ギリシャの密儀とは...? | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

映画『スター・ウォーズ(Star Wars)』の初公開は1977年。
そこから、一連のシリーズがスタートして現在でもシリーズが重ねられ、
いつ終わるとも知れない膨大な物語となっている。
映画監督・ジョージ・ルーカス(George Lucas)は、この映画のシナリオを書くにあたって、
様々な物語の類型を探ったという。それぞれに構成が似通っていることを発見。
その通りに書き上げたのが、この映画作品と言われている。
そのドラマ構成を分析すると、「発端があり、そこで小さな成功。
同志とする友人、仲間との遭遇。誤解や裏切りによる試練と挫折。どん底に落ちる。
そこで一つの救いとなる師に出会う。そこで試練を受け、
乗り越えて這い上がり、次元が上がった超越的な心身を身につける。
そして、敵と立ち向かい、勝利する。」
まさにこれこそ映画や冒険譚のお手本のような構成。
果たして、こういった類型は、いつの時代から出来上がったのだろうか?
探っていると、新プラトン派の哲学者・プルタスコスが『ギリシャの密儀』
について述べている本に巡り合った。
これを簡単に紹介すると、「ギリシャの密儀とは」
死した魂が、行く道のりと同じ道のりを歩むこと。
その道のりとは、まず死した魂は、お花畑をゆくような妙な明るさに包まれる。
先導者の導きのままに歩む。そこには違和感なく、むしろ心地よさがある。
やがて、行き着いた先は、闇の世界。不安と紆余曲折を経ていくような終わりなき旅。
恐怖は絶頂となる。そして、戦慄と驚愕。どん底に落ち込むような苦しさ。
これを試練と感じ、魂を落ち着けると、急に光が差して、
清浄なる場にいることに気づく。そこで、天使の声が響き渡り。
今まで感じたことのない爽快感に包まれて平原に出る。

2千年以上前に書かれた「ギリシャの密儀」が、まさにスターウォーズの構成そのもの。
現実に、人生の勝利者になる道も然(しか)り、ということかも。

人生は、これを意識して歩むのがいい...?


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<了>