・「鮨処つく田」ミシュラン二つ星佐賀県を代表する江戸前寿司店

どうも、ｎａｔｓｕｋｉです。

テーマ　:　「国内の上質グルメ」

今回ご紹介するのはこちら、

・鮨処つく田

こちらは現在、佐賀県の食べログ評価一位であり、佐賀で唯一ミシュラン二つ星を獲得している佐賀県を代表するお店です。
こちらに伺うために事前予約の上、前回までご紹介してきた福岡グルメ旅行の際に足を伸ばして訪れました。

博多からですと電車で約1時間半近くかかる唐津駅から、徒歩10分程のところに位置します。
駅からどこを歩いても人通りは少なく、のどかでゆったりとした印象の街です。
お店は昔ながらの商店街といった感じの雰囲気の中にあります。

店内はカウンター数席のみの比較的こじんまりとしたお店です。
ディナーは17000円のお任せのみになります。
では料理詳細に。
まずはアテから。

・付き出し

・アラ

・アオリイカ

・アシナガ海老

・タコ

・サバのゴマ味噌漬け

・？

・カツオのニンニク醤油漬け

・蒸したホタテとホワイトアスパラ

・煮てから焼いたウナギ

一見王道でありつつ、擦ったアスパラをホタテで和えたり、サバのゴマ味噌漬けであったりとこちらならではの一品も楽しませてくれます。

ここからが握りになります。
・アラ

・サワラ

・アオリイカ

・車海老

・トキシラズ

・戻り鰹

・アジ

・コハダ

・蒸し鮑

・蒸しホタテ

・ウニ巻き

・蒸し穴子

・玉子

以上のコース内容です。

少し大きめのシャリは赤酢が優しく効いた、比較的あっさりとした江戸前寿司です。
海が近いエリアですが、地元ならではの珍しいネタという点では特になく、他エリアと大きな違いはありません。
マグロが提供されたかったのはおそらく過去にはないので、少し驚きでした。
全体邸にバランス良く美味しくも、個人的には味付けが優しすぎたのでもう少し酢の力強さとネタの存在感が欲しい所。
あくまで年齢的な物や個人的な好みになると思いますが、量はきちんと食べた割には食べ終わった後でも少し物足りなさを感じてしまいました。

サービスは提供含め終始大将に対応していただいたのですが、物腰柔らかく暖かい方です。
料理紹介はあったりなかったりですが、地元の事や鮨についてなど、色々なお話を聞かせていただきました。
余談ですが、どんどん提供される時が間であったりもするので、ゆっくりと食べたい方はその際には伝える事をお勧めします。

ちなみに大将はわりとお年を召された方で、跡継ぎの息子さんの世代交代も近いとの事でした。
時と場合によっては息子さんが提供する時もあるようですので、おそらく印象は少し違ってくるのかと思います。
というのも大将自体は食べ歩いたりは全くしない様ですが、対照的に息子さんは色々なお店に食べ歩きをされているようですので、伝統的な内容も世代交代されたら今後色々な変化が起きる可能性もありますね。
玉子は必ず息子さんが担当されるとの事で、作り手の違いから現代的な作りと味わいがありました。

その点を踏まえて、東京や福岡等のメイン都市にあるお寿司屋さんの進化の速さを考慮してしまうと、食べログ評価点数４点台というのには少し追い付いていない感じを見受けてしまいました。
もちろんクオリティ自体は高いのですが、残念ながら僕にとっては金額に見合う満足度には少し届かなかったです。
これまで色々な地方でトップに来るお寿司屋さんに訪れていますが、評価点数だけで見ると３割程の割合でタイムリーな評価ではないのが個人的な印象です。
もちろん逆もありますので、その見極めが肝心になってきます。

遠出でこのお店に来るまでの距離が結構あったので、少し辛口になってしまいましたが、この唐津と共に地方を盛り上げるべく今後も頑張ってほしいです。