「プロジェクトマネジメント」実践講座 (伊藤大輔著)
昨年、プロジェクトマネジメントを突然行う必要があり、急いで読んだ一冊です!
初心者にわかりやく、とても丁寧にノウハウがまとめられておりました。
プロジェクトマネジメントのイメージが変わりました。
プロジェクトマネージャとして成長するには知識・技術、経験、人間性の3つの軸を強化し、より大きなプロジェクトにチャレンジしていくことが求められます。
(抜粋)
プロジェクトマネージャは、ロジカルで、マシーンのようなイメージがあったのですが、
人間性が3つの軸の1つにはいっている事が、新しい発見でした。
当たり前と言えば、当たり前ですが。
新しいスキルが必要というよりは、持っているスキルを見える化するという事に近いと思いました。
プロジェクトのステークホルダー(個人または組織)を明確にします。そして各ステークホルダーの当プロジェクトへの公式な「関心事項」を明確にします。
(抜粋)
紙(シート)には書いていないが、この人は何に興味があるとか知っていますよね。
頭の中で。
それも、ノウハウであり、知識として記録できる事であるという事になります。
プロジェクトマネージャが、ひとりで背負うのではなく、ステークホルダー(関係者)を巻き込んで、「進めていく」ことが大事です。
「①いつまでも計画しない」「②ひとりで、計画しない」「③複雑にしない」です。
(抜粋)
どうしよう?と止まらず、関係者と話し、一歩前に進めていく思考や姿勢が、必要になります。
自分も含め、関わっている人は「人間」です。
シートの上に、すべてを見える化し、改良しつつ、進行していく。
その時に、ロジックだけで強引に進めようとせず、そこに、関係者の「こころ」も、視野に入れておくことも、きちんと説明されております。
プロジェクトマネージャは、プロジェクトチームメンバーや自信の稼働時間の管理だけではなく、「こころ」の健康についても目を向けなければなりません。
(抜粋)
このようなノウハウは、いずれDB化され、AIでアドバイスが出てくるような時代になるかもしれません。
ただし、目の前にいる人達のこころまで含めたマネージメントは、わたしたち人間、各々しかできないことだと思います。