(2018年/日本/106分)
監督:三宅唱
【ストーリー】
函館郊外の書店で働く“僕”と、一緒に暮らす失業中の静雄、“僕”の同僚である佐知子の3人は、夜通し酒を飲み、踊り、笑い合う。微妙なバランスの中で成り立つ彼らの幸福な日々は、いつも終わりの予感とともにあった。(映画.comさんより)
【かんそう】
勝手に函館三部作で完結、と思っていましたが四作目ですねー
やる気なさそうな覇気のない若者のだらだらした日常を見ていただけのような気がするのに、なぜかとてもおもしろかったです。
だらだらしているようで部屋は意外とキレイだったし、朝ごはんもちゃんともぐもぐ食べてたし、シズオのお母さんにもりんごあげてたし…生活してんだなぁーって。
意外とちゃんとしてる3人なんやな…って思いましたわ。
時々、「ん?これ、台本あるの?」て思えるシーンやセリフがあったのもこちらとスクリーンとの境界線がなくなるような感じでおもしろかったです。
とてものんびりとした時間の進み具合に思えたのですが、柄本佑さんがあるインタビューで「撮影は21日間、撮るのは1日3シーンほど。ゆっくりじっくりの現場だった」とおっしゃっているのを読んでなるほどなぁ~と思いました。
正直、クラブのシーンは「長っ!」て思っていたのですが、いつの間にか自分もそこにいるような感覚になり、気にならなくなっていました。
佐知子を演じた石橋静河さんのダンスがすごくかっこよかったのですが、石橋さん自身ダンサーさんでもあるんですよね、確か。
そんな佐知子が言うセリフで「若さってなくなっちゃうのかな」ってあったんだけど、それは若い人にしか言えへんよなぁ~って思いました。
カウントがせつなかったなぁ。
せつないカウント、といえばミシェル・ゴンドリーの『グッバイ、サマー』を思い出しますが。
くうこのおまけ
意外と「ダメダメさん集まれぇー!」な本屋さんメンバーか好きでした(^^)
うりぼう4つ:
2018.9鑑賞
ありがとうございました