【公演レポート1:7月7日こども定期演奏会】
七夕の日曜日、今シーズン2回目となる バークレイズ証券株式会社 特別協賛 東京交響楽団&サントリーホール「こども定期演奏会」を開催しました。梅雨らしい雨にもかかわらずご来場いただきありがとうございました!来場された皆さんはもちろん、そうでない方も公演レポートを通じて、こども定期演奏会の楽しい雰囲気を感じてくださいね!
今回の指揮者は沼尻竜典さん。テーマは音楽の要素でもっとも目立つ存在「メロディー」。特徴的なメロディーをもつ様々な曲が取り上げられました。案内役の坪井直樹さんの「メロディーってよく聞くけれど、なんだろう」という問いかけに沼尻さんが分かりやすく解説しました。コンサートマスターの水谷さんも「メロディーとは」ということにとどまらず、なぜヴァイオリニストを目指したのかについても語りました。そして「メロディー」といえば、メロディーを歌う「歌」がありますね。ソリストとして登場したのはテノール歌手の
プラチナムベスト 錦織健 [ 錦織健 ]さん。後半で歌った「オー・ソレ・ミオ」では、音を長く伸ばすところで、客席を一周ぐるりと見渡しながら歌い「あんなに息が続くの!?」と、会場からは拍手喝采でした。「テニスの“にしこり”ではなく、にしきおりです♪」ということにちなんだ演出も楽しかったですね。また「こども定期」では大人のコンサートでもなかなか聴く事のできない曲も聴くことができます。日本人作曲家(池辺晋一郎、武満徹)の2曲はテレビドラマの音楽らしくメロディーがとても印象的でした。
こども定期演奏会は2002年に開始され、今回の公演は記念すべき第70回目でした。今までたくさんの親子に聴いていただいています。これからも多くの家族の楽しい思い出に残るように続けてまいります。