リヒテンベルクがもたらした「心地いい」感覚? | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

文具店に行くと「わら半紙」が売られていた。
日常生活の中で見かけなくなったが小学校などで今でも使われているのだろうか?
テストなど何かにつけて使われたのが、この「わら半紙」。
「わら半紙」に懐かしさがこみ上げ、買って帰ろうとしたが、意外に高い。
ワラなどが入っており、おそらく一番安いものだと勝手に思っていたが、
コピー用紙よりはるかに高い。
「こんなの見かけて買ってきたぜ!」という座興のために買うのも
バカらしいという気になり、伸ばした手を高圧ボルトの電流にでも触れたように
思わず手を引っ込めた。
思い起こせば、この「わら半紙」のサイズは決まってB4サイズだった。
学校といえば、Aサイズを使うよりBサイズだったが、
世の中、いつの間にかA4サイズが標準サイズのようになった。
このサイズを決めたのは誰?と突き詰めてゆくと、
18世紀のドイツの学者・ゲオルグ・リヒテンベルク。
この人物、かなりの変わり者。用紙のサイズのアスペクト比を考案したり、
電気実験からリヒテンベルク図形なるものを考案したりしている。
小説も書こうとしていたが数ページ書いて放置、といった人物。
小説に関しては、そのような体(てい)たらくだったが、
彼が書き残した「アフォリズム」と呼ばれるメモ書きが多くの思想家、
ニーチェ、フロイト、ウィトゲンシュタイン、トルストイなどにも影響を与えている。
その一部を抜粋すると、
「健康であることがわかるのは失った時。人が重力に気づくのは、飛び上がったあと、
地面に打ち付けられた時。若いと、生きていること実感できないが、
老齢に達した時つくづく実感する。
また、人間は、現在・過去・未来に生きているが、
そのどれか一つでも幸せでないと感じたとき、人は不幸を感じてしまう。
そこで、宗教は、人間に第4の場を加えている。すなわち「永遠」と呼ばれるもの」。
死後に「永遠」があるように思うことによって、人はかろうじて、
不幸にならずにすんでいるということらしい。
上記のアスペクト比は、人間が心地よく感じる比率。
いわゆる、黄金比率。これは、生まれる前から共通して持っている感覚。
そんな共通感覚のように、人間は「永遠」があるということに
心地よさを感じるものらしい。

「永遠」の世界はある...?


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<了>