちらかと言えば「その年の旬な人」が選ばれることになっているようだ。
「ジーンズがよく似合う」といっても、かつては、
ゴワゴワとした、いかにも労働者の穿く物のイメージ。
そのイメージで『ベストジーニスト』などを選んでいると、いかにも、労働着の似合う人。
選出されるのはガッツ石松や上島竜兵あたりだったろう。
だけども、ファッショナブルに着こなすおしゃれパンツに変貌している。
そのため、『ベストジーニスト』は「今が旬」のおしゃれな人物となるようだ。

ジーンズの発祥は、アメリカに金鉱を見つけようと移動した人々の知恵から生まれたもの。
金鉱を見つけることは大変なこと。どこでもテント生地にくるまって眠る。
そんな生活。それなら、そのままパンツにして穿いてしまえばどこでも眠れることになる。
そして、このデニム生地をインディゴで染めると、
ガラガラ蛇も寄り付かないという。
金鉱堀り師たちは、ポケットに工具を入れていると、
すぐにポケットの端にほころびができる。
そこで、金属リベットで留めた。それなら丈夫。
こんな風に、黄金狂時代のアメリカが生んだ生活上の傑作が、
今や、ファッショナブルに生まれ変わった。
デニムはフランス発祥という話がある(serge de Nîmes =フランスのニームからの意味
この”de Nîmes”が”denim”となった)が、アメリカ生まれのジーンズは
戦後の時代には逆にフランス人の憧れになっていたようだ。
1960年のフランス映画『地下鉄のザジ』に人気のアイテムとしてジーンズが出てくる。
主人公である10歳の少女サジは、一人でパリに出て来た。
そこには、オトボケの悪い男ガブリエルがいた。この男、サジをかどわかすために
その当時人気だったアメリカジーンズをサジに見せる。
サジは、ちゃっかりジーンズだけを奪い取って去ってしまう。そんなシーンが出てくる。

今やジーンズは街着として、すっかり定着している。
TPO でも、ほとんどの場所でもOK。
だけども、さすがにフォーマルな席では、まだ”違和感”といったところだろう。
デニム生地のタキシードなどは、今のところは考えられないが、
ジーンズが世界で一般化してから50年。

この勢いでは、近い将来、フォーマルもありうる...?


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<了>