そりゃ意固地になる時もありますわ
妻の愛、娘の時
(2018年/中国・台湾/121分)
監督:シルヴィア・チャン
【ストーリー】
フイイン(シルヴィア・チャン)は母親の死を見届けた後、両親を一緒にしてあげようと田舎にある父親の墓を移そうとする。彼女は妻を温かく見守る夫のシアオピン(ティエン・チュアンチュアン)と、娘のウェイウェイと連れ立ってしばらくぶりに父の郷里を訪れる。だが父の最初の妻や、彼女の肩を持つ村人たちの激しい反対に遭う。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
シルヴィア・チャン監督作品だし観に行こー、と映画についてはあまり知らずに観に行ったのですがとても良かったです。
三世代の女性のそれぞれの「愛情」「人生」を描いているのですが、それぞれの言い分が世代やなぁ、時代やなぁ、と感じさせてくれました。
おばあさんの一途な愛が泣けました。
ウェイウェイから「愛情がわかる手紙は?」と聞かれて出してきた手紙がどれも近況報告的なもので愛の言葉なんて一切書かれていなかったのに
「愛が感じられる」
というおばあさん…
これもジェネレーションギャップの一つなのかな。
いや、時代関係なく本人が「愛を感じる」というならそうなんだろうな。
私は自分の年齢的に近いからか、シルヴィア・チャン演じるあの気の強い奥さんの気持ちがなんかわかるなーでした。
彼女の夫を演じていたのが田壮壮!うぉー!びっくりしました。
映画監督です!!優しそうな、朴訥とした感じがとても良かったです。
この夫婦のあるシーンでの夫のセリフに涙が止まりませんでした。
夫はずーっと妻を変わらず愛して見守ってたんだなぁ…って。
そしてラストも優しさ感じましたねぇ…
しみじみと良かったなーと思える作品でした。
うりぼう4つ:
2018.9鑑賞
ありがとうございました