「モノ言えば、くちびる寒し秋の風」か... | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

秋は実りの秋という表現で表されたり、豊穣の秋といった面があるが、
気候的な面なのか、うら寂しさが漂うところがある。
ちょっと斜に構えたような表現に「モノ言えば、くちびる寒し秋の風」
などという言葉があるが、これは、もともとは芭蕉の句。
意味としては、
人の短所を言ったあとは寒々とした気持ちになる、そんなところを表したもので、
うっかりものを言うと、それが元となって災いを招く、の意味で使われる。
平たく言えば、口は災いのもと。
フランス語のことわざにも似たようなものがある。
それを紹介すると、
"Trop gratter cuit, trop parler nuit."
というもの。
ちょっと見ただけで、”韻”を踏んでいるのがわかる。
これを直訳すれば、
「掻き過ぎれば痛み、しゃべり過ぎれば災いを招く」となる。

秋が深まってゆくに従って政治世界で祭囃子ではないが
何やら喧騒な囃子声が響いてきている。
そう言えば、秋が来てから二人の大臣が辞めた。
その後、もう一人の大臣も危機に瀕したが、その危機は「口(くち)」から生まれたもの。
口から生まれた災い。これが一つの火種となって、ことによると
大火になりそうな様相もある。
そして、今また季節外れの「桜」の話題。
この問題で国会は掻き回されている、といったところだろう。
掻き過ぎることになりそうな様相でもある。

世間では、いよいよ秋が深まり、寒波襲来となるという。

かの世界でも「秋の風」が吹き荒んでいるようだ...


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<了>